【無料】職務経歴書テンプレート(Word・Excel・PDF)と職種別の書き方見本
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職務経歴書とは、自分のこれまでの業務経験や身に付けたスキルをまとめた応募書類です。この記事では、職務経歴書のテンプレートが無料でダウンロードできます。
また、テンプレートの選び方や書き方、職種別の記入例、採用担当者が重要視するポイントなど、職務経歴書を作成する際に役立つノウハウもご紹介します。
職務経歴書の種類
職務経歴書には、大きく分けて以下3つの形式があります。
- 逆編年体形式
- 編年体形式
- キャリア形式
それぞれに特徴やメリットがあるため、用途にあわせて使い分けましょう。
逆編年体形式
最も一般的な形式です。
現在から過去にさかのぼって、職務経歴を記載します。
転職活動では直近の経歴やスキルが重視される傾向にあるため、効果的にアピールできます。
●「逆編年体形式」が向いている人
直近の経歴やスキルをアピールしたい方
編年体形式
古い職歴から時系列に沿って職務経歴を記載する形式です。
キャリアの一貫性やステップアップの過程がわかりやすく、履歴書の時系列と合致するため採用担当者が理解しやすくなります。
ただ、直近の情報に辿り着くまでに時間がかかるため、職務経歴が多い場合は「逆編年体形式」か「キャリア形式」がオススメです。
●「編年体形式」が向いている人
第二新卒や社会人歴が短い方
キャリア形式
経験した業務や携わったプロジェクトを基準にして、職務経歴を記載する形式です。
スキルや実績が明確化されるため、これまでの経験にもとづく自分の強みを端的かつ印象的にアピールできます。
●「キャリア形式」が向いている人
専門性の高い職種や、入社後に担当する業務が明確な方
職務経歴書の書き方とポイント
ここからは、職務経歴書の書き方と採用担当者に好印象を与える7つのポイントをご紹介します。
1.箇条書きを使って読みやすさを意識する
採用担当者が即座に理解できるよう、箇条書きで記載しましょう。
項目を列挙することで、要点を簡潔に伝えられます。
ただし、自己PR欄でエピソードを記載する場合は、文章で記載しても問題ありません。
2.成果は具体的な数字で示す
成果をアピールする際は、営業成績や施策による効果を具体的な数字で示すと説得力が高まります。
例えば、売上に関する内容であれば「前年比150%増」、プロジェクトの規模感を示す場合には「10人のチームで6カ月間」といった形で記載しましょう。
また、その成果が企業にどのように貢献したかも具体的に書くと効果的です。
3.自己PRでは強みの根拠をエピソードで説明する
アピールしたい1つの強みに対して1つのエピソードを添えて、根拠を説明します。
アピールしたい強みが複数ある場合は、エピソードも複数に分けましょう。
4.文章量は長すぎず短すぎず
採用担当者がスムーズに理解できるよう、文章は簡潔かつ要点を押さえて書きましょう。
伝えるべき内容と省いてもよい内容を整理し、適切な分量に調整することが大切です。
記載したほうがよいことの例
- 企業の情報
- 部署の情報
- 業務内容
- 課題とそれに対しての取り組み
- 身に付いたスキル
- 実績
- 自己PR
記載しないほうがよいことの例
- 退職(転職)理由
- 当たり前とされる社会人としての常識
- 根拠のない自己PR
- マイナスイメージにつながること
5.就業環境は企業の公式情報から引用する
就業環境については、主観的な意見を避け、企業の公式ホームページやパンフレットから最新の情報を引用しましょう。
6.昇進・表彰歴は背景情報を記載する
昇進や表彰歴をアピールする際は、「何が評価されたのか」を具体的に記載することが大切です。
さらに、その後の業務への取り組みや成果を補足することで、能力や経験をより印象的に伝えられます。
7.職務内容と実績は分けて記載する
職務内容(どのような業務を担当したか)と実績(どのような成果を上げたか)を分けて記載すると、内容が一目で理解しやすくなります。
採用担当者は、経験と実績をそれぞれ分けて参考にしているため、箇条書きで一目で理解できるようにするとよいでしょう。
【職種別】職務経歴書のサンプルと書き方のポイント
職種別に職務経歴書の見本を用意しました。
自分の職種に合うサンプルを参考に、職務経歴書を作成してみてください。
営業職
●「営業職」の職務経歴書のポイント
誰に対して何をどのように販売していたのかを明確に記載しましょう。
反響営業や新規開拓営業など、営業活動を新規客と既存顧客のどちらに対して行っていたかも記載します。
さらには、成約率や売上、社内順位を具体的な数字で記載し、客観的に評価の判断ができる情報を示すと説得力が高まります。
実践した営業戦略や企画提案能力を強調するのもよいでしょう。
事務職
●「事務職」の職務経歴書のポイント
経験業務を箇条書きで列挙し、どのような業務を担当していたのかを端的に伝えましょう。
勤めていた企業の規模や業務効率化を図った実績などを数値で示すことで、採用担当者が能力を評価しやすくなります。
また、資格やスキルは漏れなく記載し、スキルアップに取り組んでいる意欲をアピールします。自己PR文では、事務能力の高さや、仕事に対する前向きな姿勢を印象付けるとよいでしょう。
企画・マーケティング職
●「企画・マーケティング職」の職務経歴書のポイント
企画・マーケティングの分野では業務範囲が多岐に渡るため、どのような分野を担当してきたのかを明確にします。企画のコンセプトや業務内容をわかりやすく記載し、説明能力の高さもアピールしましょう。
また、企画までの過程や意識・工夫したこと、調整業務なども記載したり、予算や成果を細かく数字で示したりと、今までのキャリア像をできるだけ具体的に採用担当者に伝えるとよいでしょう。
販売・サービス職
●「販売・サービス職」の職務経歴書のポイント
扱っていた商材や所属店舗のターゲット層、客単価を記載します。
また、売上目標や達成のために工夫したこと、実際にお客様へ提案していた内容をアピールするとよいでしょう。
店長職を経験している場合は、管理していたスタッフの人数やマネジメントの成果を数字を交えて伝えます。マネジメントでどのような課題を解決したかも記載するとよいでしょう。
エンジニア職
●「エンジニア職」の職務経歴書のポイント
携わったプロジェクトの概要や規模、担当業務を記載します。開発環境や開発言語など技術知識がわかる情報もあわせて伝えましょう。
担当業務を行ううえで意識した点や工夫したことなど、実績だけでなく取り組みもアピールすると強みが伝わりやすくなります。
プロジェクト管理経験がある場合は、プロジェクト要件や管理した人数、マネジメント内容を具体的に記載してください。
クリエイティブ職
●「クリエイティブ職」の職務経歴書のポイント
プロジェクトごとの概要や規模、担当業務、デザインソフトといった使用可能ツールを記載します。
また、制作スキルだけでなく、マーケティングなどの情報収集能力もアピールしましょう。ポートフォリオがある場合は、職務経歴書には数値化した成果を記載し、ポートフォリオも見てもらうようにしてください。
ディレクション経験があれば、スケジュール管理や顧客対応の経験もアピールできます。
医療・福祉・介護職
●「医療・福祉・介護職」の職務経歴書のポイント
保有している資格や経験した業務を具体的に記載します。
業務内で工夫したポイントや意識していたことも伝えましょう。
また、前職での成功体験とそれに至るまでのプロセスを示すことで、採用担当者に入社後どのように活躍してくれるかをイメージしてもらいやすくなります。
マネジメントや後輩の育成に携わっていた場合は、その経験についても記載します。コミュニケーション能力や書類作成スキルといった経験も歓迎されるので、漏れなくアピールしましょう。
土木・建築職
●「土木・建築職」の職務経歴書のポイント
今までの経験によって培った技術や知識、入社後に活かせる資格などをわかりやすくまとめます。携わった業務の規模や担当範囲を具体的に記載し、業務を遂行するうえで工夫・意識した点を伝えましょう。
PCスキルなどがあれば、扱えるソフトを明確にし、どのような作業が行えるかを具体的に示してください。
なお、転職活動の場合は、職務経歴書はもちろん、履歴書の提出も必要です。
以下の記事では、履歴書のテンプレートや書き方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
採用担当者が重要視するポイント
ここでは、職務経歴書の中でも採用担当者が重要視する以下のポイントについて、解説します。
- 経験
- スキル
- 仕事の成果
- 志望動機
- 自己PR
経験
得意分野や前職での経験を参考に、入社後すぐに活躍できるかどうかを判断しています。
転職市場では即戦力が求められる傾向にあるため、自分の経験が応募先の業務に活かせることをアピールするとよいでしょう。
スキル
身に付けているスキルや使用可能なツールなども、重要な判断材料です。
実務以外でも自己学習で身に付けたスキルがある場合は、漏れなく記載することで能力と意欲の高さをアピールできます。
仕事の成果
プロジェクトにおける自分の役割を明確にし、成果を数字やデータで具体的に示すことで、採用担当者が実力を評価しやすくなります。
また、自社が抱えている課題を解決できるかどうかも判断しています。
志望動機
企業は自社に入りたいという意欲だけでなく、入社後に成果を出してくれる人材を求めています。理由と動機に矛盾がないように記載し、キャリアとあわせて一貫した志望動機を示すことで、採用担当者に好印象を与えられます。
自己PR
自己PRでは、性格や能力など様々な資質を参考にしています。
前向きな言葉を選び採用されたい意思を伝えましょう。
企業の事業内容と関連させて、自分の強みをどう活かせるのかをアピールするのが大切です。
なお、文章量はあまり重要視されないため、簡潔に漏れなく記載しましょう。
職務経歴書を提出する際のマナー
職務経歴書の提出方法は、主に以下の3つです。
- メール
- 郵送
- 持参
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
メール
採用担当者は、日々の業務を含め、多くのメールを受け取っています。他のメールに埋もれてしまわないように、職務経歴書が添付されていることが一目でわかる件名を付けてください。
また、添付書類のファイル名も「20250315_氏名(フルネーム)_職務経歴書」のように、わかりやすく明示しましょう。求人サイトや転職サイト経由で提出する場合も同様です。
なお、添付書類は文字化けやレイアウト崩れが起こりにくいPDF形式がオススメです。
そして、職務経歴書には個人情報が記入されているため、パスワードを設定しましょう。
その際に、パスワードは別のメールにて共有します。
メール送信前には、企業名や担当者名に間違いがないかを必ず確認しましょう。
担当者名が不明な場合は「採用ご担当者様」と記入します。自分の氏名や連絡先の記入も忘れないように注意します。
なお、パスワードを使ったPDFの保護は、以下のページから無料で行えます。
今すぐPDFにパスワードをかけたい方は、以下のリンクから早速お試しください。
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郵送
封筒の色に指定はありませんが、フォーマルな印象の白色を選べば当たり障りがありません。また、書留は担当者の手間がかかるため避けるのが無難です。切手は普通切手を使用し、料金に間違いがないように郵便窓口で発送するとよいでしょう。
封筒の左端に赤字で「応募書類在中」と記入し、赤い罫線で囲みます。
なお、書類を送る際には、送付状を同封して「誰が」「何の書類を」「なぜ送ったのか」をわかるようにするのがマナーです。
送付状の書き方や送り方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
そして、封入する書類は郵送中に折れたり、雨に濡れたりすることもあるので、クリアファイルに入れておくと安心です。
また、手書きの文字はその人の印象を左右するので、宛名を手書きする際には、できるだけ丁寧に書くことを心がけましょう。
持参
持参する場合は、汚れや破損を防ぐために封筒に入れて持ち運びます。
封入した書類が持参する過程で折れたり雨に濡れたりすることもあるので、郵送の場合同様、クリアファイルに入れましょう。
採用担当者に手渡しする場合は、職務経歴書を封筒から取り出して、封筒の上に重ねて両手で渡します。
その際、採用担当者から見て文字が読める向きにして差し出すのがマナーです。企業の受付で提出する場合は、封筒から取り出さずにそのまま渡します。
職務経歴書を印刷用のPDFに変換するAdobe Acrobat オンラインツール
職務経歴書を作成したら、印刷して持参したりメールに添付したりと、応募先が指定する方法にあわせて提出します。
その際にMicrosoft WordやMicrosoft Excelで作成したファイルをPDFに変換すると、レイアウトを崩さずに印刷できるだけでなく、PCやスマートフォンなどデバイスを問わず閲覧できるようになります。
Adobe Acrobat オンラインツールなら、誰でもカンタンにWordやExcelをPDFに変換できるので、ぜひ活用してみてください。
PDFに変換
作成したWordやExcelファイルを、以下のリンク先にドラッグ&ドロップするだけで、カンタンにPDFに変換できます。
・WordをPDFに変換
・ExcelをPDFに変換
また、職務経歴書をメールで送付する前に、Acrobatオンラインツールの「PDFを保護」機能を使えば、安全かつカンタンに、PDFにパスワードをかけることも可能です。パスワードに関する詳しい内容は、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
PDFを圧縮
PDFファイルをメールに添付した際に容量オーバーになってしまった場合、圧縮することで解決できます。
・PDFを圧縮
これらの機能以外にも、ワンクリックで文書を要約してくれるAIアシスタント機能など、PDFに関する25以上の機能を使うことが可能です。セキュリティ面にも配慮されていて安全に使えるので、日々の業務にぜひお役立てください。
採用担当者の目にとまる職務経歴書を作成しよう
採用選考において、職務経歴書は採否の重要な判断材料になります。
わかりやすく好印象な職務経歴書を作成し、採用担当者からの評価を高めましょう。
(編集:ウェブライダー)
https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg
ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください
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