続いて、効果的な映画ポスターを作るポイントを見ていきましょう。
映画ポスターを作る前に知っておきたい4つのポイント
映画のポスターは、映画の魅力を一目で伝える大事な役割を果たします。そして、効果的なポスターを作成するには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、映画ポスターを作る際に知っておきたい4つのポイントを紹介します。
【ポイント1】まずはコンセプトを明確にしよう
まずは作品全体における「コンセプト」を明確にしましょう。作品のコンセプトを明確化することで、「ポスターにどのような役割を求めるか」「ポスターのテイストはどういった方向性にするか」といったことが自然と決まっていきます。例えば、ホラー映画であれば恐怖や緊張感のあるデザインを前面に出したポスターが一般的です。しかし、例えば「観客を驚かせる」というコンセプトの場合は、一見すると穏やかな雰囲気のポスターに仕上げ、映画を見て初めてホラー作品であることがわかったり、ポスターの細部を見ていくと不気味な要素が散りばめられていることに気付くような仕掛けも考えられます。このように、コンセプトに沿って考えることでポスターの方向性やデザインが一貫し、ポスターの効果をより高められます。
【ポイント2】ポスターに盛り込む情報を決めよう
映画のテーマやメッセージを視覚的に伝えるために、ポスターに盛り込む情報を事前に決めておくことも重要です。主要なキャラクターや物語のキーになるアイテム、公開日・公開場所などの上映情報だったりと、まずは盛り込む要素を書き出しましょう。映画のポスターに盛り込む情報として、主に以下の項目が挙げられます。
・映画のタイトル
・キャッチコピー
・主要なキャラクターやシンボル
・公開日と上映場所
・スタッフとキャストの名前
・映画のロゴや製作会社のロゴ
【ポイント3】盛り込む要素の大小や優先順位を決めよう
盛り込む要素の重要度を考慮して、優先順位をつけることも大切です。例えば、映画のタイトルは最も重要なので、大きく目立つように配置します。次に、キャッチコピーや主要キャラクターのビジュアルも重要な要素なので、目立つ位置に配置しましょう。一方、スタッフやキャストの名前、製作会社の情報などは補足的な情報として、タイトルやキャッチコピーよりも小さなサイズで配置されるのが一般的です。ただし、どの情報の優先度を高めるかは、映画のコンセプトやターゲットによって変わるため、あくまで目安に考えましょう。
【ポイント4】デザインのレイアウトを考えよう
ポスターを作る前に、大まかなレイアウトを考えておくことも重要です。ポスターを見る人の視線が、自然に重要な情報に向かうようにデザインしてみましょう。例えば、タイトルやキャッチコピー、主要キャラクターの順に視線が流れるように要素を配置したり、文字や素材の大きさを変えたりといった工夫が考えられます。また、ポスターには映画のテーマや雰囲気に合った色を選び、視覚的なインパクトも大事にしましょう。そのほか、テキストの配置に余裕を持たせて、情報を詰め込みすぎないことも大切です。
ちなみに、以下の記事ではポスター制作のノウハウを詳しく解説しています。映画のポスターに限らず、さまざまなポスターデザインに役立てられるので、ぜひご覧ください。
ポスターをおしゃれにデザインできる無料テンプレート!作成方法やコツも解説
Adobe Expressを使った映画ポスターの作成手順
それでは、映画のポスターを作成してみましょう。ここからはPCブラウザ版のAdobe Expressを使って、ポスターの作り方を解説します。
【手順1】Adobe Expressにアクセス
まずはPCのブラウザでAdobe Expressにアクセスし、GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使って無料ログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
Adobe Expressに無料ログインする
ログイン後、以下のような「新規プロジェクトを作成」の画面が表示されます。
【手順2】テンプレートの選択
チラシのテンプレートを選択しましょう。画面上部にある検索窓に「映画 ポスター」と入力して検索します。Adobe Expressはテンプレートが豊富で、様々なジャンルのポスターがあるので、お好みのものがすぐ見つかるはずです。
ここでは、次のような設定で実際にポスターを作ってみます。
- 市が制作した母子の絆を描いたストーリー
- 日時:9月1日
- 場所:市民会館ホール
- 上映料金 大人:2,000円/子ども:1,000円
使いたいテンプレートが決まったら選択し、「このテンプレートを使用」をクリックして編集画面に進みましょう。
【手順3】文字やフォントを変更する
以下のような編集画面に切り替わったら、テンプレートを自由に編集できるようになります。フォントの種類やサイズ、画像素材の入れ替え、素材の付け足しなど、クリエイティブに関する一通りの操作が可能です。
今回は、まずフォントから編集してみます。テンプレートの文字を変更したいときは、変更箇所の文字をクリックしてください。
画面左側にテキストを編集できるウィンドウが開くので、テキストやフォントを変更しましょう。フォントメニューからは、Adobe Express内の豊富なフォントを使えます。
ちなみに、オススメのフォントを教えてくれる機能も備えているので、ぜひ色々なフォントを試してみてください。ただし、漢字や英字など、文字の種類によっては変換されないフォントもあるので、確認しながら選びましょう。
今回は元のテンプレートのデザインを活かし、フォントはそのままの「貂明朝」を使用します。タイトルの「今日の幸福」を「母の歌」に変更し、タイトル上下に配置されていたテキストボックスを削除しました。
また、キャッチコピーの文言や見出しのサイズなど変更し、見栄えをさらにブラッシュアップしていきます。今回はテンプレート上部の受賞情報を削除し、その位置に監督名のテキストを挿入。そして画面右側にはキャッチコピーを置きました。
ちなみに、縦書きでテキストを設置したい場合には一文字ずつ区切って配置すると、変更や調整がしやすくなります。Adobe Expressでは複数の要素をまとめるグループ化もできるので、各要素を一つの図形として移動・編集することが可能です。また、テキストボックスや図形を動かす際には自動でガイド線が表示されるため、かんたんかつ綺麗にレイアウトができますよ。
続いて、キャストの情報や上映情報などを追加していきます。
今回はメインビジュアルのイメージが映えるように、ポスター下部に情報をまとめます。
公開日がパッと分かるように日付を一番大きくし、公開予定の日付に変えました。
その次にメインキャストの名前を中程度のサイズで設置し、制作情報などは、それよりもさらに小さい文字で並べます。一般的な映画のポスターにはチケット料金などは記載されないケースが多いですが、今回は市で制作した映画ということで、ポスター内に料金情報も含めました。
完成したポスターがこちらです。
わずか数分、たったの数ステップで映画のポスターを作成できました。
ちなみに、今回はテンプレートの画像をそのまま使用しましたが、背景や素材画像の入れ替えなども自由にできます。手順は以下の画像のとおりです。
実際に映画のポスターを作成する場合には、メインビジュアルの画像を入れ替えてデザインするケースがほとんどでしょう。一方で、Adobe Expressのテンプレートはある程度構図ができあがっているため、フォントや素材の配置をサッと調整して、最後に画像だけを入れ替えるといった制作スタイルも可能です。
【手順4】完成したポスターのダウンロード
最後に、ポスターが完成したら、編集画面の右上にある「ダウンロード」ボタンをクリックして、保存しましょう。
編集画面の上部にあるダウンロードボタンをクリックすると、ダウンロードメニューが開きます。出力形式を選び、紫色のダウンロードボタンをクリックして完了です。ちなみに、ポスターを印刷する場合は、表示崩れの少ないPDF形式を選ぶのがおすすめです。
【手順5】ポスターを印刷する
ダウンロードが完了したら印刷をしましょう。自宅のプリンターを使う方法、コンビニやスーパーなどのマルチコピー機を使う方法、印刷業者に依頼する方法があります。方法ごとのオススメのやり方は以下の表をご参照ください。