ウサギの描き方

ピョンピョン飛び跳ねる漫画のウサギや、写真のようにリアルなウサギなど、このチュートリアルのステップに従ってウサギの描き方を覚えましょう。 

タブレットでの組紐の描画

アレックス・ブローンさんの作品

計算されたアプローチで描く

可愛いウサギを描くのは、基本的な形を描く良い練習となります。ウサギは動物の中でも描くのが簡単、と言うさらなる利点があります。簡単な形をいくつか使ってウサギを描いてみましょう。それにディテールを加えてさらにリアルなウサギにしていきます。

 

ウサギの参考写真を探す

今まで描いたことのない物を描く時は、質の高い参考写真を元にするのが良いでしょう。参考写真は特徴をはっきりと見せてくれるので、どのように描けばいいか教えてくれます。また、自分の創造性が底をついた時に、参考資料は新しいアイデアを与えてくれます。Adobe Stockの何百という参考画像からお好きな物を選んでください。すぐに使える膨大な量の画像を収めている Adobe StockからAdobe Frescoへ、画像を簡単にインポートすることもできます。ハート型アイコンをクリックするだけです。「ウサギの描画」または「イースターバニー」を検索してみると、色々なタイプの画像が出てきます。

 

ステップを踏んでウサギを描いてみましょう

Frescoにはとても便利なツールが揃っていて、簡単にスケッチができます。最初に紙でプランを立て、それを元にデジタル領域にインポートしてみましょう。どちらの方法でも、最初はウサギの基本形からスタートし、そこから先へ進みましょう。 

ウサギを描く為の丸

アレックス・ブローンさんの作品

基本のプロポーションを描く

漫画的なウサギを描く時より、リアルなウサギを描く時には特にこのことが大切です。:「一簡単なアプローチは、ウサギを単純な形に分解していくことです。それをする一番良い方法は多くの参考写真を見て、自分はどんな形をこの動物に見ているだろう、と考えることです。」イラストレーターのシオマ・イロエグブナムさんは、このように語ります。

 

はじめに、縦より横幅の方が少し広い小さな円を2つ描きます。最初の円がウサギの頭で、2番目の円が体です。両方の円を比較的お互いに近づけて描いてください。

 

参考写真の遠近感にもよりますが、描きたいと思っている漫画風のウサギより、少し体の形を長めに書く必要があるかもしれません。目標は参考写真の中に見えてくる円形、正方形、楕円形を描くことです。そこからポーズや遠近感を絵の中に描いていきましょう。

ウサギのデッサン

アレックス・ブローンさんの作品

描いているウサギにポーズと遠近感を加える

基本的なプロポーションを描いたら、ウサギのポーズ、遠近感、姿勢を加えていきましょう。あまり細かく描く必要はありませんが、足を描くときには、そこが船のアンカーのように、絵の遠近法のポイントとなると考えて描いてください。足が体にくっついていたら、ウサギは座っているように見えるでしょう。足をもっと伸ばして形も変えたなら、ウサギに動きを加えられるでしょう。このプロセスは曲線を練習する良い機会となります。

漫画風のウサギをステップごとに描く

アレックス・ブローンさんの作品

ディテールがとても重要です

ディテールを描くための鍵は、ウサギの顔と同様に、参考写真をよく観察することです。複雑に見えますが、アーティストのアレックス・ブローンさんは、彼のウサギのディテールワークを、簡単に説明してくれます。「鼻は、鼻先から頭を取り囲むように流れる線でできています。このほか、つま先分かれるダークブラウンの線もあります。最後に、大きな暗い色の楕円形の目を描きます。」

 

他のアーティストの作品を真似したり、参考写真をそのまま描いたりすることが目的ではありません。そうではなく、細い部分を描き込む時に、ウサギの細い部分と完璧でない部分に注意を向け、絵に命を吹き込んでください。デジタルツールがそれをお手伝いします。Frescoはまさに、このタイプの作業に最適です。

 

レイヤーでディテールワークを始める

Frescoで簡単に新しいレイヤーを作る。それぞれのレイヤーは別々のキャンバスの働きをします。その上にウサギのディテールを描き込んでください。「+」のボタンを押してレイヤーを作ってください。新しいレイヤーは他のレイヤーの上に現れます。必要に応じて位置を調整します。レイヤーは影、色、ラインワークのために作ります。レイヤーを加えていって最適な状態にしましょう。

微調整と不透明を色々な方法で試してみる

ウサギはフサフサしていて、毛に豊かなテクスチャーがあります。不透明設定と色々なブラシを試して、これらの特徴を表現してみましょう。ウサギのディテールを描き込む時に、ピクセルブラシを使ってラインワークを強調します。チャーコールのテクスチャーは、ウサギのフサフサした感触を加えることができます。もし色鉛筆のスタイルが好きなら、鉛筆ブラシを使うと、色鉛筆で描いたような雰囲気を出せます。消しゴムツールが絵の詳細を微調整してくれます。

Adobe Frescoでリアルに描かれたウサギが眼鏡をかけている画像

テクスチャーと色を加える

最後にテクスチャーと色を加えて、ウサギを完成させます。Frescoには、1回のブラシストロークでたくさんの色を出すことができるツールがあります。もし何種類かの茶色をウサギの毛に使いたいなら、ツールバーのスポイトツールをタップして、マルチカラースウォッチアイコンを選択してください。いくつかの色(参考写真の色)を見つけることができ、ウサギの絵に違う色彩で色を付けることができます。

 

最後のステップは、満足のできる作品になるように、細かい分を付け足すことです。テクスチャー、ディテール、色の微調整をしてウサギの絵を仕上げましょう。他のオブジェや動物を描いてみたいと思ったら、ステップに基づく動物画のチュートリアルが豊富に揃っています。ホップ、ステップ、ジャンプの調子で試してみてください。

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