承認をもらうためのスプレッドシートの作成方法を学び、電子署名でワークフローをスムーズにして、紙の消費を削減しましょう。
Excelスプレッドシートに電子署名


Acrobat Sign で時間を節約する
電子署名は、リモートワークをしているチームにとって、時間とコストを節約できる最適な方法です。会計スプレッドシートやデータ分析の文書に署名が必要なとき、電子署名はワークフローを一段とスピードアップします。手書きの署名を得る、郵便局の列に並んで文書を郵送する必要はありません。またクライアントからの文書が宅急便で来るのを待つ必要もありません。これからは、スプレッドシートをすぐにシェアして、電子署名を得るだけで済みます。
Excel の文書に署名する方法
財務関係の文書や販売データの承認と署名を得る前に、以下のようにExcelスプレッドシートを準備しなければなりません。
1.Excel スプレッドシートを準備する
ほとんどのExcel テンプレートには、署名機能が設定されていません。Windows を使用している場合、Microsoft Office の署名欄を文書に加えることができます。Excel でスプレッドシートを開き、 「挿入」/ 「署名ラインを追加」を選択します。「署名サインアップ」のダイアログボックスが、ポップアップウィンドウとして表示されます。名前の前に付けるタイトルを選び、名前を入力します。MacでExcel を使う場合は、以下の手順に従います。
2.スプレッドシートをPDFに変換する
Microsoft の Excel と Word文書では、安全な署名をするために Acrobatでは開けることができません。スプレッドシートをPDF形式としてエクスポートする必要があります。Adobe アカウントにログインし、スプレッドシートをダウンロードしてPDF に変換します。または、このチュートリアルに従い、Microsoft Office 内のExcel 文書を PDFとして保存しす。
3.スプレッドシートに署名する
PDF ファイルをAcrobatで開きます。自分自身で署名することも、相手に署名してもらうこともできます。署名欄、チェックボックス、署名者のEメールアドレスを記入する欄など、署名者が入力するフィールドをドラッグ・アンド・ドロップします。署名者がコメントを付けることができるように、テキストボックスを加えることもできます。その後、 PDFを相手に送信 して、確認してもらいます。
4.PDFをExcel シートに戻す
文書に署名をしてもらいましたら、Acrobat でPDF を開き、「PDF をエクスポート」ツールをクリックします。エクスポートの形式に「スプレッドシート」を選択し、Microsoft Excel Workbook をファイルタイプとして選択します。「エクスポート」をクリックします。PDFにスキャンされたテキストが含まれている場合は、Acrobat がテキスト認識機能を自動的に実行します。その後は、署名したExcel のワークシートファイルに名前を付け、保存するだけです。

ビジネス用にAcrobat を使う
文書やその形式 が違っても、便利な電子署名を使っていきましょう。ペーパーレスを進めていくことは、環境にもビジネスにも良いことです。電子署名は仕事にスピードと便利さを加え、しかもビジネスの目標に早く到達します。
NatWest Groupは、自社のカーボンフットプリントを少なくし、事業の生産性を上げ、安全な財務処理を確保するために電子署名を使いました。デジタルによるワークフローのおかげで、同社は9百万枚の紙、4,364立方メートル以上の水、152,407キロの木を節約することができました。
財務帳簿からプロジェクト管理のワークフローに至るまで、Excel文書は会社の運営をスムーズにするために必要不可欠な存在です。Adobe Acrobat Pro を使えば、ファイルの編集、共有、承認がこれまで以上に簡単にできます。
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