webページをPDFとして保存しておくと、オフラインでも気軽に閲覧できるほか、メールに添付して共有したり、お使いの生成AIサービスと連携させたりと、様々な場面で役立ちます。ここでは、webページのPDF化に便利な方法を紹介しながら、それぞれの具体的な手順をわかりやすく解説します。
webページをPDFに変換する3つの方法
webページをPDFに変換する手段はいくつかあります。
ここでは、以下3つの方法をご紹介します。
- AcrobatでwebページをPDFに変換する方法
- Google ChromeでwebページをPDFに変換する方法
- Microsoft EdgeでwebページをPDFに変換する方法
AcrobatでwebページをPDFに変換する方法
ご使用のブラウザーでAdobe Acrobat の拡張機能を有効にすると、Adobe Acrobat PDF ツールを直接web上で利用できるようになり、webページをPDFに変換するオプションも使用できるようになります。
この拡張機能は「Adobe Acrobat オンラインツール」の一部として提供されており、PDFの作成や編集など、様々な機能をブラウザー上で利用できます。
【Google Chrome】Adobe Acrobat オンラインツールの拡張機能をインストールする
【Microsoft Edge】Adobe Acrobat オンラインツールの拡張機能をインストールする
特に普段からPDFを扱う機会が多い方は、すぐにツールを立ち上げられて便利なので、ぜひご活用ください。
それでは実際の操作画面と共に確認していきましょう。
まずは、PDFに変換したいwebページを開きます。
次に、アドレスバーの右側にあるアイコンをクリックしましょう。
すると、先ほど追加した拡張機能が表示されるので、続けてクリックしてください。
すると、Adobe Acrobatの変換ツールが開くので、その中から「WebページをPDFに変換」を選択しましょう。
変換の処理が完了するとダイアログボックスが開くので、保存先を選択し、ファイル名を入力して、「保存」を選択しましょう。
これでwebページのPDF化は完了です。
たったの数ステップでPDF化できるのはとても便利ですよね。もしAcrobatを利用できない場合でも、ブラウザーの標準機能を使って簡単にPDFを作成することができます。
Google ChromeでwebページをPDFに変換する方法
Google Chromeでは、標準機能だけでwebページをPDF化できます。
手順は以下のとおりです。
- PDFに変換したいwebページを開き、Ctrl + Pキーを押します(MacはCommand + Pキー)。
- 表示された印刷ダイアログの「送信先」プルダウンメニューから「PDFに保存」を選択します。
- 「保存」ボタンをクリックします。
- 保存先とファイル名を指定し、「保存」をクリックします。
- 指定した場所にPDFファイルが保存されます。
Chrome以外のブラウザーを利用している場合でも、同様にPDF化できる方法があります。次はMicrosoft Edgeでの操作手順を見ていきましょう。
Microsoft EdgeでwebページをPDFに変換する方法
Microsoft EdgeでもカンタンにwebページをPDFに保存できます。
具体的な操作方法は以下のとおりです。
- PDFに変換したいwebページを開き、Ctrl + Pキーを押します(MacはCommand + Pキー)。
- 表示された印刷ダイアログの「プリンター」から「PDFとして保存」を選択します。
- 「保存」ボタンをクリックします。
- 保存先とファイル名を指定し、「保存」をクリックします。
- 指定した場所にPDFファイルが保存されます。
webサイトをPDFに変換する方法
1ページではなく、「webサイトを丸ごと」を保存したいときは、Acrobat Proのwebキャプチャ機能がオススメです。指定したURLを起点にページをたどって自動で取り込み、PDFに変換してくれます。
まずはAcrobat Pro を起動し、画面上部のメニューから「作成」>「Webページ」を選びます。
すると、URLを入力するダイアログが表示されるので、まずはPDFに変換したいページのURLを入力してください。
次に、画面中央の「複数レベルをキャプチャ」にチェックを入れましょう。
ここで、キャプチャする範囲を設定するメニューを開けます。
サイト全体をPDFに変換したいときは「サイト全体」。
PDFに変換する範囲を指定したいときは「レベル数を指定」の入力欄に数字を入力します。
レベル数を設定する際は、以下の表を参考にしてください。
なお、webサイトによっては、ページ数が数百や数千単位にも及ぶ場合があります。
大規模なwebサイトを変換すると、システムの速度が遅くなったり、応答しなくなったりすることがあるため注意しましょう。
また、ハードディスクの空き容量や空きメモリがすべて使用されて、システムがクラッシュする可能性もあります。そのため、まず1レベル分のページをダウンロードし、それらのページからダウンロードが必要なリンクを探す方法をオススメします。
そして、最後に「作成」ボタンをクリックすると自動で処理が始まります。
以上がwebサイトをPDFに変換する方法でした。
それでは最後に改めて、今回紹介したツールについておさらいしましょう。
無料のPDF編集ツール「Adobe Acrobat オンラインツール」
Acrobat オンラインツールは、ブラウザー上でPDFの編集や変換ができる無料ツールです。
ソフトのインストールは不要で、インターネット環境があれば、PCやスマホ、タブレットで手軽に利用できます。
基本操作はファイルをドラッグ&ドロップするだけと、とてもカンタン。「結合」「編集(コメント)」機能のほか、「変換」「圧縮」、ワンクリックで文書を要約してくれるAIアシスタント機能など、PDFに関する25以上の機能が揃っています。
セキュリティ面にも配慮されていて安全に使えるので、日々の業務にぜひお役立てください。
Acrobatオンラインツールをチェックしてみる
より高度な機能を使いたい、あるいは電子署名や機密情報の取り扱いまで含めてPDF業務を管理したい場合は、有料版のAcrobat Proがオススメです。
高度なPDF編集ツール「Adobe Acrobat Pro」
Acrobat Proは直接編集から電子署名に至るまで、充実の機能が搭載されたPDFツールです。Acrobat Proなら、機密情報を完全に削除できる「墨消し」や、複数ファイルを比較して差分を確認できる「文書比較」など、ビジネスシーンで役立つ多彩な機能も利用できます。
7日間の無料お試し期間があるので、この機会にぜひお試しください。
Acrobat Proを7日間の無料お試し期間で使ってみる
また、企業利用に最適な法人向けAcrobatでは、ライセンスの割り当てや付け替えが非常に楽になります。
法人向けAcrobatを契約した後に付与される、専用のダッシュボード「Admin Console」では、ユーザーライセンスの一元管理が可能です。アカウントの作成・検索・更新・削除が自由に行えるほか、各メンバーの利用状況やストレージ容量の確認、共有機能へのアクセス制限もできます。
なお、以下の記事では、企業利用にオススメしたい「法人向けAdobe Acrobat」についてわかりやすく解説しています。
文書管理にお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。
https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg
ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください
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