電子ノートが学生の役に立つ理由.
電子ノートは、小学校や高校などレベルを問わず、また科学や社会科など様々な教科において学生を支援します。Chromebookなど、割安な価格のノートパソコンを学生に供給する学校が近年増えてきている中、学生向けの電子ノートは、さまざまな学習方法を取り入れた教育活動の主要ツールとなっています。
学生用電子ノートの利点を幾つか見てみましょう。
1.学生の参加意欲を上げる。
インタラクティブな電子ノートは、様々な学習スタイルを使って、学生が教科に取り組めるようにし、学習にもっと意味を感じながら参加できるようにします。
2.学生の注意を引きつける。
Power Pointのように機能するGoogle Slidesや、教育向けの無料アプリGoogle Classroomといったツールは、そのハイテクな機能で学生の興味を引きつけます。
3.学生を積極的に学習に参加させる。
学生のための電子ノートは、学生が自分自身の学習方法を考えるのを助けます。電子ノートのハイパーリンクを使ったり、複数のリソースを統合すれば、学生は自分自身でオンラインリサーチができ、また、教師は学生がさらに深く追求することを奨励してあげられます。
4.資料を簡単に確認して学習。
最大のメリットとして、学生は一年を通じて電子ノートを更新できるため、次の試験に備えて、以前に学んだ授業内容や情報を簡単に振り返って見直すことができます。
5.学習結果の質を向上。
教師はこうしたツールを使って学習の目標達成し、学生が必要とし、あるいは興味を持っている様々な内容を使って学生を学習に取り組ませることで、クラス全体の成果が上がります。
例えば電子ノートを使った生物のクラスでは、学生は埋め込まれた光合成の動画を見た後、同じスライドの中にあるフルカラーの図に自分で光合成の各段階の名前を記入し、知識の定着を試すことができます。その後、学んだことをさらに応用するためにインターネットでリサーチをし、光合成に関するタンパク質や酵素についての情報、画像、グラフを使いながら新しいスライドを作成することができます。
学生の電子ノートに入れるべき内容
通常、インタラクティブノートには、教師と学生の双方が作成したさまざまなメディアや情報が入っています。例えば、フルカラーの写真、表のスクリーンショット、図、埋め込まれた動画または動画のハイパーリンク、アニメーション、ノートをスキャンした画像、その他学習している内容を理解する助けとなるもの全てが含まれています。
自分だけの電子ノートを作成する方法.
授業のために電子ノートを作成する場合、まず、情報の表示方法はどのようにするのか、その目的は何かを決めましょう。
1. 電子ノートには授業内容やその他の資料を加えることができます。学習の進捗や進め方が変わるごとに更新しましょう。
2. 電子ノート上で学生が直接取り組める宿題を出すことができます。例えば、答えを入力用フォームに書き込むことのできるインタラクティブワークシートなどです。
3. 読み物の課題の一部をアップロードしたセクションを作れば、学生たちはデバイスを使って共同でコメントを書き込めるようにすることができます。
4. 学生ははオンラインでリサーチをし、マルチメディアのセクションにリンクや写真や動画を追加できます。
5. 学生がメモを書けるように、授業と授業の間に空白のセクションを加えます。
アドビ製品を使って、良い電子ノートを作成する方法
電子ノートの内容を準備する際に、紙の文書も加えたい場合もあります。Adobe Scanのアプリを使えば、紙の文書を素早くデジタル化し、高品質のJPGまたはPDFとして電子ノートに加えることができます。
数ページ作成したら、それらのファイルを結合させて1つの文書としてまとめて電子ノートに収めましょう。ページを結合させたら、それぞれのページを削除したり入れ替えたりして、思い通りの順番で整えることができます
学生が後から書き込みできるように、書き込み可能ワークシートや空白のページを加えるには、Acrobatの「フォームを準備」機能を使って、インタラクティブテキストボックスを含むページを作成します。Acrobatが文書をスキャンし、自動的にテキストボックスを適切な場所に加えます。またはマニュアルでも希望する場所に加えることもできます。
電子ノートのサイズによっては、予想したよりもデバイス上のスペースを使うこともあります。そのような時は、 PDFファイルを圧縮することで、質を落とすことなく、Eメールで送るのに十分小さな添付ファイルにすることができます。
どのような科目でも、インタラクティブなノートは、学生の学習プロセスへの積極的な参加を促すことのできる低コストかつ効果的、魅力的な手段です。