トゥイーンアニメーション機能
「トゥイーン」または「インビトウィーニング」の作業によって、アニメーションは1つのポイントから次のポイントに移動します。Adobe Animate には、キーフレーム間で動きを作るために必要なものが、全て揃っています。
トゥイーンとは?
アニメーションは、動いていないものを動いているように見せる幻影です。この幻影を本物のように見せるために、トゥイーンが重要になります。アニメ制作で、トゥイーンはインビトウィーニングの略で、これはキーフレーム間で画像を作るプロセスのことです。
キーフレームは、画像がスムーズに変化していく過程の最初と最後の地点の画像です。例えば、アニメ化されたキャラクターが、1つのポイントからのポイントにジャンプするとします。それぞれのキーフレームで、このキャラクターははっきりと表示されています。しかし、その2つのフレームの間で、このキャラクターは、動きに対して歪んだり、引き伸ばされたりします。
アニメーションの初期の頃は、主任アニメーターがキーフレームの画像を描き、インビトウィーナーと呼ばれる別のアニメーターが、キーフレームの間のフレームを1枚ずつ手で描きました。現在ではアニメーションのコンピューター化により、このプロセスは簡素化され、時間も労力も節約できるようになりました。
Adobe Animate でトゥイーン
過去、アニメーションのアシスタントが行っていたこのトゥイーン作成の作業を、Adobe Animate は自動化しました。さまざまな形態に変化したものをベースとしてトゥイーンを作り、色々なアニメーションのスタイルに対応していきます。Animate のTweens を使えば、2次元上の物体をX地点ととY地点の間で動かすことができ、3Dの場合は物体をZ軸上で回転させることができます。Animate を使えば、キャラクターや物体をかつてのFlashアニメーションのようなスムーズな動きにも対応できるし、昔のアニメーションのようにチラチラした動きにもできます。物体はモーフィングして伸ばしたり、他の物体と繋げたりすることができます。
Animateのトゥイーンにはクラシックとモーションの2つの主なタイプがあります。クラシック・トゥイーン は、従来のビデオベースのアニメーションのほとんどに使われ、モーション・トゥイーン は、ゲームやモーショングラフィックのようなインタラクティブ性のあるアニメーションに使われます。
クラシック と モーション の両方のトゥイーンを使い、フレームの間にポジション、回転、スケール、フィルターなど色々なタイプのトランジションを加えてみましょう。そして、動きやアクションを変更できるEasing を使って、トランジションをしてみます。
Adobe Animate でクラシック・トゥイーンをどのように使うのか
Animate を使えば、トゥイーン作成を思い通りにコントロールすることができます。アニメーションタイムラインの各フレームには、番号が付いているので、どこを変更しているのか、トランジションがどのくらい続くのか、トランジションの最初と最後のフレームがどこか、正確に知ることができます。線形、スロー、スピードアップの変更が可能です。変更はトランジションの間で増やすことも減らすこともでき、アニメーションの動きを決めるために設定した、他のパラメーターにも合わせることができます。
Adobe Creative Cloud の他のエレメントと同様に、トゥイーンも1つのアプリから他のアプリへ移すことができます。トゥイーンはプリセットとして保存できます。再度使ったり、既にあるアニメーションのアセットとミックスしたり、マッチさせたりして次のプロジェクトに使用できます。
Animate でアニメーションを動かす
Animate には、プロ並みのアニメーションを制作するツールが全て揃っています。アプリになるチュートリアルに従って、アニメーションテクニックを学習しましょう。さまざまなアクションのタイムライン、キーフレーム、レイヤーを作り、それらを組み合わせて動く映像を作ります。