モバイルとWeb向けのオープンな電子署名の推進を目指した新たなコンソーシアムを発足


※当資料は、2016年6月28日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

【2016年6月28日】

米国カリフォルニア州サンノゼ発:電子認証やトラストサービスに関する欧州連合(EU)の規則(eIDAS規則)が2016年7月1日から施行し、世界各国で安全な電子署名の普及が進む見通しです。今回の施行を契機に、Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は、「クラウド署名コンソーシアム(Cloud Signature Consortium)」を発足することを発表しました。代表的な業界団体と学術機関で構成するこのコンソーシアムは、誰もが場所を問わず電子署名が利用できるよう、モバイルとWebにおけるクラウドベースの電子署名のオープンスタンダード化を推進します。

電子署名は最も高度で安全にデジタルな署名を付与する方法であり、世界中の企業や政府機関が利用しています。しかし、標準規格の電子署名を利用するには、デスクトップPCと個人を紐付ける、複雑かつ時間を要するプロセスを経なければなりません。自身のIDと署名とが一致することを証明するために、PCとそれ以外のデバイスを使用する必要があります。また多くの場合、USBトークンやスマートカードのような物理的デバイスに保管された証明書ベースのIDが不可欠です。このような状況の中、場所を問わず、あらゆるデバイスでの作業を実現する、シンプルでより良い体験を求める消費者および企業からのニーズが拡大しています。

現在いくつかのクラウドベースの電子署名ソリューションが提供されていますが、いずれも独自仕様であるため、ユーザーは認証プロバイダを自由に選択できず、プロセスが分断されてしまうのが現状です。アドビはこの分野のリーダーとして、新たにコンソーシアムを立ち上げます。業界のリーダーと協力して世界で70億を超えるモバイルデバイスで、最も高度な署名方法である電子署名を利用できるよう、オープンスタンダード化を推進します。

アドビのエグゼクティブバイスプレジデント兼デジタルメディア事業部門担当ゼネラルマネージャーであるブライアン ラムキン(Bryan Lamkin)は、次のように述べています。「アドビは、長年にわたり、PDFをはじめとする業界標準を開発、推進してきました。Adobe SignとAdobe Document Cloudで処理される、電子署名および認証を必要としない電子サインの数は年間60億件を超え、アドビはサインの普及に力を入れております。本日より、クラウド署名コンソーシアムと協力し、クラウドベースの電子署名のオープンスタンダード化を推進します。」

オープンスタンダードが必要とされる理由
クラウド署名コンソーシアムにより策定される新基準は、企業がグローバルでデジタル変革を推進する際に不可欠なものです。これにより、誰もがクラウドアプリケーションやモバイルデバイスで安全な電子署名ソリューションを利用できることを目指します。施行後、この基準は、署名者のIDが重要となる、結婚許可書、事業認可書、社会保障給付金の申請や融資を受ける際のプロセスに活用できます。このコンソーシアムは、まずはEUに重点を置いて活動しますが、世界的な業界ネットワークを構築し、2016年末までに新たな標準仕様を発表することにより、初のクラウドベースの電子署名の普及を目指します。EUのeIDAS規則は高度な要件の順守を課しており、その対応のためにコンソーシアムが設立されましたが、セキュアなデジタルソリューションに対する需要が高まり続けていることから、この取り組みはグローバルに広がっていくものと期待されます。

IDCのコンテンツおよびデジタルメディアテクノロジー担当バイスプレジデントであるメリッサ ウェブスター(Melissa Webster)氏は、次のように述べています。「アドビは、これまで数々のオープンスタンダードを確立し、採用を推進してきました。クラウドベースの電子署名のオープンスタンダード化は企業における時間やリソース削減に加えて、ベストプラクティスの共有によって業界の成長に役立つものです。」

クラウド署名コンソーシアムには、EUのクラウドベースの電子署名プロバイダ、トラストサービスプロバイダ、学術機関、標準化団体、セキュリティ関連団体が参加しています。設立メンバーは以下の通りです。

  • Asseco Data Systems – ポーランド
  • Bundesdruckerei / D-Trust – ドイツ
  • Cryptolog / Universign – フランス
  • Docapost / Certinomis – フランス
  • InfoCert – イタリア
  • Intarsys Consulting – ドイツ
  • Intesi Group – イタリア
  • Izenpe – スペイン
  • SafeLayer – スペイン
  • SwissSign – スイス
  • Graz University of Technology – オーストリア
  • Unibridge – ノルウェー

Adobe Document Cloudについて
Adobe Document Cloudは、最高品質のPDFソリューションであるAcrobat DC、あらゆるデバイスから書類への電子サインを実現するAdobe Sign、およびモバイルアプリを中心に構成されています。迅速、安全でモバイルからの電子サインも可能なDocument CloudとAdobe Signは、AmerisourceBergen、Diners Club、JLL、The Royal Bank of Scotland、Verizonなどのグローバル企業で採用されています。現在Document Cloud上では年間60億件以上の電子署名および電子サインが処理されています。Adobe Sign、Acrobat DC、Acrobat ReaderによりeIDAS規則に準拠した電子サインが利用可能です。アドビは、EUトラストリスト(EUTL)に含まれる認証局から認定を受けた電子署名に対応した、最初の大手ソフトウェアベンダーです。

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アドビについて
アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。
アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトに掲載されています。

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