冴えない色と決めつけず、オリーブグリーンを取り入れる

この複雑さを秘めた黄緑色について理解を深め、どのように他の色と組み合わせれば、デザインコンセプトの中で狙ったメッセージを伝えられるか学びましょう。

どんな色もそれぞれ異なる主張を持っており、アーティストやデザイナーは色を使ってメッセージをより豊かに、はっきりと伝えようとします。オリーブグリーンの持つ意味について詳しく学び、デザインプロジェクトの中で効果的に活用する方法を身につけましょう。

オリーブグリーンの持つ意味

オリーブグリーンは平和や調和を表すほか、洗練された雰囲気を表現するために使われることも多い、複雑な黄緑系のカラーです。ご想像の通り、この色の名は植物のオリーブから取られたものです。知覚や共感を示す色でもあり、人類のシンボルとして用いられることもあります。昔から軍服に使われてきた「オリーブドラブ」(#6B8E23)に関連していますが、同じ色というわけではありません。また、ダークオリーブグリーン(#556B2F)と呼ばれる別の色調もあります。

16進コード:#BAB86C

RGB値:186、184、108

その他の類似する色

オリーブグリーンに代わる他の色をお探しの方は、オリーブ(#808000)、イエロー(#FFFF00)、グリーン(#00FF00)、イエローグリーン(#9ACD32)、セージグリーン(#B2AC88)などを試してみてください。

オリーブグリーンと他の色の組み合わせ方

オリーブグリーンは対照的な2つの効果を持つユニークな色で、デザインの調子を和らげて落ち着かせることもできますし、逆にコントラストを付けて目立たせることも可能です。次のコンビネーションをプロジェクトで試してみてください。

オリーブグリーンは、どんな色調の青色ともうまく調和します。この2色を組み合わせると、デザインに安らぎと静寂の雰囲気をもたらすことができます。

オリーブグリーンの持つエネルギーに注目を集めたい場合は、マルーンやベージュ、タンといったサポートカラーを合わせてみましょう。

オリーブグリーンとホワイトを共に用いると、落ち着きとリラックス感を醸し出すことができます。調和のとれた雰囲気を作り出したいときには、この2色を組み合わせてみてください。

オリーブグリーンは落ち着いた色なので忘れられがちですが、パレットに加えることでさまざまな役割を担えるカラーです。デザインに洗練された雰囲気を加えたい場合や、他の色をうまく引き立たせたりバランスを取ったりするのが難しい場合には、オリーブグリーンを使ってみてください。グラフィックデザインコンセプトに利用できる、カラーホイールのさらなる活用方法を見てみましょう。

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