鳥の描き方

このチュートリアルに沿って、鳥の基本的な描き方をデジタルのテクニックで描いてみましょう。

青い鳥が枝にとまっている、鳥のイラスト

ハチドリからオオハシまで

鳥には様々な形や色があり、サイズも違います。だからこそ、鳥を描くのは楽しいのです。でも、あまりにも多様なので、どこから始めていいかわかりませんね。Adobe StockAdobe Fresco を使ったドローイングのチュートルアルで、簡単なカーブのラインや小さな円を描き、鳥の体の基本形を描く練習をしましょう。好きな鳥の美しいイラストを描いてみましょう。

オオハシ、ハチドリ、フィンチの白黒の鳥のイラスト。

鳥の参考画像を探す

何か新しいものの描き方を学ぶ時には、本、写真、3D モデルなどが役立ちます。ここでは鳥ですが、描きたいものを観察することで鳥の体の各部分のユニークな形を理解できます。参考画像を利用するのは大変重要です。実際に描く時に、間違った形状を想像してしまうことを防げるからです。Adobe Stock を使って参考画像を探し、ドローイングレッスンで利用できます。Adobe のアカウントにログインしたら、好きな写真の上にカーソルを移動し、ハートのアイコンを選んで参考画像のライブラリを作れます。

Adobe Stock でアオカケスの画像検索

鳥の形状を観察

動物を描く時には、どんな複雑な形状でも簡単な形に分解することができます。好きな参考画像を使って、鳥の形を研究し、いろいろな形を発見しましょう。鳥の体は涙型に省略し、円、三角、長方形などを加えて特徴を付けていきます。あまり詳細にとらわれないようにしましょう。この段階では、鳥の尾の形を適切に描く方が、その鳥独特の特徴を描くよりも大切です。このテクニックはドローイングの基礎です。これを練習すれば何でも描けるようになります。

フィンチのストックイメージ
鳥のワイヤフレームドローイング

Adobe Fresco ドキュメントを設定してスタート

デジタルスケッチングを始める前に、Adobe Fresco で好きなサイズのドキュメントを新しく作成します。写真のアイコンを選択して Creative Cloud をクリックし、保存した画像のライブラリにアクセスします。ハートを付けた画像は簡単にキャンバスにインポートして位置を変えることができ、そのスペースで画像を見ながらドローイングできます。

Adobe Fresco でハイライトされたイメージセレクターツール
Adobe Fresco にインポートした 3 枚のアオカケスの画像

レイヤーを使ってドローイングを重ねる

レイヤーを使ってデジタルドローイングをすると、従来の画材で絵を描くよりずっと簡単です。レイヤーを使うと、ベースのドローイングを後で消すことなく、その上に重ねてスケッチできます。レイヤーはワークスペースの右側にあり、レイヤーのアイコンをタップすれば、隠したり表示したりできます。新しいレイヤーは「+」ボタンを使って追加できます。レイヤーを上下にドラッグして、それぞれのレイヤーの位置を上や下に移動させます。

くちばし、体、尾の形をスケッチ

最初のレイヤーには、鳥の基本形を描きます。鳥が何の上に留まっているか、注意しましょう。鳥の足は地面の上に平らになっていますか、それとも枝を掴んでいますか。

枝に留まっている鳥のワイヤフレームスケッチ

鳥の形を描いた後、レイヤーのアイコンの下にある Layer Properties メニューをタップして、ベースレイヤーの不透明度を低くします。そして不透明度のスライダーを左にドラッグして、ドローイングの透明度を高くします。こうすれば、下のレイヤーの上に描いたドローイングがはっきりと見えてきます。

Adobe Fresco を使った枝に留まっている鳥のワイヤフレームスケッチ

基本形のドローイングの上に新しいレイヤーを作ります。最初のドローイングをガイドにして、鳥の基本形を描きます。足、体、翼、くちばし、目、その他鳥を表す特徴をすべて加えます。例えば、アオカケスは頭の部分の羽が三角形になっています。

枝に留まっている鳥のワイヤフレームスケッチ

目のアイコンを使って基本形のレイヤーを隠します。レイヤーを消す必要はありません。隠すだけでいいのです。必要なときに後で見ることもできます。

枝に留まっている鳥の白黒スケッチ

次に鳥の細かな特徴を加えます。目、くちばし、翼、足などです。参考画像をよく見ましょう。鳥の頭や体はどんな模様ですか。羽を一本ずつ描く必要はありません。その代わりに、鳥の体の曲線に沿って線を数本描いてみてください。これで羽があることを表せます。基本形が、後で加えた特徴にかぶさってしまう場合は、消しゴムで消します。

枝に留まっている鳥の青色スケッチ

最後に、インク仕上げをしながら鳥が留まっている枝の質感など、細かい特徴を加えます。これで鳥のドローイングが完成です。

枝に留まっているアオカケスの白黒ドローイング

ライブブラシで鳥に命を吹き込む

鳥を生き生きと見せるには、鮮やかな色付けが肝心です。水彩ブラシを使うと、柔らかで流れるような色で鳥を描くことができます。Adobe Fresco のライブブラシは、本当の水彩画や油絵のような効果を出すことができます。これを使えばドローイングがキャンバスから飛び出てくるかもしれませんよ。ツールバーの 2 番目のツールをタップして、ライブブラシにアクセスします。ドローイングの下に新しいレイヤーを作り、カラーを選択して色を付けます。

アオカケスの画像と Adobe Fresco の水彩ブラシオプション

このようにステップに沿って基本形から始めれば、どんな鳥も美しく描くことができます。iPad の無料トライアル、または Windows デバイスを選択して、Adobe Fresco で描いてみましょう。完成したらぜひ、Adobe オンラインに AdobeFresco のタグでアップしてください。どんな作品ができるか、楽しみです。

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