ここでは、ソフトウェアの不正コピーに関してよくある質問にお答えします。
- OEM版ソフトウェアをそれが附属していたコンピューターではないコンピューターにインストールすることは合法ですか?
- 上司から指示された場合、業務用ソフトウェアを自宅のコンピューターにインストールできますか?
- 1本のソフトウェアのシングルライセンスを購入し、それを複数のコンピューターにインストールすることはできますか?
- 著作権侵害に対する最大の刑罰は何ですか?
- 著作権侵害の罪で実際に刑務所に入ることはあるのですか?
- 偽造ソフトウェアとは何ですか?どうすれば偽造だと見分けることができるのですか?
- 著作権法は誰にとってメリットがあるのですか?
- ソフトウェアを購入すると、どのようなものが得られますか?
- 不正なソフトウェアを購入または使用するとどのようなリスクがありますか?
- 私の会社では、いつもソフトウェアのディスクを使い回しています。皆、会社が購入したソフトウェアだから問題ないと思い込んでいるのです。
OEM版ソフトウェアをそれが附属していたコンピューターではないコンピューターにインストールすることは合法ですか?
いいえ。OEMソフトウェア契約は、販売用ハードウェアにプリインストールされているソフトウェアだけを対象としているので、このソフトウェアをハードウェアなしで販売すれば、ソフトウェアパブリッシャーとの許諾契約に違反することになります。
上司から指示された場合、業務用ソフトウェアを自宅のコンピューターにインストールできますか?
状況によります。ライセンスによっては、2台のコンピューターへのインストールが認められており、その場合、1台は職場、もう1台は自宅用または出張用(ラップトップなど)のコンピューターにインストールできます。ただし、通常、その2台は同一人物が使用するものであること、2台同時には使用しないことという条件が付いています。
1本のソフトウェアのシングルライセンスを購入し、それを複数のコンピューターにインストールすることはできますか?
いいえ。これはソフトウェアの個人的不正使用にあたり、ほとんどの使用許諾契約では許可されていません。つまり、友人や同僚とソフトウェアを「共用」することは認められず、また、ライセンスが2台目での使用を認めていない限り、自宅用または出張用のコンピューターにソフトウェアをインストールすることもできないということです。
著作権侵害に対する最大の刑罰は何ですか?
日本では、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、または併科が科せられます。また、法人への罰金としては最大3億円が科されます。
著作権侵害の罪で実際に刑務所に入ることはあるのですか?
はい、あります。
偽造ソフトウェアとは何ですか?どうすれば偽造だと見分けることができるのですか?
偽造ソフトウェアとは、認可された業者以外の誰かによって複製されたソフトウェアのハードコピーです。本物のように見えるかもしれませんが、わりと簡単に本物と区別できることがよくあります。極端に安いソフトウェアを提供された場合、不正コピー製品を買わされたり受け取ったりしている可能性を示す、次のような兆候がないか探してください。
- ソフトウェアに紙の付随資料がない
- マニュアルがコピーされたものである、または入っていない
- ソフトウェアが本物に見えない(例:ソフトウェア、製品パッケージ、または付随資料の品質が劣っている、または手書きのラベルが貼ってある)
- シリアル番号およびCDキーがCD、ジャケット、またはCDケースに印刷されている
- 1つのCDに複数のアプリケーションが収録されている(特にそれらが異なるメーカー製の場合)
- ソフトウェアの価格が小売価格とかけ離れて低い
著作権法は誰にとってメリットがあるのですか?
皆にとってメリットがあります。著作権法は、コンピューターソフトウェア会社のソフトウェア開発への投資を保護することで、ソフトウェア会社のクリエイティブで革新的な新製品開発への投資を促します。ソフトウェア会社は、収益の大部分を新製品の開発につぎ込むので、このサイクルを続けるようと思えば、投資に対する正当な見返りが必要となります。プログラマー、ライター、グラフィックアーティストなどから成るソフトウェア開発チームは、開発したソフトウェアが利益を生み出せば、その努力に対する正当な対価を受け取ることができます。著作権法による保護がなければ、彼らは、必要性の高いスキルを習得するための教育ソフトウェア、時間・労力・経費の削減を可能にするビジネスソフトウェア、余暇を充実させるエンターテイメントおよび個人生産性ソフトウェアといった、今や私たちの日常生活において非常に重要な位置を占める、価値あるプログラムを作り出すことができません。
ソフトウェアを購入すると、どのようなものが得られますか?
正規のソフトウェアを購入すると、ユーザーガイドとチュートリアル、クイックリファレンスカードなどが付いてくるほか、アップグレード購入の機会、テクニカルサポートをソフトウェアパブリッシャーから受けることができます。正規のアドビ製品なら、プログラムは安全で安心。サポートも充実しています。ほとんどのソフトウェアプログラムでは、製品パッケージに入っている登録やアップグレードの案内書に、ユーザー特典に関する説明が書かれています。
不正なソフトウェアを購入または使用するとどのようなリスクがありますか?
不正なソフトウェアを購入したり使用したりするのは、企業にとっても個人ユーザーにとっても危険なことです。開発者に対価が還元されないようなソフトウェアを使用すると法的および倫理的にどのような結果を招くかということは別にしても、企業は実益を失うことになります。不正なソフトウェアの使用には、次のようなリスクが伴います。
- 正しく機能しない、あるいはまったく機能しないソフトウェアである可能性が高い
- カスタマーサポート、アップグレード、テクニカルドキュメンテーション、トレーニング、バグフィックスなどを利用できなくなる
- 投資を守るための保証がない
- ウイルス、スパイウェア、アドウェアに感染し、貴重なデータが破壊されたり、ひどいときには犯罪者の手に渡る危険性が増す
- 著作権侵害に対して高額の罰金を科せられる可能性がある
- 評判や名声が損なわれ、企業の場合、悪い評判から取り返しがつかないほど業績が落ちることがある
私の会社では、いつもソフトウェアのディスクを使い回しています。皆、会社が購入したソフトウェアだから問題ないと思い込んでいるのです。
多くの従業員は、企業も一般人と同様に著作権法に拘束されるということを認識していません。ソフトウェアを不正使用すると、企業(および場合により関係する個人)は著作権侵害の責任を問われることがあります。その結果、そうした責任を懸念する企業が、ソフトウェア使用ポリシーを明文化することが増えてきました。従業員は、自宅や社内の他のコンピューターで使用する目的で会社のソフトウェアのコピーを余分に作成すると、懲戒処分を受けることがあります。正規のソフトウェア製品は、それを実行するコンピューター1台につき1本用意するというルールを覚えておきましょう。
