「iPadにたくさんのPDF文書を保存しすぎて、必要なファイルが見つからない」
そんなときは、同じ種類のPDFファイルどうしを1つにまとめておくと、目当てのファイルを見つけやすくなります。
この記事では、iPad内に保存したPDF文書を、無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」を使って結合する方法を紹介します。
また、ファイルサイズの圧縮やページの並べ替えなど、PDF文書の整理に役立つほかの機能も、あわせて紹介します。
Acrobat オンラインツールを使えば、iPhoneやAndroid端末でも今回の記事と同様の手順で作業ができます。
PDFファイルの整理にお困りの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
iPad・iPhoneで無料の「Adobe Acrobat オンラインツール」を使って複数のPDFを結合する
「Adobe Acrobat オンラインツール」は、画像や文書ファイルをPDFファイルに変換したり、PDFファイルを編集したりできる無料のオンラインツールです。
「PDF 結合」の機能を使えば、3つの手順でカンタンにPDFファイルの結合が完了します。
また、最大100件までのファイルを一度に結合でき、最長1,500ページのPDFファイルの作成が可能。
大量のPDFファイルを一括で結合したい場合にもオススメです。
ではここから、iPadを使ったAcrobat オンラインツールの使用手順を解説します。
なお、iPhoneでも同様の手順で結合できます。
※PDFファイルを結合する場合、あらかじめファイルをiPad内に保存する必要があります。
iPadにPDFファイルを保存する方法は、以下の記事を参照してください。
【手順1】Adobe Acrobat オンラインツールにPDFファイルをアップロードする
「PDFを結合」のページにアクセスすると、以下のような画面が開きます。
画面中央の「ファイルを選択」をタップし、iPadに保存されているPDFファイルを選択します。
アップロードが完了すると、保存されたPDFファイルが一覧で表示されます。
結合したいPDFファイルをタップして選択した後、右上の「開く」をタップしてアップロードします。
【手順2】PDFファイルの順番を並べ替える
PDFファイルはアップロードした順に結合されます。
ファイルの結合順を変えたい場合は、ファイル名を長押しして、移動させたい位置までスライドさせると、順番を入れ替えられます。
ファイルの順番が決まったら、右上の「結合」をタップします。
【手順3】PDFファイルをダウンロードする
さらに、ポップアップ内の「ダウンロード」をタップしてください。
以上で、PDFファイルの結合は完了です。
この方法で、実際に1年分たまっていた電気代の明細書を、結合して1つのファイルにまとめてみました。
1つのPDFファイルにまとめておくことで、月々の電気料金や使用量の推移が確認しやすくなります。
つい、たまりがちな携帯料金の明細書や保険料控除証明書などのPDF書類も、同様にファイルを結合してまとめておけば、確定申告や年末調整の際にファイルを探す手間が減り大変便利です。
なお、冒頭でも説明しましたが、iPhoneやAndroid端末でも、同様の操作でPDFを結合できます。
自宅にプリンターがない場合、スマホでPDFファイルを結合すれば、そのままコンビニのネットプリント用アプリを使って、コンビニでプリントでき便利です。
では続いて、Acrobat オンラインツールを使ってiPad内のPDFファイルを整理する際に役立つ、ほかの機能も紹介します。
こちらもぜひ参考にしてみてください。
iPad内のPDF文書整理に役立つ機能
Acrobat オンラインツールには「PDFを結合」以外にも、PDFに関する様々な機能が用意されています。
その中から、特に「iPad内に保存したPDF文書の整理」に役立つ6つの機能を紹介します。
容量の大きなPDFファイルのサイズを圧縮して軽量化できます。
3段階の圧縮レベルから軽量化の度合いを選択できるため、目的に応じた軽量化が可能です。
PDFファイルを圧縮すれば、iPadの空き容量が少ないときストレージを増やせ便利です。
PDFファイルの中から特定のページのみを削除できます。
PDFファイルの不要なページを削除して整理するのに便利です。
PDFファイルの中から特定のページを抽出できます。
必要なページだけを印刷したいときや、ほかの人に共有したいときに便利です。
PDFファイルのページを入れ替えられます。
結合後、順番を変更したいときに便利です。
PDFファイルに新しくページを追加できます。
例えば、これまで結合した電気代の明細書に今月分を追加する場合、位置を指定して挿入できるので便利です。
結合したPDFファイルにページ番号を追加できます。
ページ番号は、各ページの上下左右、任意の場所に追加でき、指定したページから番号を開始することも可能です。
ここまで、iPad内のPDFファイル整理に役立つ、Acrobat オンラインツールの便利な機能を見てきました。
最後に、Acrobat オンラインツールの特長についてカンタンに紹介します。
iPadでのPDF文書の整理に便利な「Adobe Acrobat オンラインツール」
「Adobe Acrobat オンラインツール」は、PDF形式を開発したアドビ社の公式ツールです。
無料で使えるうえにインストールの必要もなく、ブラウザ上で手軽にPDFファイルの結合や圧縮、削除などの機能を使えます。
【Adobe Acrobat オンラインツールが選ばれる理由】
●操作がカンタンでわかりやすい
画面の案内に沿ってタップするだけで、誰でもカンタンに操作できます。
操作がわかりやすいので、iPadでの作業がサクサク快適に行えます。
●デバイスを選ばず使える
Acrobat オンラインツールは、iPadだけでなくiPhoneやAndroid端末でも利用できます。
また、MacやWindowsなどのOSに関わらず作業できるのも魅力です。
PDF文書の閲覧はiPadで、細かいPDF編集作業はWindowsのPCで行うなど、目的に応じて便利にデバイスを使い分けられます。
●PDFに関する20以上の機能が無料で使える
これまで紹介した機能のほかにも、iPadに保存したPDF文書にハイライトや下線を入れて見やすくしたり、メモを書き加えたりする機能もあります。
以下の記事では、Acrobat オンラインツールで使えるすべての機能と詳しい使い方を紹介していますので、こちらも参考にしてください。
はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド(概略版)
Acrobat オンラインツールは、Acrobat StandardやAcrobat Pro、Creative Cloudのコンプリートプランを契約している方なら、無制限で利用できます。
PDFファイルの結合をはじめ、iPadでのPDF文書の整理が快適になる「Adobe Acrobat オンラインツール」を、この機会にぜひお試しください。
(執筆:ウェブライダー)
https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg
ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください
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