スケッチ、精密描画、写真用アプリがクリエイティブワークフローをiPadにまで拡大、30年以上にわたるアドビのイノベーションの蓄積をモバイルアプリ開発者に解放する新SDK


※当資料は、2014年6月18日に弊社米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です

【2014年6月19日】

米国カリフォルニア州サンノゼ発 Adobe(Nasdaq:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は、本日、世界のクリエーターのためのフラッグシップサービスである Adobe Creative Cloudと連携するモバイルアプリ群とハードウェアを発表しました。デジタルペンのAdobe Inkとデジタル定規のAdobe Slideは、クリエイティブの自由と機能をモバイルデバイスに提供します。モバイルアプリのAdobe SketchとAdobe Lineは、iPad上での次世代スケッチと精密描画を可能にし、どちらも新しいハードウェアをサポートするように最適化されています。Adobe Photoshop Mixには、強力でクリエイティブな画像編集機能をモバイルデバイスでも利用したいと考えるあらゆる人々のために、Creative Cloudと連携した新しいモバイルワークフローが提供されます(本日発表の別プレスリリースを参照)。さらにLightroom mobileがiPadに加えてiPhoneで利用できるようになり、画像の管理と編集をデスクトップ、モバイルデバイス、Webを問わずに効率的に行うことができるようになりました。

米国の1,000人のクリエイティブプロフェッショナルを調査した「The New Creative Report」*(2014年6月16日発表)によれば、半数近くが外出中に思い浮かんだアイデアをモバイルデバイスに保存しており、3人に1人はより多くのコンテンツをタブレットで作成したいと考えています。

Sketch、Line、Photoshop Mixは、外出時にコンテンツを作成したり、Creative Cloud上に保存されているアセットに接続したりするための新たな手段を提供します。これらのアプリは、クラウドベースのアドビテクノロジーにアクセスするサードパーティ製モバイルアプリの開発を迅速化し、デバイスとデスクトップの間でのスムーズなクリエイティブワークフローの確立に有効な、新しいAdobe Creative Software Development Kit (SDK) を使って開発されました。現在プライベートベータの段階にあるこの SDKでは、モバイルデバイスに取り込んだ Photoshop PSDファイルをモバイルアプリで編集することができ、モバイルアプリとPhotoshopやIllustratorなどのデスクトップツールの間で互換性が確保できます。また、これまで利用できなかったクラウドベースの画像編集機能も利用できるようになります。

プロダクトおよびクリエイティブコミュニティ担当バイスプレジデントであるスコット ベルスキー(Scott Belsky)は、「アドビの新しいモバイルアプリ、ハードウェア、Creative SDKは、専門のクリエーターにとって完璧な組み合わせですが、クリエイティブな発想を持つすべての人が使えるように設計されている点も重要です。本日発表の最新描画ツールはCreative Cloud上に記録されているデザイナーのアイデンティティを利用でき、お気に入りのカラーテーマにアクセスしたり、デバイス間でコピー&ペーストしたりすることもできます。ただしこれは、クリエイティブ業界を揺るがす新しいSDKの特徴のほんの一例に過ぎません」と述べています。

Adobe SketchとLineは、どちらも新しいハードウェアであるInkとSlideを利用できます。これらのアプリはスタイラスペンなしで操作でき、ハードウェアなしで直線を描画できるように革新的なソフトウェアによるルーラー(Touch Slide)を備えています。これらのアプリをBehance に接続すれば、デザイナーは自分の作品を300万人以上のクリエーターのコミュニティとシームレスに共有し、フィードバックを受けることもできます。本日発表の主な製品は、次の通りです。

モバイルアプリ

  • Adobe Sketch:フリーフォーム描画用のソーシャルスケッチングiPadアプリです。Sketchを利用することで、デザイナーは接続済みのクリエイティブプロセスを利用できるようになり、発想、スケッチ、コミュニティを1カ所にまとめることができます。利用可能な基本描画ツールには、グラファイト鉛筆、インクペン、2種類のブレンドマーカー(先端がブラシとチゼル)、消しゴムなどがあります。作業中に、クリエイティブコミュニティからライブでフィードバックを受けることもできます。
  • Adobe Line:世界初の精密描画および製図用iPadアプリです。製図板をiPad上に再現したかのようなこのアプリケーションは、Adobe LineとAdobe Inkと組み合わせる事により、正確な直線、雲形定規による滑らかな曲線を、設定したパースペクティブに合わせて正確に描画する事ができます。豊富なスタンプ機能で、手早く、効率よく作品を作る事ができます。LineとSlideを組み合わせれば、モバイル用に作り変えられたルーラー、T定規、形状テンプレートなどの従来型の描画ツールが利用できます。またクリエーターはアセットやAdobe Kulerのカラーテーマにアクセスすることができ、作品を共有することもできます。
  • Photoshop Mix:iPad 上で合成とマスキングを行うための最も高精細なアプリです。Photoshop Mix は、アップライト、コンテンツに応じた塗り、手ブレ補正など、クラウドベースの強力なイメージングテクノロジーを iPad に初めて提供するアプリでもあります。また、非破壊的な写真補正や選択、画像を切り取って合成する機能、PSD ファイルを開いて保存できる機能により、デスクトップ上の Photoshop CC と連携した連続的なワークフローを実現できます。
  • iPhone向けLightroom mobile:最近発売された iPad向けLightroom mobileの機能がiPhone で利用できるようになります。画像の管理と編集が、デスクトップ、モバイルデバイス、Webを問わずに効率的に行えます。さらに最近発表されたアドビのiPad向け無償アニメーションビデオアプリのAdobe Voiceがアップデートされ、Lightroomと同期できるようになりました。
  • iPadおよびiPhone向けCreative Cloud:Creative Cloudの加入者がモバイルデバイスからファイルやアセットなどにアクセスして管理するための新しいアプリです。

クリエイティブハードウェア

  • Adobe Ink:液圧成型された美しい三面構造のiOS7を搭載したiPad用アルミスタイラスペンです。コントロールされ、表現力に優れた描画を可能にし、Creative Cloudに接続することで、お気に入りの画像、写真、Adobe Kulerカラーテーマなどのクリエイティブアセットにペン操作でアクセスできます。Adonit社のPixelpointテクノロジーを利用して製造された微細な先端を持つ感圧ペンは、軽量で、快適な握りやすさを考慮した形状となっています。
  • Adobe Slide:新たなカテゴリを形成するiOS7を搭載したiPad向けデジタル定規(Inkのコンパニオン製品)です。コンピューターグラフィックスやデスクトップパブリッシング登場以前に使用されていた伝統的ツールに現代的な手法を取り入れたSlideを利用することで、iPad上で直線、完全な円、バランスのとれた形状による精密なスケッチを行うことができます。

プラットフォームとしてのCreative Cloudを支える新しいSDK
アドビの新しいCreative SDKは、モバイルアプリ制作のためのアドビのクリエイティブテクノロジーを開発者が利用できるようにしたソフトウェアライブラリです。例えば、Creative Cloud上に保存されているファイルのブラウズや、PSDファイルからの要素の抽出を行ったり、直線描画のためのアドビの「Touch Slide」ソフトウェアや、コンテンツに応じた塗り、アップライトなどのクラウド画像編集サービスなどが利用できます。Adobe Photoshop Mixは、これらの新しいAPIを利用して、Photoshopのようなルックスを適用したり、画像を合成したりするためのアドビの最高のイメージングテクノロジーの一部を提供しています。Adobe Creative SDKは、当初はiOSアプリケーションの提供を対象とし、現在一部の開発者によるテストが行われています。今後数カ月以内にベータ版が公開される予定です。

本日のモバイル向けの発表以外に、アドビは本日、ストーリーテリング用の無償のiPad向けアニメーションビデオアプリAdobe Voiceのアップデートを発表しました。これを利用することで、誰もが魅力的なビデオストーリーを作成して共有することができます。5 月に公開されて以来、5 万本以上のAdobe Voiceビデオが共有されており、Creative Cloudを利用することで、Adobe Voice はユーザーのLightroomフォトコレクションとシームレスに同期できます。

価格と提供予定
Adobe Sketch、Line、Photoshop Mixは無償のアプリケーションです。英語、フランス語、ドイツ語、日本語版があり、iTunes App Storeから入手できます。Adobe Ink & Slideの米国オンライン価格は$199.99です。ハードウェアの出荷は現在米国内限定ですが、今年後半には他の地域への出荷も開始される予定です。

関連リンク(全て英語)
ブログhttp://adobe.ly/Empower2014
Ink & Slideの詳細情報https://www.adobe.com/products/ink-and-slide.html
Adobeのプロフェッショナル向けクリエイティブモバイルアプリの詳細情報https://www.adobe.com/creativecloud/catalog/mobile.html
Creative SDKcreativesdk.adobe.com
Adobe Voicehttp://getvoice.adobe.com/
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* 2014.年6月16日に発表された、米国のクリエイティブプロフェッショナル1,000人を対象に実施した調査報告書「The New Creative Report」

アドビについて
アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトに掲載されています。

Adobe, the Adobe logo, Creative Cloud, Illustrator, Ink, Lightroom, Line, Sketch and Slide are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated, in the United States and/or other countries.

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