エレガントなショットを撮るファッション写真

被写体の内面と外面の魅力に注目して、この独自性の強いジャンルの写真を学びます。プロからのコツを得て、グラマー写真に挑戦してみましょう。

ファッション写真にポーズを撮るモデル

グラマー写真とは?

グラマー写真とは、ファッション写真とブドワール写真の要素を取り入れた、ポートレート写真の1種です。グラマーという言葉は進化し続けていると思います。私が写真を始めた頃は、昔のハリウッドのグラマーな感じを表す、コントラストの強い白黒写真でした。「しかし究極的には、被写体を最高に美しく見せる写真ということです」と写真家のマーサ・ガルバンさんは言います。伝統的で芸術的なポートレートから、前衛的なファッション写真まで、被写体やクライアントの内なる個性を引き出し、彼らの個性的な美しさにハイライトを当てるのが、グラマー写真家の仕事です。

白黒のファション写真にポーズを撮るモデル
赤い服を着こなしポーズを撮るモデル

グラマー写真撮影の準備

 

撮影のプランを立てる

クライアントと打合せを行い、彼らが写真に何を求めているか確認します。新しいファッションを見せたいのか、雑誌のためのポートレートなのか、それとも親密なブトワール写真が欲しいのか、それによって撮影のアプローチが変わってきます。クライアントが何を目的としているのか理解するために質問を投げかけます。次に、撮りたい写真のリストを作成します。モデルが着る衣装が何着もある、ロケーションも変更がある場合は、そのためにかかる時間もスケジュールに入れておきます。

コンクリートの壁に立てかけられた写真家の光反射板

機材を準備する

撮影する場所がスタジオであっても、屋外であっても、適切な機材を用意する必要があります。照明はどのようなタイプのポートレート写真にも必要ですが、特にグラマー写真には必要不可欠です。「自然光と反射板はいつも役に立ちます。反射板は光を取り込んで影を薄くし、顔にハイライトを当てるのに便利です」とガルバンさんは言います。予備の照明器具、反射板、照明用の小道具を用意します。現場での自然光が安定しない場合に備えて、準備を整えておけば安心です。

 

クライアントは、撮影用の機材を必要としていることが多いでしょう。クライアントの機材の使用についても考慮します。「シンプルが何よりです。写真家の目的は、被写体を美しく見せ、より魅力的に見せることです。ですからあまり、機材にこだわらないようにします」とガルバンさんは言います。

 

クライアントの写真を撮る

プロのモデルの場合は別ですが、大抵の場合、人はカメラの前に立つことに慣れていません。「人は自分の顔の表情のことを考えていません。自分がどんな風に笑うのか、見たことがありますか?悲しい時、怒っている時、何か深く考えている時、どんな顔をしているか、知っていますか?自分の顔の表情を知らない人はたくさんいます」と写真家のカルロス・チンチラさんは説明します。

 

撮影の前にクライアントに課題を与えます。家に帰って鏡の前に立ち、顔の表情をよく見てもらいます。「表情の細かい部分まで、全部観察するように言ってください」とチンチラさんは言います。この課題を行っていく間に、自分が魅力的に感じるアングルやポーズをクライアントが見つけて、自分のポーズに満足できたのであれば、カメラの前に立っても満足することでしょう。至らない点があっても気にしないようにします。その代わり、クライアントの特に光っているところ、美しいところに注目します。

ファッション写真にポーズを撮るモデル

グラマー写真のコツ

 

1.被写体になる人をリラックスさせる

どのようなジャンルの写真でも当てはまりますが、撮影を始める前に、被写体になる人と良好な関係を築くことが大切です。被写体になる人と話をして打ち解け、写真家と一緒にいることを心地よく感じさせてあげます。最初の頃に撮った写真はいつも硬さがあります。その写真はウォーミングアップとして扱い、クライアントをリラックスさせます。

 

2.クライアントを誘導

撮影の前にどのようなポーズが良いのかプランを立てます。自分でも試しみて、クライアントの誘導の仕方を確認しておきます。指示は明確に、そして辛抱強く与えます。ポーズや表情を丁寧に説明します。それでもまだ硬さが残り、リラックスしていない場合は、休憩して雰囲気を軽くし、音楽をかけます。そしてこれをもう一度繰り返します。

 

3.別のアングルも試す

カメラのポジションや写真の構図を色々試してみます。クライアントの上から撮ってみる、または低い位置からのアングルも試してみます。何枚かは三分割法に従って撮影し、そして意図的にそれを崩して、真正面からクライアントの写真を撮ってみます。さまざまな写真を撮っておけば、後でAdobe Photoshop Lightroomなどのアプリケーションを使って色々と編集することができます。

白黒ファッション写真の為にポーズをとっているモデルの上に花を積み上げてポーズをとっているモデルの写真
グラマー写真のためにポーズをとるモデルの白黒写真と、顔にグリッターを付けてポーズを取るモデルの写真

4.ドラマチックにする

グラマー写真は従業員の顔写真とは違います。よりレトロな雰囲気を出したいのであれば、髪型、メークアップ、照明などでドラマチックにします。写真家やクライアントが信頼しているヘアドレッサーや、メークアップアーティストとともに撮影の仕事をすると良いでしょう。クライアントが髪型やメークアップを気に入らなければ、多分写真も気に入らないでしょう。 

 

スキルを上達させる方法

 

写真作品集を作成する

グラマー写真家として身を立てるには、自分の作品を見てもらうことが大切です。しかしながら、プロの写真家としての仕事を始めるために、無理をして沢山の写真を撮る必要はありません。友人や家族の写真を撮って、少しずつ自分の作品集を蓄積していきます。練習することで満足のいく作品が出来上がっていくものです。徐々に時間をかけて作品を集め、スキルを磨いていきましょう。

 

報酬を与えてくれるクライアントが見つかりましたら、写真作品集を見せるのを忘れてはなりません。撮影するごとにスキルは上達し続けます。そのため、作品集をいつも最新の状態にしておくことが重要です。「仕事をする時はいつもクライアントに、『撮った写真の数枚は私の作品集に入れさせてください』と依頼します」とチンチラさんは言います。クライアントの同意を得ることを忘れてはなりません。そして、気に入った写真を作品集に加えます。その作品集には必ず後で効果を発揮します。

 

他の写真家とのつながり

他の人がグラマー写真を撮影するのを観察するのは、自分のスキルを上達させるためにも大変良い方法です。近辺でグラマー写真を撮っている人がいるか調べ、いましたら。地域内の彼らとオンラインでつながりをもちます。誰もが最初は駆け出しでした。彼らは喜んで初心者を受入れてサポートするでしょう。

 

自分のスタイルを見つける

どの写真家も異なるアプローチで撮影に臨みます。グラマー写真を撮る時は、自分が好むこととクライアントが好むことを確認し、そこから撮影を開始します。自分は、緻密な白黒写真が好きなのかもしれないし、のどかな田舎の家族の人物写真が好きなのかもしれません。自分の好みが何であれ、それを追求し、スキルを磨くことが大切です。

 

写真の初心者であれ、新しい分野に挑戦するプロの写真家であれ、グラマー写真は自分の写真作品集に是非加えたくなるような美しい写真です。撮った写真は後処理でひときわ美しく仕上げます。Lightroom のプリセットや効果を試して、グラマー写真に最後の仕上げを加えます。

寄稿

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