学校で配付するチラシ をテンプレートで簡単作成!電子配付にも対応

無料で名刺を作成
とはいえ、忙しい日々の中で「見やすく整ったチラシ」を作成するのは大変だと感じられることもあるでしょう。
そこでこの記事では、無料デザインツール「Adobe Express」を使って、誰でも手軽にチラシを作成する方法をご紹介します。さらに、作成したチラシを学校で配付する際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
学校で配付するチラシのテンプレート
Adobe Expressは、誰でもカンタンに使える無料のデザインツールです。プロのデザイナーが作成した豊富なテンプレートが揃っており、学校で配付するチラシやおたよりも、手軽に作成できます。今すぐチラシを作成したい方は、Adobe Expressのテンプレートをチェックしてみてください。
Collection ID
(To pull in manually curated templates if needed)
Orientation
(Horizontal/Vertical)
Width
(Full, Std, sixcols)
Limit
(number of templates to load each pagination. Min. 5)
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(true, false, all) true or false will limit to premium only or free only.
テンプレートからデザインのアイデアをもらったら、さっそくチラシ作りを始めてみましょう。
しかし、学校で配付されるチラシといっても、文化祭や保護者会の案内、学級通信など、内容や目的は様々です。情報をわかりやすく届けるためには、事前に押さえておきたいポイントがあります。
次の章では、チラシを作成する前に意識しておきたい3つのポイントをご紹介します。
学校で配付するチラシを作るための3つのポイント
それでは、さっそくチラシを作成するためのポイントを押さえていきましょう。
「誰に何を伝え、どのような方法で届けるか」を意識することで、情報が的確に伝わり、行事への参加や学校への理解を促すチラシが作れます。
学校で配付するチラシを作る際には、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 誰に届けたいチラシなのかを明確にする
- 情報の優先順位を付けてレイアウトする
- 学校での配付方法を確認する
それぞれのポイントを詳しくご紹介します。
【ポイント1】誰に届けたいチラシなのかを明確にする
まずは、「誰に読んでもらいたいか」をはっきりさせましょう。
それによって、掲載すべき情報やデザインの方向性は変わります。
例えば「小学校で開催されるお祭り」のチラシなら、メインの読み手は「小学生とその保護者」です。
この場合、小学校低学年で習う漢字を中心に使ったやさしい言葉や、親しみやすいイラストを用いると、子どもたちの関心を引きやすくなります。
一方で、「学級通信」や「クラス懇談会の案内」などの保護者向けの内容であれば、開催日時や持ち物、参加方法などを簡潔かつ正確に伝えることが重要です。
フォントや色味も落ち着いたものを選び、信頼感や読みやすさを重視したデザインに仕上げるとよいでしょう。
チラシを誰に届けたいのかが曖昧なままでは、情報がぼやけてしまい、何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
そのため、まずは誰に何を伝えるのかを明確にしてから、チラシの構成やデザインの方向性を決めることが大切です。
【ポイント2】情報の優先順位を付けてレイアウトする
チラシは、短時間で必要な情報を伝えるためのものです。
正しく情報を届けるためには、多くの情報を詰め込むのではなく、「何を一番伝えたいのか」を明確にし、見やすく整理することが大切です。
例えば「小学校で開催されるお祭り」のチラシでは、以下のように情報を整理できます。
- 重要な情報:開催日時、会場、申し込み方法
- 補足情報:プログラム内容、持ち物、雨天時開催の有無、連絡先、地図
さらに、チラシ全体の構成が見えてきたら、ラフレイアウト(ざっくりとした下書き)を作成しましょう。
ラフレイアウトを作ると、チラシの完成イメージが明確になるだけでなく、どこに何を配置するかを整理できるため、デザインを効率的に進められます。
レイアウトを考える際は、「人の視線の動き」を意識しましょう。
- 横書きの場合:左上から右下へ「Z」を描く動き
- 縦書きの場合:右上から左下へ「N」を描く動き
この視線の流れを意識して、特に目立たせたいところは、左上・中央・右下などの注目ポイントに配置すると、より情報が伝わりやすいチラシになります。
【ポイント3】学校での配付方法を確認する
チラシの構成やレイアウトを考えると同時に、どのように配付するのかも確認しておきましょう。
配付方法によって最適な印刷サイズやファイル形式、必要部数などが異なるためです。学校でよく用いられるチラシの配付方法には、以下の3つがあります。
1.児童・生徒を通じて配付する
印刷したチラシを各児童・生徒に配り、家庭に持ち帰ってもらう方法です。この場合、A4〜B5サイズなどの家庭で保管しやすい大きさにし、必要部数は「生徒数+予備」を目安に用意します。
学校で印刷する場合は、カラー印刷の可否・印刷部数の上限・用紙の持ち込みなどのルールを確認しておくと安心です。
2.校内に掲示する
校内の掲示板や各教室などに掲示する方法です。
この場合、遠くからでも見やすいよう、A3以上の大きめのサイズで作成するのがオススメです。用紙サイズが大きい分、文字サイズや写真も大きくレイアウトし、離れたところから見ても伝わるように工夫します。
拡大すると画質が粗くなってしまう場合は、Adobe Expressの「シャープ」機能が便利です。画像をドラッグ&ドロップしてスライダーで調整するだけで、くっきりと鮮やかに仕上がります。
また、掲示物をきれいに貼るためのコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
学校用ポスターを簡単に作る方法【無料テンプレート使用】
3.電子配付する(メール・アプリ・web)
最近増えているのが、PDF形式でデジタル配付する方法です。
保護者宛にメールや連絡アプリで送ったり、webサイトやSNSに掲載したりする方法が、多くの学校で採用されるようになりました。紙に印刷する場合、画質が落ちたり、意図した色合いにならなかったりと、デザインに制限がかかる可能性があります。
一方で、電子配付の場合は、印刷の制約がないため、フルカラーや鮮やかなデザインを気兼ねなく使えます。
また、内容の修正や情報更新があっても、すぐに再配信できるのも大きなメリットです。Adobe Expressなら、高画質なPDFとして書き出せるため、スマホやPCでもデザインが崩れず読みやすい状態でチラシを配信できます。
このように「誰に・何を・どう届けるか」を考えてデザインすることで、見やすく伝わりやすいチラシ作成がスムーズに進みます。
それでは次に、Adobe Expressを使ったチラシ作成の具体的な手順を見ていきましょう。
Adobe Expressを使って学校で配付するチラシを作る方法
それでは、実際にAdobe Expressのテンプレートを編集しながら、チラシを作成してみましょう。
この記事では、ブラウザー版Adobe Expressを使った方法を解説しますが、モバイルアプリを使えば、スマホやタブレットからデザインすることも可能です。
※当記事の情報は、2025年4月時点のものです。アプリケーションのバージョンにより、操作画面のUIや機能が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
【手順1】Adobe Expressにログインする
まずは、PCのブラウザーでAdobe Expressにアクセスし、GoogleアカウントやSNSアカウント、メールアドレスを使って無料でログインしてください。登録は30秒ほどで完了します。
【手順2】テンプレートを選ぶ
次に、テンプレートを選びます。
「テンプレート」をクリックし、検索窓に「学校 チラシ」「イベント チラシ」などと入力して検索しましょう。
好みのテンプレートが見つかったら「このテンプレートを使用」をクリックし、編集画面に進みます。
チラシを初めて作成する方や、チラシのサイズ選びに迷う方は、以下の記事も参考にしてください。
【販促用途別】チラシサイズの選び方とチラシ作成のポイント
【手順3】画像を変更・追加する
テンプレート内の画像を変更するには、画像をクリックして「置換」を選びます。
手持ちの画像を使う場合は、「アップロードして置換」をクリックし、PCに保存されている画像を選びましょう。
Adobe Express上の素材を使う場合は、「写真」や「デザイン素材」をクリックし、検索窓にキーワードを入力して素材を探します。
画像を選択すると、自動的にカンバスに適用されます。背景画像を変更したい場合も、同様の操作で差し替えが可能です。
新たに手持ちの画像を追加したい場合は、「メディア」>「デバイスからアップロード」をクリックしましょう。
または、検索窓にキーワードを入力して、Adobe Expressで提供されている画像素材を探すことも可能です。
画像を選択した状態で、「切り抜き」アイコンをクリックすると、ハートや星などの複雑な形も、テクニックいらずできれいに切り抜けます。
画像の明るさや色合いを調整したい場合は、「効果」から「フィルター」や「トーン」を使ってみましょう。
調整アイコンをクリックすると、加工の強度を自由に調整できます。直感的な操作でイメージに合った加工ができるので、ぜひ使ってみてください。
【手順4】テキストを変更する
次に、テンプレート内のテキストを変更します。
変更したいテキストボックスをダブルクリックして、内容を編集してください。
ツールバーからはフォントの種類や色、大きさなどを変更できます。
テンプレートの雰囲気に合う「おすすめのフォント」も表示されるので、様々なフォントを試しながら、イメージにぴったりなものを選びましょう。
新規でテキストボックスを追加するには、ツールバーの「テキスト」>「テキストを追加」をクリックしてください。
【手順5】QRコードを追加する
イベントページや学校のwebサイトへのアクセスを促すには、QRコードの活用が効果的です。
行事の雰囲気や申し込み方法など、チラシ内では伝えきれない情報を届けられるほか、チラシを見て興味を持った人が、問い合わせや申し込みをしやすいメリットがあります。
まずは、以下のリンクをクリックして、Adobe Expressの「QRコードを生成」のページにアクセスしてください。
表示されたポップアップ内の入力欄に、QRコードにしたいURLを貼り付けましょう。
デザインのテイストに合わせて、QRコードの色やスタイルを変更できます。デザインが決まったら、「ダウンロード」ボタンで保存してください。
QRコードの画像をダウンロードできたら、【手順3】と同様に「メディア」>「デバイスからアップロード」の順にクリックして配置しましょう。
●「共有」機能でデザインを確認してもらう方法
ひととおりデザインの調整が終わったら、文字が読みにくいところはないか、位置がズレていないか、また情報が間違っていないかなどを確認します。可能であれば、Adobe Expressの「共有」機能を活用して、ほかの人に改善点をフィードバックしてもらいましょう。
「共有」ボタンをクリックすると、ファイルを共有するためのウィンドウが開きます。公開範囲や編集権限を設定して「リンクをコピー」をクリックすれば、共有リンクの準備は完了です。
リンクをメールやチャットツールで共有すれば、相手が近くにいない場合でも、すぐにデザインを確認してもらったり、直接手直ししてもらったりできます。確認作業をスピーディーに進められるだけでなく、デザインのクオリティ向上にも役立つ機能なので、ぜひ活用してみてください。
【手順6】ダウンロードする
チラシのデザインが確定したら、ファイルをダウンロードしましょう。「ダウンロード」をクリックして、チラシの配付方法に合ったファイル形式を選びます。
- PDF印刷:紙で配付する場合
- PDF規格:メールや連絡アプリで電子配信する場合
- PNG、JPEG:webサイトやSNSに掲載する場合
なお、「PDF印刷」を選ぶと、「内トンボを追加」や「裁ち落としを表示」といったオプションが表示されます。これらは、印刷後に余白をきれいにカットしやすくするための設定です。
チラシを美しく仕上げたい場合は、ぜひ活用してみてください。
学校のチラシやおたより制作に!Adobe Expressがオススメな4つの理由
Adobe Expressは、誰でもカンタンに操作できるデザインツールです。
テンプレートやデザイン素材を活用すれば、チラシやおたよりはもちろん、ポスターやスローガンなどの掲示物も手軽に作成できます。
ここでは、Adobe Expressが学校現場に役立つ4つの理由をご紹介します。
理由1.豊富なテンプレートで効率よく作れる
Adobe Expressには、学校行事の案内やおたよりなどの様々なシーンに対応できるテンプレートが豊富に揃っています。
テキストや写真、イラストなどを入れ替えるだけで、あっという間に見やすく整った制作物が完成します。
さらに、学校に関連するアイコンやイラストなどが豊富なため、外部から素材を探さずAdobe Express内で揃うのも大きな魅力です。
デザイン作成がスピーディーに進むため、他の業務のための時間をしっかり確保でき、業務負担を軽減できます。
理由2.画像の切り抜きやQRコード作成など便利な機能が豊富
Adobe Expressには、デザイン作成をサポートしてくれる便利な機能が数多く備わっています。
例えば「背景を削除」機能を使えば、写真から不要な背景をすばやく削除できます。
画像をアップロードするだけでカンタンに背景を削除できるため、写真から被写体だけを切り抜いて使いたいときに便利です。
また、「QRコード作成」機能を活用すると、学校のwebサイトや行事の詳細ページへのリンクをスマートに掲載できます。これにより、紙面に収まりきらない情報を補足でき、保護者や地域の方が情報にアクセスしやすくなります。
理由3.ペーパーレスに対応できる
Adobe Expressで作成したデザインは、画像ファイルやPDF形式でダウンロード可能です。
紙に印刷して配付するだけでなく、メール添付や連絡アプリでの配信、webサイトへの掲載など、幅広い電子配信に対応できます。
配付方法をデジタル化することで、用紙代やインク代などの印刷コストや、配付作業の負担軽減にもつながります。
関連:ペーパーレス化でDX推進!メリットや円滑に実現するコツを解説
万が一、修正が必要になった場合でも、データを更新すればすぐに再配信できるのも大きな利点です。
また、PDF形式での配信には、PDFに関する多彩な機能が搭載された「Adobe Acrobat オンラインツール」の活用もオススメです。
例えば、以下のようなシーンで役に立ちます。
- PDFを結合:複数のお知らせをひとつのPDFに結合して、配信を1回で完結させたいとき
- PDFを保護:PDFにパスワードをかけて、特定の保護者だけが閲覧できるようにしたいとき
- 入力と署名:電子サインを使って、出欠確認や同意書をオンラインで回収したいとき
- PDFをWordに変換:Microsoft Word形式で作成した文書の元データがない場合に、PDFを編集して再利用したいとき
このほか、Acrobat オンラインツールには、25種類以上の便利な機能が用意されています。Acrobat オンラインツールのすべての機能や使い方については、以下のページで詳しく解説しています。
はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド
理由4.授業にも活用できる
Adobe Expressは、校務だけでなく授業にも活用できるクリエイティブツールです。
直感的な操作で、テンプレートを元にデザインを作成できるため、子どもたちの「表現力」や「発信力」を育てる授業にも役立ちます。
ここでは、実際にAdobe Expressを導入している学校の事例を2つご紹介します。
図工の授業でAdobe Expressを導入した、新宿区立富久小学校。
5年生はSDGsをテーマにしたロボット制作の発表ポスターを、6年生は展覧会の作品紹介ポスターを制作しました。
ICTを「新たな画材」と位置付け、アナログとデジタルを融合させた表現活動によって、子どもたちの自信と創造性を引き出しています。
導入事例を詳しく見る
印西市立原山小学校では、全学年でAdobe Expressを活用しています。
6年生は国際理解学習の一環として、制作したハンドメイド作品の紹介動画を作成。
低学年でも、図工や国語の授業でスライドや動画作成に取り組んでいます。
異学年同士のサポート体制や、教員間のナレッジ共有も進んでおり、学校全体で表現力と発信力を育てる学びが広がっています。
導入事例を詳しく見る
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