Adobe PDF Print Engine

Adobe PDF Print Engineについて

Adobe PDF Print EngineはPDFをレンダリングするソフトウェア開発キット（SDK）です。グラフィック、テキスト、画像をラスターに変換してデジタルプレス、ワイドフォーマットプリンター、ラベルプリンター、プレートセッターで使用できるようにします。

Adobe PDF Print Engineのバージョン6の新機能とは？

PDF Print Engineのバージョン6は、16年間にわたる画期的な機能、パフォーマンス向上、革新的なアーキテクチャの上に構築されています。新機能には、ECG（広色域）印刷、スペクトルブランドカラー、高度な画像スケーリング、グラフィックと後加工の統合、ニス版/白版の自動生成、強化されたバリアブル印刷機能が含まれます。詳細については、https://www.adobe.com/jp/products/pdfprintengine/whats-new.htmlをご覧ください。

Mercury RIPアーキテクチャについて

Mercury RIPアーキテクチャは、PDF Print Engineの複数のインスタンスを並行して処理させるための並列処理フレームワークです。Mercury RIPは、複数のCPUコア、複数のブレードサーバー、ネットワークシステム、RIPソフトウェア上で動作し、複数の印刷機を同時に動作させることができます。Mercury RIPは、使用可能なインスタンスにジョブサーフェスを動的に割り当てます。パッケージ、産業用印刷、ダイレクトメール、バリアブル印刷（VDP）ジョブに最適です。詳細については、https://www.adobe.com/jp/products/pdfprintengine/mercury.htmlをご覧ください。20を超える製品がMercury RIPアーキテクチャで認定されています。

PDF／XおよびPDF／VTとは何ですか？

PDF／Xは国際規格であり、ISO15930で定義されています。この規格は、商業印刷用のPDFファイルを作成するために最適な方法を指定しています。「X」は「eXchange」の略です。PDF／Xファイルは、Adobe IllustratorやInDesignなどのデザインアプリケーションから書き出されます。最新バージョンは2020年に公開されたPDF/X-6です。

PDF/VTはISO 16612で規格化されています。この規格はPDF/Xに基づいて構築されており、VDP用のPDFファイルを作成するために最適な方法を指定しています。「V」は「Variable」を、「T」は「Transactional」を表します。PDF／VTファイルはVDPアプリケーションによって生成されます。最新バージョンはPDF／VT-3で、PDF／X-6に基づいて構築されています。