デザインに「一味」加えられるシナモンカラー
シナモンや他の色を使って、温もり、耐性などをデザインコンセプトで表現する方法をご紹介します。
「シナモン」は、常備しておくと便利な香辛料というだけではありません。デザインカラーとしても、万能なのです。すべての色には意味があります。アーティストやデザイナーは、よく、温もりや大地との繋がりを感じさせたいときにシナモンを主役色として使用します。ここでは、この色の詳細と、デザインに効果的に使用する方法をご紹介します。
シナモンという色が持つ意味
シナモンは、その名の由来となった香辛料の色と同様の、温かみのある茶色がかったオレンジ色です。香辛料のシナモンは、特定の樹種の内部樹皮から採取されます。このような、自然や大地と関わりのあるイメージから、シナモンは「地に足がついた感覚」、「安心感」、「回復力」、「頼りがい」などを象徴するのによく使用されます。また、居心地の良さを表現することもできます。
茶色の特定の色調は、人によっては「鈍さ」、「予測可能性」、さらには「孤立」など、よりネガティブなイメージを感じさせることもあります。とはいえ、シナモンは他の茶色よりも温かい色調を持つため、通常は、よりポジティブな感情と関連付けられます。
16進数コード#D2691E
RGB値210、105、30
シナモンの同系色
シナモンのバリエーションを増やしたい場合、アロイオレンジ(#C46210)、キャラメル(#85461E)、ゴールデンブラウン(#996515)などの色を試してみてください。
シナモンと合わせやすい色
ウィート(小麦色)、マルーン、ダークグレー、チョコレートにシナモンを加えると、心地良い秋の日を思わせる、穏やかなオーガニックカラーの配色を作ることができます。これらさまざまな色の組み合わせで、シナモンをメインで使った場合とアクセントで使った場合で印象がどう変わるか試してみましょう。
シナモンは、補色と組み合わせることも可能です。イエローはピュアブルーの、オレンジはミディアムブルーの補色です。シナモンは茶色がかったオレンジ色なので、ダークシアンやドジャーブルーなどの色を合わせると、デザインにカラフルなコントラストが生まれます。**グラフィックデザイン**のコンセプトに一工夫加える方法を、さらに見つけましょう。
次のプロジェクトには、シナモンや他のブラウン系カラーを、ぜひ、取り入れてみてください。ロゴやアイコンから、イラストやポスター作品まで。 Adobe Illustrator、Photoshop、**InDesign**を使って制作できるものをご覧ください。