※当資料は、2022年3月15日に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
【2022年3月16日】
Adobe(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、Adobe Summit 2022において、企業のメタバース分野での成功を支援する一連のイノベーションや製品統合機能を発表しました。
アドビは、現在提供している没入型の3D体験、Eコマースプラットフォーム、デジタル体験を構築する機能を基に、リアルで魅力的なバーチャル顧客体験を設計、作成し、何百万人ものユーザーに提供するイノベーションを発表しました。Adobe Creative CloudとAdobe Experience Cloudの新しい統合により、アドビの3Dコンテンツ作成ツールと顧客体験のパーソナライゼーションソリューションが、幅広い業種の企業に提供されるようになります。
アドビはまた、企業向けのプレイブックを発表し、近日リリース予定の「Substance 3D Modeler」や拡張現実(AR)ショッピングツールのプレビューを公開しました。さらに、メタバース対応の主な要素を含む数々のテクノロジーの進化とデジタル体験の提供に関して、The Coca-Cola Company、Epic Games、NASCAR、NVIDIA を含むトップ企業とのコラボレーションを発表しました。
Adobe Creative Cloud担当CPO(最高製品責任者)兼エグゼクティブバイスプレジデントのスコット ベルスキー(Scott Belsky)は、次のように述べています。
「メタバースをはじめとする没入型体験は、機能が豊富で、パーソナライズされ、魅力的で、インタラクティブなコンテンツがなければ成功しません。メタバースを先導するために、企業は今すぐ3Dや没入型コンテンツの作成を始めるべきです。将来への準備というだけでなく、現時点でも製品設計や、マーケティングおよびEコマースアセットの制作をよりよく、より早く、より安価に行えるというメリットがあるからです。」
メタバースは、仮想世界を通じて人々の交流を可能にする没入体験で構成されています。そこでは、仕事、ゲーム、Eコマースだけでなく、ロボティクス、自動運転車の訓練、気候変動の研究などが共有され、新たなイノベーションの波を後押しすると予想されています。
アドビは、クリエイティブ3Dおよび没入型コンテンツ制作ツールとAdobe Experience Cloudの統合を進めています。最初に統合を予定しているのは、Adobe Commerce、Adobe Experience Manager、Adobe Analytics、Adobe Targetです。またCreative Cloudアプリケーションのポートフォリオ全体にわたり、コンテンツ制作やエフェクトの適用などにおいて3D機能の統合を強化します。
アドビのデジタルエクスペリエンス事業部門担当プレジデントのアニール チャクラヴァーシー(Anil Chakravarthy)は、次のように述べています。
「webの進化に伴い、Eコマース、マルチユーザー機能、バーチャル世界上でカスタマイズされた自分のアイデンティティや所持品を所有・移転する機能など、データ主導の没入型体験に対する需要がこれまで以上に高まります。Adobe Experience Cloudは、このようなパーソナライズされた没入型体験を構築する企業の取り組みにとって不可欠なものとなるでしょう。」
顧客企業からのコメント
メタバースのプレイブック
アドビは、Adobe Summitにおいて、マーケティングプロダクションやプロダクトデザインを効率化し、代理店や企業が3Dや没入型環境におけるデザインの新しい要求に適応できるよう支援するメタバースのプレイブック(こちらからダウンロードできます)を発表しました。このプレイブックでは、企業のメタバース対応を加速化する、パートナー提携を通じた中核的エコシステムの確立なども提案しています。
没入型イノベーションのプレビュー
アドビは2022年中にSubstance 3D Collection(現在はSubstance 3D Stager、Painter、Sampler、Designer、3D Asset Libraryが含まれています)の3D機能を拡張し、新しい「Substance 3D Modeler」を追加することで、3Dビジュアルとエクスペリエンス制作を支える唯一のエンドツーエンドソリューションとして刷新します。アドビの3Dツールは、Fortnite、Roblox、Halo、Flight Simulatorなどのトップクラスの没入型ゲームの開発に使われています。またDune、The Mandalorian、Blade Runner 2049などの優れた映像作品にも使用されています。
アドビは、直近でリリースとなったAdobe IllustratorやAdobe After Effectsの統合に基づいて、Creative Cloudアプリケーションにおける3Dコンテンツ、エフェクト、機能の統合を継続する予定です。また、アドビは、AR体験をオーサリングする業界最先端のツールであるAdobe Aeroも提供しています。
Adobe Summitの「Sneaks」では、開発中の最先端の没入型ツールを公開しており、その一環としてメタバースやその他の仮想デジタル体験とEコマース体験を接続してビジネスを支援するツールも紹介します。具体的には、マーケターがwebサイト上のデジタル画像にARマーカーを埋め込むことのできるARショッピング機能をプレビューする予定です。顧客がオンラインで商品の写真を撮影すると、商品の正確なサイズとフィット感が自動的に手元でレンダリングされ、仮想世界と物理世界を融合させることができるようになります。
アドビのメタバース関連の取り組みについては、webサイト(https://www.adobe.com/metaverse.html)をご覧ください。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloudは、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloudでは、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloudは、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
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