曇りの日に合ったカメラの設定方法
太陽が出ていないだけで、写真撮影を諦めることはありません。曇りの日向けに、カメラ設定を調整する方法を学びましょう。
誰でも、明るく晴れた日が好きなものです。写真家だって例外ではありません。しかし、天気はコントロールできませんから、曇っていても撮影しなければいけない場合もあります。曇りの日に使える写真撮影のコツをご紹介します。
カメラ設定は適切に
カメラを正しく設定して、曇りの日の薄暗さを克服しましょう。具体的には、次の通りに設定します。
感度 カメラのISO値を少し上げて、センサーが十分な光を感知できるようにします。曇りの日には、ISO値400~800の間が丁度いいでしょう。
露光量 シャッタースピードを遅くすると、より多くの光が各セルに入射し、より明るい写真が撮れます。また、三脚があれば、カメラの揺れを抑えることができます。
絞り 絞りをできるだけ開けて、より多くの光をカメラに取り込みましょう。ただし、これによって被写界深度は多少犠牲になります。
天気を味方につける
こういったカメラ設定を使用すれば、曇りの日でも最大限に良い写真が撮れます。それだけにとどまらず、天気を逆手にとって活かすことだって可能です。例えば、雲が厚すぎず、暗すぎなければ、日光を自然に拡散させて柔らかい光にしてくれます。
雨上がりには、被写体を水たまりなどの光沢のある面の前に配置して、より明るくすることができます。また、雲そのものを撮影してもいいでしょう。空が荒れる直前には、迫力のあるショットが撮れます。
写真編集ソフトで明るく仕上げる
クリエイティブなカメラ設定に加えて、写真編集を行うことでも、曇りの日の写真を魅力的にすることができます。Adobe Photoshop Lightroomは、写真を明るくするのに絶好のツールです。プリセットを使用すれば、クリック数回で簡単に写真のレベル、カラー、明度を調整できますし、自由にカスタマイズすることも可能です。
太陽が出ていなくても、写真は輝かせて
曇り空の日だって、素敵な写真は撮れます。**Lightroom**を使って、写真を調整して明るく仕上げる方法を見てみましょう。