暗い写真を明るく鮮明にするには

写真現像・編集アプリAdobe Photoshop Lightroomを使って、暗い画像を明るくしましょう。手動による細かい調整ができるだけでなく、高度な自動調整も行なうことができます。

Adobe Photoshop Lightroom で写真の明るさを調整する

Adobe Photoshop Lightroomの色調補正ツール使えば、写真をかんたんに明るくすることができます。たとえば、露出不足の暗い画像を明るくするには、1回のクリックで調整する方法から、繊細なカスタム編集までいろいろな方法があります。

露出を多くして画像全体を明るくする、影とハイライトをそれぞれ調整する、白黒のトーンを微調整してプロらしい風合いに仕上げるなど、アプローチもさまざまです。

また、アドビのAIテクノロジー・Adobe Senseiによる「自動」ボタンを押せば、1回クリックするだけで、Lightroom が自動的にトーンとコントラストを調整し、さらに不要なレンズの歪みを取り除いてくれます。

写真を明るくする方法

露光量、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルのスライダーを使うと、写真の光量を調整することができます。または、まず「自動」ボタンで全体の調整を行ない、あとから設定をカスタマイズして仕上げることも可能です。

露光量を調整して全体の明るさを変える

編集パネルの「ライト」にある露光量スライダーは、画像の光量を変えて、写真全体を調整するスライダーです。右にスライドさせると写真全体の露光量が増えて明るくすることができ、左にスライドさせると露光量が減り、写真は暗くなります

ビーチでストレッチするサーファーの上に重ねられた Adobe Photoshop Lightroom Light パネルインターフェイスの画像

ハイライトとシャドウを個別に編集する

ハイライトとシャドウのスライダーは、写真の明るい部分（ハイライト）と暗い部分（シャドウ）を、個別に明るくしたり暗くしたりすることができます。

たとえば、黒猫の目の明るさのディテールを失わずに、黒い毛のディテールを見せるためには、シャドウの部分を明るく持ち上げます。この機能を使えば、ハイライトだけを落とす（＝暗くする）ことで、花婿の黒いタキシードのディテールを失わずに、花嫁の白いドレスのディテールを出すこともできます

写真の白黒トーンを微調整する

仕上げとして、黒レベルと白レベルのスライダーを使って、写真のトーンを上げる／下げるといった調整を加え、純粋な白または純粋な黒に近づけます。たとえば、空に白い雲が浮いている場合、露光量を上げて全体を明るくしながら、白レベルのスライダーを下げて、雲のディテールをさらに出すというような調整を行ないます。

自動ボタンを押して瞬時に調整する

編集パネルの一番上の「自動」ボタンを押すと、アドビの革新的な画像処理AI・Adobe Senseiによって、Lightroom が自動的にその画像に最適な編集をします。「自動」ボタンは編集パネルの「ライト」にある、露光量／コントラスト／ハイライト／シャドウ／白レベル／黒レベル／彩度／自然な彩度といったスライダを自動で設定します。不要な歪みを取り除くために、自動レンズの修正も行なうことができます。