プロデューサーは、台本を購入して、映画制作に必要な資金を確保します。プロデューサーは営業面での監督と考えて良いでしょう。プロデューサーは制作会社を決め、制作会社は制作チームに加わる人を雇用します。この際、スタッフの雇用、その賃金を決めるラインプロデューサーや、毎日の実務を担当する制作マネージャーも決定されます。
監督は映画の創作面すべてを担当し、出演者やスタッフと共同して作業を進める中、シナリオのシーンを実際の映像にしていきます。小規模な映画制作の場合は、監督とプロデューサーが兼務のことが多いです。
監督の下で仕事をするのが第1助監督(AD)で、監督による撮影スケジュールの計画、撮影リストの作成をサポートします。撮影前日にコールシートを送るのは、大抵の場合、第1助監督か第2助監督です。コールシートはマスタースケジュールで、これにより誰がいつどこにいるべきか、ということがわかります。コールシートは最低でも24時間前に送るルールとなっています。
撮影監督 (DP)はシネマトグラファーとも呼ばれ、カメラチームの責任者です。大規模な映画制作の場合、DPは実際にカメラを回さず、カメラスタッフの総監督のような役割を果たします。実際の撮影作業はカメラオペレーターに任されます。
第1アシスタントカメラ(AC)には、撮影のフォーカスを決定するという大切な仕事があります。第1アシスタントカメラの役割は、カメラのフォーカスリングを操作して、それぞれのシーンの焦点が合っているようにし、撮影の間、適正な焦点を維持することです。
第2アシスタントカメラは、各テイクの始まりを知らせるクラップボードを操作します。第2アシスタントカメラは撮影中、スタッフがポジション、道具、セットなどについて、いつでも分かるようにメモを取ります。
照明係は電気系統を担当し、照明器具を操作します。照明係は、プロデューサーや監督と相談しながら、各シーンの照明を計画、実施します。
グリップは、カメラをセットアップしたり支えたりする、技術者です。グリップは通常、足場、照明器具、台車などを扱います。
サウンドミキサーは、撮影現場で音を録音し、現場にあるすべてのオーディオを監督します。サウンドデザイナー、フォーリーアーティスト、編集担当者と連携して、各撮影シーンへのアプローチ方法を決定します。サウンドミキサーの下で働くのはブームオペレーターです。その主な役割は、サウンドミキサーが録音をモニタリングしている間、オーバーヘッドマイクを操作することです。
美術監督は、美術関連のチーフで、ロケーション探しからカラーパレット、照明に至るまでこの美術監督が決定します。セットデコレーター、小道具係、メークアップアーティスト、コスチュームデザイナー、プロダクションアシスタントはすべて、プロダクションデザイナーと共に作業し、映画の創造的なビジョンを実際の映像に変えていきます。