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PDFの誕生とこの10年

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PDFの誕生とこの10年

PDF(Portable Document Format)は、今年で10周年を迎えます。これまでPDFは文書のやり取りやインターネット上に文書を公開するためのデファクトスタンダードとして広く活用されてきました。これはそのPDFの誕生から10年の軌跡です。

1993年、アドビ システムズ社の共同創設者であるジョン ワーノック(John Warnock)は、ニューヨークのエクイタブルセンターにおいてPDFとAcrobat 1.0を発表しました。当時はMPDFの誕生とこの10年acintosh、Windows、UNIXワークステーションなどの異なるプラットフォーム上、または同じアプリケーションの異なるバージョン間において、手軽に文書をやり取りすることは不可能に近いと考えられていました。アドビ システムズ社は、このような障壁を排し、文書の閲覧、印刷することを可能とする共通の文書交換フォーマットとしてPDFを開発しました。ここからPDFの歴史はスタートしたのです。

PDFの誕生以前、アドビ システムズ社はPostScriptというページ記述言語を開発していました。プリンタなどの出力機の違いに関わらず、同じ出力を可能にするソフトウェアであるPostScriptは、印刷・出版の世界を中心に広く用いられていました。1991年、アドビ システムズ社はこのPostScriptをベースに開発したInterchange PostScript(IPS)をカリフォルニア州サンノゼで行われたSeybold Seminarsにおいて公開しました。IPSはPostScript同様、どんなコンピュータでも同じように表示し、印刷できるという大きな特徴を持つもので、まさにPDFの原型と言えるコンセプトを持つものでした。

PDFは発表からしばらくの間は印刷・出版の世界に知られる程度でしたが、その後の10年間で、数え切れないほど多くのPDF文書が毎日のように世界中でやり取りされ、数多くの先進機能を得るまでに成長し、PDFは電子文書のスタンダードと言われることになります。

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