保護者同意書に署名が必要な場合

以下のような場合に、保護者同意書への署名が必要になります。

  • 野外授業や遠足など、学校以外の場所での活動
  • 電気用工具を使う授業のように、身体的な危険が伴う可能性のある授業
  • スポーツなどのクラブ活動
電子版の保護者同意書は、保護者と教師のコミュニケーションをスムーズにします。保護者はすぐに同意書の内容を知ることができ、素早くコメントを書き入れることができます。学校は生徒に豊かな体験を与える活動について、保護者から迅速に承諾を得ることができます。

保護者同意書とは何か?

保護者同意書とは、子供が通う学校が両親または保護者に送る用紙で、これは学生が遠足や、通常の授業以外の活動に参加する時に使われます。そういった活動とは、単にカリキュラム以外の授業であったり、または屋外活動など何らかのリスクが伴う活動のこともあります。保護者同意書に記入し署名することで、子供の親または保護者は、子供がその活動に参加することを許可します。

学校は頻繁に、保護者同意書の用紙を子供を介して親に渡し、子供はそれを学校に持ってきます。しかし、例えば遠足に参加することを許可する保護者同意書が紛失したり、学校に渡すのを忘れてしまった場合、子供は遠足に参加できなくなることがあります。このようなリスクを避けるため、教師は何度か親への通知を子供に持たせ、親が子供のカバンの中の同意書を確実に見つけるようにします。

電子保護者同意書とは何か?

電子保護者同意書は、従来の紙の同意書と同じ役目を果たします。子供のカバンに入れて家に持ち帰る代わりに、用紙が学校のファイルに登録されている親のEメールアドレスに送られてきます。学校から送られてくる電子保護者同意書を、確実に受信するために、自分がこまめにチェックするEメールアドレスを学校に登録しておきましょう。

親、または保護者が電子保護者同意書を受け取ると、その用紙に電子的に記入し署名して、教師に直接送ることができます。その用紙のコピーを、後で使うために保存することもできます。電子同意書を使うことで、教師は何度も親に通知を送り、子供が用紙を無くさないか心配する時間を、迅速にEメールを全ての親に送り、その返答をチェックする作業にあてることができます。

Five children running toward the camera on a dirt path surrounded by a grove of trees on a school field trip

学校が保護者同意書を必要とする理由は?.

特別な行事は1年間の学校生活で大切なできごとです。博物館見学、国立公園への遠足、職場の見学などは生徒にとって大変有意義な活動です。しかし、生徒がそうした活動をするには、学校を出発する前に、保護者からの同意が必要になる場合があります。そのため、学校は事前に保護者同意書を用意することがあります。

生徒を野外授業に連れて行く場合、教師は保護者の承諾が必要になります。保護者同意書は、教室の外で行われる授業、スポーツや手作業を伴う授業など、身体的なリスクが伴う授業に必要となる場合があります。アメリカでは図画工作の授業で電動ツールを使ったり、陶芸クラスで炉を扱ったり、家庭科の時間に鋭利なナイフを使うような場合、教師は事前に保護者にその旨を伝えた上で授業を行う必要があります。

保護者同意書は、万が一生徒に何かが起きた時に、学校、教師、その他の関係者を法律上のトラブルから守ることができます。未成年者は、学校その他の組織を訴訟などの法的行為から守る権利放棄書に署名することはできません。この点、電子署名と電子文書を使えば、簡単に保護者同意書を作成することができ、生徒が安心して学校生活をおくることができます。

保護者同意書の記載内容

同意書または許可証のテンプレートには通常、次の内容が含まれています。

  • 生徒の氏名
  • 生徒が参加する活動の種類
  • 学習活動の開始時間、終了時間、日付
  • 緊急連絡用の電話番号
  • 該当する場合は、法的権利の放棄
  • 保護者署名欄

学校側の記録のため、保護者同意書は印刷して保存するか、PDFファイルとして保存しておきましょう。

保護者同意書と責任

保護者同意書、権利放棄書、その他の責任放棄書に署名すると、署名した人は訴訟などを起こすことができませんが、すべてがそうではありません。責任放棄や権利放棄は、学校どんな状況でも訴訟から守ることはできません。地域の法律や規制は場所によって異なります。学校、教師、付き添いの人は、生徒達の面倒を見ている間、良識ある行動を取り、適切な判断をすることが求められます。

生徒の扱いや学校について、地元の法律や規則を確かめることが必要です。未成年者を見ている時に、教師や付き添いの人にはどのような要件が課せられているのか知っておきましょう。このような必要性をよく理解すればするほど、保護者同意書について、また学校が生徒を安全に監督する手順について、さらに理解が深まります。

A museum guide giving a tour to a group of students and their teacher in front of marble statues

保護者同意書の記入方法

親はこれまで、紙の保護者同意書用紙を受け取り、それに署名して目立つ色のフォルダーにしまい、それが教師に届くことを願う、というやり方をしていました。その方法に慣れている場合、電子同意書を受け取ることに最初は戸惑うかもしれません。しかし、同意書用紙が記入可能なPDFフォームなら、そのプロセスが簡単でスムーズで、ほとんど、どのデバイスからでもできることがお分かりになるでしょう。

以下のステップに従って、Eメールで送られてきた保護者同意書や免責書に記入してみましょう。


1 Eメールに添付されている同意書のPDFファイルをダウンロードします。


2 ウェブブラウザーかPDFリーダーで用紙を開きます。


3 同意書用紙のテキストフィールドをクリックまたはタップして、情報を記入します。


4 署名欄の部分には、前もって保存しておいた署名を使うか、または新しく署名を作成するか、選択できます。


5 同意書用紙を自分のデバイスに保存します。


6 新しく記入した同意書用紙を、Eメールに添付して、この用紙を送ってきた教師に返信します。


自分のデバイスに保存した同意書のコピーは、後の参考として使うことができます。教師から返信が来たら、その教師が自分の認可を受け、その結果子供が野外授業や学校でのクラスに自由に参加できるようになったことがわかります。
A student pointing something out to their class on an interactive map during a class trip

電子保護者同意書のメリット

紙面に印刷された同意書は扱いに手間がかかることがあります。生徒は同意書を家に持って帰らなければならず、その過程で同意書が紛失しないか、あるいは子供のバッグの中で破れてしまわないか、保護者は心配します。そして、保護者に手書きで署名してもらい(例:実際の紙に署名する)、その同意書を再び学校に持っていかなければなりません。最終的には、学校はその同意書を記録のために保存する責任を負います。

電子文書はこうした問題を簡単に解決します。生徒に同意書を運んでもらう代わりに、親や保護者は教師からのメールをチェックするだけで済みます。携帯電話で文書に署名することも、また同意書の電子コピーを保存することもできます。この方法なら、誰もが必要な情報にアクセスでき、教師、学校のスタッフ、付き添いの人は携帯電話から、親の電話番号や緊急連絡先にアクセスできます。保護者に電話をかける必要がある場合、その情報を数回のクリックで見つけることができます。

デジタル同意書は、保護者がコメントや情報を付け足す場合にも便利です。例えば、生徒が一定の時間に薬を飲む必要がある、またはその他のケアが必要である場合、デジタルフォームにはそれを書く場所も十分あります。

電子同意書用紙で署名を迅速に収集。

電子同意書用紙なら、学校はさらに能率良く親や保護者に署名をしてもらえます。これまで、Eメールで紙の同意書を子供に渡したことを通知していたなら、その代わりに同意書用紙そのものを送ることにEメールを使うことができます。親は紙の用紙を確実に受け取ることを気にする代わり、親の承認を求めるEメールを検索したり、同意書用紙全体をフォルダーの中にダウンロードしてアクセスすることができます。電子同意書用紙を使えば時間を節約でき、紙の用紙を教師に渡し損ねて子供が学校の活動に参加できなくなる、ということも回避できます。

学校が新しい保護者同意書を作成したい場合も、既存のPDFを編集することで新しい同意書を作成し、保護者に署名してもらうことができます。また、以前の紙に印刷した同意書のコピーを変換して、編集可能なPDFにすることもできます。

すべて準備が整ったら、生徒は学校の外の世界で心ゆくまで活動することができます。保護者同意書をもつ教師や付き添いの人は、美術館、自然の恵み、科学や産業の中心となる場所など、教室の外で学べる場所へ生徒を連れて行って学習させることができます。

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