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Photoshopだけじゃもったいない!Illustratorで完成度をひとつ上のレベルに
何でも作れる{{illustrator}}でひとつ上のレベルに
これまで数多くの企業ブランディングや採用支援の現場で、デザインの力を軸に成果を導いてきたクリエイターのすぎそんさん。自らデザイナーとして手腕を振るうだけでなく、プロジェクトの管理からデザイナーの育成まで、幅広い活躍を見せています。
デザインのフィールドは幅広く、クライアントのニーズに応じて、ロゴからwebサイトといったブランドに関わるものから、パンフレットやパッケージなどの印刷物、さらにはプレゼンテーション資料にも対応しています。
すぎそんさんが生み出す、魅力あふれるクリエイティブ……その中心にはいつも、 {{adobe-illustrator}}があります。{{adobe-photoshop}}ユーザーにこそオススメしたい、{{illustrator}}の魅力をすぎそんさんに紹介してもらいました。
すべてのデザインは{{illustrator}}からはじまる!
「私が{{photoshop}}と{{illustrator}}に出会ったのは、高校卒業後に職業訓練校でグラフィックデザインを学んでいたときです。子どもの頃からモノづくりが好きで、高校では服のパターンをMacで作ったり、生徒会広報担当として看板やTシャツを作ったりしていたことがきっかけで、デザインの道を目指すようになりました。
その後、看板・サイン関連の印刷会社を経て、大手衣料品メーカーの店内POPを手がける印刷会社に就職したのですが、その会社では当時、全国の店舗のPOP、すべてを担当していたんです。デザインについては、書体の選び方から字間の調整方法に至るまで、細かいマニュアルが用意されていて、そこでデザインの基礎、ディテールへのこだわりを学ぶことができたと思っています。
品質管理については、社内に店内と同じ照明を設置して色味と見え方を確認し、少しでも色が違うとなれば、{{photoshop}}でレタッチをして色を合わせる……それほど徹底していました。このとき、デザイナーでありながらレタッチャーでもあるという働き方ができたおかげで、{{photoshop}}と{{illustrator}}の基礎を身につけられたと思いますし、{{illustrator}}が使えるようになったからこそ、その後、デザイナーとしてのキャリアをスタートすることができたと思っています。私にとって、いまや、{{illustrator}}はすべてのデザインの起点、スタート地点として欠かせないツールなんです。
{{photoshop}}をメインで使っている人にとっては、{{illustrator}}はまったく別のソフトに見えるかもしれません。でも、{{illustrator}}も使えるようになれば、いまよりも確実に作れるものが増え、表現力も上がり、キャリアの選択肢も広がるはず。とにかくまずは{{illustrator}}を使ってみてほしいですね!」
使用する写真の調整
デザインの前準備として、使用する写真を{{photoshop}}で調整・加工する。ここでは「色相・彩度」の調整レイヤーを使って、カラー写真をモノクロに変更。
写真と文字をレイアウト
{{illustrator}}で写真と文字をレイアウト。文字同士が作る空間を活かしながら写真を配置し、文字、背景の色地、写真をポップで勢いのある色合いに調整。
キーとなる文字の加工
中央にコピーを配置。キーとなる「声」「届」の文字に2重のフチ加工をして、「声」の一部を口のかたちのオブジェクトにすることでデザイン上のフックを作っている。
ロゴからweb、印刷まで。何でも作れる
「{{illustrator}}って、本当に“何でも作れる”ツールなんです!webや印刷物はもちろん、駅で目にするポスターやお店に並んでいるパッケージ……{{illustrator}}が使えるようになると、私たちが毎日目にしているもの、すべてをデザインできるようになります。
特定のものを作るだけでなく、ひとつのデザインを複数のメディアに展開したいときも、{{illustrator}}は最適です。たとえば、企業案件では、ロゴやwebから紙媒体まで、すべての制作物を担当させていただくことも多いのですが、私の場合、メディアごとにファイルを分けるのではなく、あえてひとつの{{illustrator}}ファイルでデザインします。そのほうがロゴの配置や文字・書体の設定、配色など、デザインのトーンを俯瞰しながら、一貫性のあるレイアウト作業が可能になるからです。
ほかにも、note用トップ画像を作るというような、同じフォーマットで複数の画像を作るときにも{{illustrator}}は便利です。新しい画像が必要なときはアートボードを複製して、すぐにデザインを進められますから」
装飾やアレンジも自由自在。
細かいところまでこだわれる
「{{illustrator}}のいいところは、自分が思った通りのデザインが実現できることです。いまはデザイン、レイアウト、文字の装飾や画像加工までテンプレートやプリセットが用意された、ブラウザでデザインできるツールもありますが、デザイン初心者には使いやすい反面、“もうちょっとこうしたい”という細かいこだわりには対応できません。
{{illustrator}}なら、“自分がこうしたい”と思い描いた表現をすべてかたちにすることができますし、字間、行間のわずかな調整、webデザインでの1pxレベルの調整もスムーズにできるんですよね。
テンプレートベースのデザインは確かに便利ですが、どこか既視感のある、ありきたりのデザインにしかなりません。60点は取れても、それ以上のデザインを作るのは難しいんです。100点のデザイン、それ以上のデザインを目指すなら、{{illustrator}}は一番いいツールだと思いますよ」
ほかにも、note用トップ画像を作るというような、同じフォーマットで複数の画像を作るときにも{{illustrator}}は便利です。新しい画像が必要なときはアートボードを複製して、すぐにデザインを進められますから」
キャリアアップも夢じゃない!
「デザイン業界では、{{photoshop}}だけでなく、{{illustrator}}のスキルも重視されます。デザイナーの採用・育成に携わる立場からすると、“{{illustrator}}が使えるかどうか”はひとつの採用基準になります。“{{photoshop}}が使えること”はもちろん大きな強みになりますが、{{photoshop}}だけが得意な人よりは、{{illustrator}}にも対応できる人のほうがより評価されやすいのが現実です。
{{illustrator}}を使うようになると、自然とデザインスキルも身についていきます。そのスキルをプレゼンテーションや資料作成にも応用していくと、クリエイティブの現場だけでなく、ビジネススキルの向上にもつながります。実際、私はスライド資料素材まで{{illustrator}}で作るのですが、グラフや図表の作成はもちろん、見やすく、読みやすいレイアウトを追求していくには、{{illustrator}}じゃないとダメなんですよね。{{illustrator}}だからこそ、既存のテンプレートでは出せない、オリジナリティとクオリティに仕上げることができるんです。
ツールの進化によって誰もが簡単にデザインができる今だからこそ、{{illustrator}}とデザインのスキルは、クリエイティブやビジネスで生き残るための、差別化ポイントになりえると思っています」
資料作成など幅広いビジネスシーンでも役立つ
{{photoshop}}だけじゃもったいない!
{{illustrator}}ですべてをデザインしよう
「{{illustrator}}が使えると、本当に何でも作れるようになるんです。作りたいと思ったものが全部、作れます!
学生やクリエイティブ業界を目指す人に“デザイナーになりたい”と言われたら、私なら“とにかく{{illustrator}}を覚えましょう”と即答しますね(笑)。 特にいま、{{photoshop}}を使っているのなら、{{illustrator}}を使わないのは本当にもったいない。UIも共通部分が多いので、{{photoshop}}が使えるなら、{{illustrator}}習得のハードルも決して高いものではないと思いますし、{{photoshop}}+{{illustrator}}のスキルがあればキャリアアップにもつながるはずです。
“{{illustrator}}が使えても表現したいものがない”……そんなときは、自分が好きなものをオリジナルでデザインする、そんな推し活がオススメです」
すぎそん/デザイナー
山口県出身、東京在住。印刷会社でキャリアをスタートし、Web未経験で株式会社あつまるに入社。14年目を迎え、新卒採用プロジェクトからブランディングまで、クライアントワークとインハウスの両面で幅広いクリエイティブを手がけています。戦略性と費用対効果を重視し、期待を超える価値を届けるデザインを追求。SNSでの発信やmeetupの主催、デザイナーコミュニティ運営を通じ、多くの人とつながりを広げています。デザインを通じて生まれる新しい価値が何よりの喜びです。