おせちのチラシ をテンプレートでカンタンに作成!お正月らしいデザインのコツも紹介

無料で名刺を作成
毎年8~9月頃に始まるおせちの予約受付。この時期に合わせてチラシを準備する飲食店や食品販売店にとっては、広告コストを抑えつつ、確実に予約を確保することが欠かせません。
そんなときに役立つのが「Adobe Express」のテンプレートです。Adobe Expressには華やかで洗練された素材やテンプレートが豊富に揃っており、写真やテキストを差し替えるだけで、カンタンにチラシを作成できます。
さらに、完成したチラシはラクスルと連携して、そのまま印刷・配送まで対応が可能。制作から配布準備までを効率化できるため、限られた期間でもスムーズに集客施策を進められます。
この記事では、時間をかけずに魅力的なチラシを作る方法と、予約につながるデザインのコツをご紹介します。
※当記事の情報は、2025年4月時点のものです。アプリケーションのバージョンにより、操作画面のUIや機能が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
おせちのチラシ作成にオススメのテンプレート集
「自分でおせちのチラシを作りたい。でも、洗練されたデザインに仕上げる自信がない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
パソコンやスマホで使えるデザインツール「Adobe Express」なら、プロが手がけたテンプレートを活用して、手軽にクオリティの高いチラシを作成できます。
高級感のあるものからポップなものまで、テンプレートのバリエーションも豊富なので、イメージに合うものを選んで、気軽に試してみてください。
Collection ID
(To pull in manually curated templates if needed)
Orientation
(Horizontal/Vertical)
Width
(Full, Std, sixcols)
Limit
(number of templates to load each pagination. Min. 5)
Sort
Most Viewed
Rare & Original
Newest to Oldest
Oldest to Newest
Premium
(true, false, all) true or false will limit to premium only or free only.
Adobe Expressでおせちのチラシをカンタンに作る方法
チラシに載せる情報が決まったら、さっそくデザインを始めましょう。
ここからは、Adobe Expressのテンプレートを使って、おせちのチラシを作る方法を解説します。
ここではPCで作成する手順をご紹介しますが、アプリを使ってスマホやタブレットでデザインすることも可能です。
まずは、PCのブラウザーでAdobe Expressにアクセスし、GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使って無料でアカウントを作成してください。登録は30秒ほどで完了します。
【PC】ブラウザでAdobe Expressを使う
【手順1】テンプレートを選ぶ
まずは、テンプレートを選択します。
「テンプレート」をクリックし、検索窓に「おせち チラシ」と入力するか、以下のリンク先からテンプレートを探してみてください。
おせち チラシのテンプレートを見る
好みのテンプレートを選んだら「このテンプレートを使用」をクリックし、編集画面に進みます。
今回はこちらのテンプレートを使用し、個人経営の和食店を想定した「おせちのチラシ」を作成します。
【手順2】画像を変更する
次に、テンプレート内の画像を変更してみましょう。画像にロックがかかっている場合は、右クリックで解除します。
変更したい画像を選択し、右クリックで表示されるプルダウンメニューの「置換」を選択します。
「デバイスからアップロード」をクリックし、PCに保存されている画像を選びましょう。
置き換えた画像を選んでドラッグすると、配置やサイズを自由に調整できます。
画像の明るさや色合いを調整したい場合は、画像を選択し、「編集」>「調整」をクリックしましょう。
「コントラスト」「彩度」「ぼかし」など、感覚的に調整できる機能が揃っています。
【手順3】テキストを編集する
画像を変更できたら、テンプレート内のテキストを変更しましょう。画像内のテキストボックスを選択すると、テキストを編集できます。
フォントの種類や色、大きさなどの変更が可能です。テンプレートの雰囲気に合わせてオススメのフォントも表示されるので、いろいろ試しながら、イメージにぴったりなものを見つけてみましょう。
色を変更する際は「塗り」をクリックし、「スウォッチ」や「カスタム」「スポイト」から指定します。
アウトライン(枠線)を付ける場合は、「アウトライン」の「スウォッチ」や「カスタム」「スポイト」から選択します。
また、線幅を変更する際は「アウトラインの幅」をクリックし、数値を調整しましょう。
さらに、「効果」からシャドウを付けていきます。
今回は「光彩」の白いシャドウが付いていたので、「カスタム」をクリックし、黒いシャドウに変更します。
今回はテキストの高さをバラバラに配置したいので、「おせち」のテキストボックスをコピー&ペーストし、同じものを3つ作ります。
「おせち」のテキストから、それぞれ2文字を削除して、1文字ずつ「お」「せ」「ち」のテキストボックスを作り、配置します。
文字間隔や行間は「文字間隔」から変更できます。
新たにテキストを追加したい場合は、「テキスト」>「テキストを追加」をクリックすれば、テキストボックスを配置できます。
テンプレート内の不要なテキストや素材は、選択してゴミ箱アイコンをクリックすると、カンタンに削除できます。
【手順4】素材を変更・追加する
新たにデザイン素材を追加したい場合は、「素材」をクリックし、「デザイン素材」や「アイコン」などから検索してみましょう。
今回は「デザイン素材」を選び、「和風 丸」で検索しました。
検索結果の中から気に入ったものをクリックするだけで、自動的にカンバスに追加されます。
次に、素材の色を変更していきます。
「効果」>「ダブルトーン」をクリックしましょう。
「カスタム」を選び、「スウォッチ」や「カスタム」「スポイト」から、「シャドウ」と「ハイライト」の色を変更します。
今回は「スポイト」で「おせち」のテキストの色を抽出し、素材に適用しました。
ボックスの枠線をドラッグして表示範囲を絞り込むと、不要な部分を隠し、使いたい素材を残してトリミングできます。
なお、雲のモチーフは「雲 和風」で検索し、追加しています。
【手順5】QRコードを追加する
QRコードをチラシに掲載しておくと、スマートフォンでおせちの詳細情報にすぐアクセスできるようになります。
例えば、公式サイトの商品ページや店舗のSNSをリンク先に設定すれば、セット内容(重箱・祝い箸・風呂敷など)や食材の産地、アレルギー表示など、紙面では伝えきれない情報も補完できます。
以下のリンクをクリックすると、Adobe Expressの「QRコードを生成」のページに飛べます。
表示されたポップアップ内の入力欄に、QRコードにしたいURLを貼り付けましょう。デザインのテイストに合わせて、QRコードの色やスタイルを変更できます。デザインが決まったら、「ダウンロード」ボタンで保存してください。
保存したQRコードをチラシデザインの中に取り込むには、「メディア」>「デバイスからアップロード」をクリックします。
アップロードしたQRコードを配置したら、おせちのチラシのデザインの完成です。
ここまで、おせちのチラシ作成に必要な準備や印刷の方法についてご紹介してきました。
続いては、実際にチラシを仕上げるうえで、おせちの魅力をしっかりと伝えるために意識したいポイントをお伝えします。
おせちのチラシの魅力を引き立てるデザインの4つのコツ
おせちのチラシを作成する際は、見た目の華やかさだけでなく、料理そのものの魅力をしっかり伝えることが大切です。 年末年始という特別な時期を彩る料理のチラシだからこそ、「大切な人と一緒に食べたい」と感じられるような、心に響くデザインが求められます。
ここでは、そんな魅力的なチラシ作りに役立つ4つのコツをご紹介します。
【コツ1】料理写真が引き立つシンプルなレイアウトを意識する
おせちの魅力を伝えるうえで、最も大きな役割を果たすのは料理写真です。重箱に彩りよく詰められた料理の美しさが、第一印象を決定付けます。
写真を大きく配置し、周りの文字や装飾は最小限に抑えることで、料理そのものが自然と際立つでしょう。また、余白を適度に取ると、チラシ全体に落ち着きと上品さが生まれます。
【コツ2】お正月らしさを感じさせる配色を選ぶ
おせちのチラシに使う色は、料理の魅力や華やかな雰囲気を伝える大切な要素です。色にはそれぞれ意味があり、赤・金・白といった、正月飾りや伝統的な行事によく使われる色を効果的に取り入れることで、和の雰囲気や特別感を自然に演出できます。
- 赤:祝いの色として古くから使われており、温かくめでたい印象を与えます
- 金:豪華さや格の高さを表現し、特別感や高級感を演出します
- 白:清らかさや新しさを象徴し、全体を引き締める役割を果たします
また、黒は伝統的なお正月の色ではないものの、高級感や重厚さを演出できる色として、おせちのチラシにも多く用いられています。
【コツ3】和の雰囲気が伝わる書体を用いる
フォントはチラシ全体の印象を左右する、大切なデザイン要素です。おせちのチラシには、「明朝体」や「行書体」など、伝統的な雰囲気を持つ書体を使うと、お正月らしさや和の趣が引き立ちます。
タイトルなど目立たせたい部分には、行書体をはじめ、毛筆の流れを感じさせるフォントを取り入れると、格式や特別感が際立つでしょう。
一方で、価格や連絡先といった実用的な情報には、読みやすさを重視した書体を選ぶのが効果的です。游明朝体やヒラギノ明朝のように線が整った明朝体を用いると、情報にメリハリが生まれ、全体の雰囲気を損なわずに視認性も確保できます。
【コツ4】お正月を感じさせるモチーフで彩りを添える
デザインの中に松竹梅や扇、雲など和のモチーフをさりげなく取り入れることで、お正月らしさが一層引き立ちます。例えば、予約締切日や特典情報の周囲に、金の扇をあしらった装飾枠を添えれば、視線を集めつつ、華やかさも加わります。
ただし、モチーフを多用しすぎると、主役である料理写真の魅力が埋もれてしまう恐れがあります。 あくまで全体の統一感を保ちつつ、季節感を添えるアクセントとしてうまく取り入れるのがポイントです。
ここまで、おせちの魅力をより伝えるためのデザイン面の工夫についてご紹介してきました。
続いては、実際に予約や購入へとつなげるために、チラシに盛り込みたい情報のまとめ方や見せ方のポイントをお伝えします。
売上につなげるおせちのチラシ4つのポイント
写真や情報の見せ方まで丁寧に設計されたチラシは、読み手の印象に残りやすく、予約や購入を促進するきっかけになります。 ここでは、お客さまの興味を引き、予約や購入へと自然につながるチラシを作成するための4つのポイントをご紹介します。
【ポイント1】おせちの内容・特長・こだわりを伝える
まずは、販売するおせちの特長やコンセプトを明確にしましょう。
例えば「少人数向けのコンパクトなセット」「三世代で楽しめるバラエティ重視の品」「素材の味を活かした自然派志向」など、どのようなニーズに応えるかを具体的に記載することで、購入を検討しているお客さまが自分に合うかを判断しやすくなります。
さらに、地元食材を取り入れていることや、伊勢海老・蟹などの高級食材を使用していること、秘伝のだしや手間をかけた仕込みなど、こだわりのポイントも明確に伝えると効果的です。
味わいの魅力だけでなく、素材へのこだわりや調理への丁寧な姿勢を示すことで、品質への信頼や安心感を持ってもらいやすくなります。
【ポイント2】画質のよい料理写真を載せる
料理写真は、チラシ全体の印象を大きく左右します。おせちの華やかさや品格を伝えるには、盛り付けや重箱の質感まで細やかに映る、高解像度の写真を使用しましょう。
なお、撮影後に仕上がりが気になるときには、Adobe Expressの画像補正機能を使ってみましょう。写真の明るさや色味が整っていると、料理の鮮度や彩りがより引き立ち、見る人に「おいしそう」と感じてもらいやすくなります。
Adobe Expressで写真を自動補正する方法
【ポイント3】内容量・価格・予約方法などを明記する
購入を検討しているお客さまにとって、情報のわかりやすさは非常に重要です。
「4人前」や「全25品目入り」といった具体的な内容量を明記することで、他の商品との比較や購入の判断がしやすくなります。
また、価格や予約方法・連絡先も見やすい位置に明記しましょう。電話番号やメールアドレスに加えて、オンライン注文用のQRコードを掲載すれば、スマホからスムーズに申し込みまで進んでもらえます。
【ポイント4】数量限定や早割など、お得感が伝わる工夫を
「○月○日までの予約で10%OFF」「限定100食」などの特典情報は、購入を後押しする有力な要素です。こうした情報はチラシ内の目立つ位置に配置することで、訴求力を高められます。
「限定」「先着」などのキーワードは、見る人の購買心を後押ししますが、過度な煽り表現は不信感を招くおそれもあります。安心して申し込んでもらうためにも、特典の内容や条件は、正確かつ明確に記載しましょう。
なお、お得感や希少性を伝えるには、レイアウトや書体の工夫もポイントです。
洗練されたおせちのチラシで効果的にアピールしよう
この記事では、Adobe Expressを使っておせちのチラシをカンタンに作成する方法をご紹介しました。おせちの魅力をしっかりと伝えるチラシを用意できれば、お客さまの関心を集めやすくなり、販売促進にもつながります。
Adobe Expressなら、洗練されたテンプレートを活用して、誰でも短時間で印象的なチラシをデザインできます。ぜひ、お正月にふさわしい華やかさや特別感のあるチラシを作ってみてください。