7つのweb広告のバナーサイズと、役立つ無料バナー作成ツールの紹介

webサイトに広告を設置するときの適切なバナーサイズを7つのweb広告に沿ってご紹介します。

Adobe Expressを早速試しましょう


web広告とは、インターネット上で公開される広告全般を指します。GoogleやYahoo!などのwebサイトに表示されるディスプレイ広告や、SNSプラットフォームに配信されるSNS広告もそのひとつです。

ディスプレイ広告は、ページ上の広告枠にバナーを設置して宣伝するので、一般的に「バナー広告」と呼ばれています。また、SNS広告でもバナー形式で表示されるものが多く利用されています。

バナーには、大きいものや小さいもの、横長のものや縦長のものなど、様々なサイズがあります。より効果的にユーザーに宣伝するための視覚的な工夫が施されているのです。

この記事では、ディスプレイ広告やSNS広告に適した画像バナーサイズについて解説しています。また、カンタンな操作で指定したサイズのバナーを作れる、無料のデザインツール「Adobe Express」もご紹介します。

Adobe Expressは様々なフォントや複数の画像素材を自由に使えるので、コンセプトに合った広告を作れますよ。

Levels
1

広告用バナーとは?役割と効果

webサイトやアプリを閲覧しているユーザーに向けて、画面の端からその存在をアピールしてくる広告バナー。バナーは、広告主が提供するお得な情報やキャンペーンなどを視覚的に伝える看板です。ユーザーの視界に入りやすい場所に、最適なサイズのバナーを使用して商品を宣伝することで、その商品の認知度を高めます。

バナーとは

バナー(banner)は、直訳すると「旗」や「のぼり」という意味です。つまり、バナーとは「ここにこんな情報がありますよ」とユーザーに伝えるための目印だといえます。

バナーは売りたい商品に関する情報を簡潔に伝えるための宣伝ツールで、画像や動画、テキストなどで構成されています。また、webサイトやアプリ画面の一部として、自然にユーザーの視界に入るように配置されているのが特徴です。ユーザーがバナーをクリックすると、広告主が設定したwebページへと移動して、その商品についての詳しい情報を得られるようになっています。

広告用バナーのオススメサイズ

バナーは、webサイトを見る人の目に留まりやすいように、サイズや掲載場所が工夫されています。しかし、使うデバイスや掲載場所によっては、バナーサイズが合っていないとバナーの一部が見切れたり、想定した通りの見た目で表示されなかったりすることもあります。

この記事では、一般的によく使われているバナーのサイズを、ディスプレイ広告とSNS広告に分けてご紹介します。掲載したい場所や目的に合わせて、最適なサイズを選んでみてください。

ディスプレイ広告(バナー広告)の基本的なバナーサイズ

まずは、GDN(Google広告/Google Display Network)やYDA(Yahoo!広告/Yahoo Display Ads/旧YDN)で表示されるディスプレイ広告について、PCとスマートフォンに適したバナーサイズを見ていきましょう。

PCに適したバナーサイズ

PCは画面が広い分、大きいバナーが設置できるので、インパクトの強いバナーサイズが使えます。また、バナーサイズが大きいと画像やテキストのレイアウトをしやすいという利点があります。大きめのバナーサイズで、使いやすいものは次の3つです。

・120×600 px(スカイスクレイパー)
「スカイスクレイパー(超高層ビル)」と呼ばれる縦長のバナーで、画面の左右の端に設置されます。

・160×600 px(スカイスクレイパー)
120×600 pxより少し幅が広いサイズのスカイスクレイパーです。

・728×90 px(ビッグバナー)
横に細長い、長方形のバナーです。横幅を広くとる広告サイズであるため、ページの上部や下部などに配置されることが多いです。


スマートフォンに適したバナーサイズ

スマートフォンでは小さめのバナーを使用しましょう。スマートフォンに適したサイズは、次の2つです。

・320×50 px(モバイルバナー)
小さいサイズで横に長い長方形のバナーです。

・320×100 px(モバイルバナー)
320×50 pxよりも高さのあるモバイルバナーです。

PCとスマートフォンのどちらにも適用できるバナーサイズ

バナーサイズがたくさんあることはわかったけれど、実際に設置するとなると、どのサイズから作ればよいのかわからない。そういう場合は、まずはPCとスマートフォンの両方で使用できる、汎用性の高いバナーサイズをおさえましょう。推奨されているバナーサイズは次の2つです。

・300×250 px(レクタングル中)
正方形に近い横長の長方形のバナーです。PCの場合、画面のサイドバーに表示されることが多いサイズです。

この「300×250 px」は、GDNとYDAのどちらも推奨しているバナーサイズです。バナーを設置するときは、PCにもスマートフォンにも掲載しやすい、このバナーサイズから作成してみましょう。

・336×280 px(レクタングル大)
正方形に近い横長の長方形のバナーです。サイズは336×280 pxとレクタングル(中)よりも少し大きく、コンテンツ内など目立つ場所に使われることが多いバナーです。

SNS広告に適したバナーサイズ

SNS広告では、プラットフォームに適したバナーのサイズを、アスペクト比(画像の縦横の長さの比)で表します。後ほど紹介するすべての配信先で採用されているアスペクト比(画像の縦横の長さの比)は、「1.91:1」と「1:1」です。

まず、「1.91:1」のアスペクト比である「1,200x628 px」のバナーは後述のすべてのSNS広告で利用可能なサイズです。また、「1:1」も、解像度こそ各SNSで異なりますが、あらゆるプラットフォームで利用できるアスペクト比です。まずは上記のいずれかのアスペクト比で作ってみましょう。

・1.91:1(1,200x628 px)

・1:1(1,080x1,080 px)

配信先7サービスの広告バナーサイズまとめ

ディスプレイ広告やSNS広告などのweb広告は、配信先によってそれぞれ入稿規定が決められています。webサイトやFacebookなど自分の目的とする場所に設置する際には、各配信先で使用できるバナーサイズを正確に把握することが大切です。

この章では、代表的なweb広告であるGDNとYDAのディスプレイ広告のほか、5つのSNS広告の画像広告のサイズについて見ていきましょう。

※各広告の詳細や最新情報については、ヘルプページを確認してください。

ディスプレイ広告(バナー広告)のバナーサイズ

GDNとYDAで配信されるバナー広告について、一般的なサイズは以下のとおりです。

1. Google広告(GDN)

バナーサイズ

ヘルプページ:第三者配信に関する要件 - Google 広告ポリシー ヘルプ

2. Yahoo!広告(YDA / 旧YDN)

バナーサイズ

ヘルプページ:バナー(画像)- 運用型 - ヘルプ - Yahoo!広告

レスポンシブディスプレイ広告について

ディスプレイ広告(バナー広告)について調べていると、「レスポンシブ広告」という言葉を見かけることがあります。レスポンシブ広告とは、入稿した画像や動画、テキストを自動的に組み合わせて生成してくれる広告のことです。

バナー広告は決められたサイズ以外では表示されませんが、レスポンシブ広告は配信される広告枠のサイズに合わせて情報を自動で最適化するので便利です。なお、レスポンシブ広告は広告枠によって表示サイズが変わることから、画像の端がトリミングされてしまう場合があります。伝えたい情報や重要な部分は、端の方に配置しないようにしましょう。

GDNとYDAで推奨されるレスポンシブ広告の画像サイズは次の通りです。

ヘルプページ:

レスポンシブディスプレイ広告を作成する - Google 広告ヘルプ

Google 広告の仕様: 広告フォーマット、サイズ、ベスト プラクティス

レスポンシブ(画像)- 運用型 - ヘルプ - Yahoo!広告

SNS広告のバナーサイズ

SNS広告で使用される一般的なサイズは以下のとおりです。ここでは、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、LINEの5つのSNSの画像広告に関する推奨事項を紹介しています。

3. Facebook広告

バナーサイズ

(※)比率許容誤差:画像の縦と横の長さが、比率によって算出された数字と違っても許容される差。例)比率許容誤差3%、アスペクト比1:1、解像度1,080×1,080 px の場合、許容範囲は1,112×1,080 px

ヘルプページ:広告形式の仕様と推奨事項 | Facebook広告ガイド

4. Instagram広告

バナーサイズ

ヘルプページ:広告形式の仕様と推奨事項 | Facebook広告ガイド

5. X広告(旧Twitter広告)

・バナーサイズ

ヘルプページ:Twitter広告クリエイティブの仕様

6. TikTok広告

バナーサイズ

ヘルプページ:静止画広告の規定

7.LINE広告

画像サイズ

ヘルプページ:LINE広告(LINE Ads) 入稿規定マニュアル

画像内のテキストの詰め込みに注意しよう!

SNS広告を配信するときの画像内のテキスト使用量は、全体の20%以内を目安に詰め込み過ぎないように気を付けましょう。

参考:画像広告のベストプラクティス

ここまで、ディスプレイ広告やSNS広告のバナーサイズについて解説しました。次はこれらのバナーを無料で作れるツールについて見ていきましょう。

広告用バナーは無料で作れる!自作バナーで集客力UP!バナー作成に使える無料テンプレート

バナーサイズがわかれば、今度は実際にバナーを作ってみましょう。バナーの作成には、無料のデザイン作成ツール「Adobe Express」がオススメです。Adobe Expressは豊富な素材を備えた便利なツールで、直感的な操作でカンタンにバナーを作れます。

Adobe Expressのテンプレートをカスタマイズすると、素早く高品質なバナー広告ができますよ。

Tasks
banner-web
Topics
q

Collection ID

(To pull in manually curated templates if needed)

Orientation


(Horizontal/Vertical)

Vertical

Width


(Full, Std, sixcols)

Std

Limit


(number of templates to load each pagination. Min. 5)

42
Animated
All

Sort

Most Viewed

Rare & Original

Newest to Oldest

Oldest to Newest

Newest to Oldest
Locales
JP OR EN

Premium


(true, false, all) true or false will limit to premium only or free only.

false

今すぐAdobe Expressでバナー広告を作ってみましょう

それでは、実際にAdobe Expressを使ってバナーを作る手順を見てみましょう。ここではPCを使った作成方法をご紹介しますが、スマートフォンアプリでも作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

【iPhone・iOS用】アプリをダウンロードする

【Android用】アプリをダウンロードする

【手順1】Adobe Expressにログインする

お持ちのGoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使ってAdobe Expressに無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。

【手順2】広告に適したサイズを探す

ログインしたら下の画面が表示されるので、画面の左上にある青い丸をクリックして作成を開始します。

1.青い丸を押すとサイズを選ぶ画面が表示されるので、広告サイズの一覧を表示するために、検索窓に「広告」と入力します。

2.選択できる広告の種類が表示されるので、作りたい広告を選択しましょう。各項目にカーソルを合わせると薄い字で「〇×〇 px」と表示されます。今回は「Facebook広告」を選択します。

Facebook広告に適した「1,080×1,080 px」の空白のキャンバスが表示されるので、ここに自由に広告を作成していきましょう。

左のメニューから、広告の作成に使用できる素材を見つけられます。例えばテキストを置きたいときは「テキスト」から、画像を探したいときは「メディア」から、図形(シェイプ)やイラスト、背景素材などを探したいときは「デザイン素材」から見つけられます。

「テンプレート」から、先ほど紹介したテンプレートを探して利用することもできます。

【手順3】サイズの設定方法

広告バナーのサイズは多種多様です。作りたいサイズがある場合は、自分で数値を設定することも可能です。

同じように青いボタンを押して、新規プロジェクトを始めます。

今回は「サイズを指定」をクリックします。

サイズを指摘できるパネルが表示されるので、ビッグバナーのサイズである幅728、高さ90を入力します。

すると、ビッグバナー用のキャンバスが作られました。ここに画像やテキストを追加してデザインしていくだけで、オリジナルのバナーを作れます。

Adobe Expressで目的に合った広告用バナーを作成しよう

広告用バナーを作成するときは、自分が発信する情報を、どのように見せたいかを考える必要があります。より多くのユーザーに認識してもらい、興味を持ってクリックしてもらうためには、よい印象を与えるバナーを作成したいですね。

Adobe Expressは、操作がカンタンで使える素材が豊富にあるので、目的に合ったバナーを作成するにはぴったりのツールです。Adobe Expressを活用して、あなただけのデザインを考えてみてくださいね。

Adobe Expressに無料でログインする