夜空の星を撮るコツ

夜空はカメラを上に向ければ撮れるというわけではありません。

天体写真のしくみについて知り、すばらしい写真を撮影しましょう。

夜空を背景にした、天文写真を撮影するカメラ

カメラで天の川の探索を始めよう

夜空は写真家にとって究極のキャンバスになります。夜空はまるで磁石のように、見る人を惹きつけて離しません。適切な機材と知識があれば、星団や新月などあらゆる写真を撮影することができ、仲間の天体写真家と協力して深宇宙の地図を作ることもできます。


 

 

長時間露光を利用する

撮影に取りかかる前に、目標を明確にしましょう。どのような写真を撮りたいのか、そして目的を達成するための機材と知識はあるか。自分にとって、もっとも興味があるものを見つけましょう。 

ライトペインティング技術を利用した天文写真

使使

上空を渡る月を、微速度撮影で撮った天文写真

宇宙写真技術で星の広がりまたは星空を撮影する

スタースケープ:壮大な星の景観を撮影するには機材とノウハウが必要ですが、肉眼では捉えられないような星の景色を作り出すことができます。

天文写真技術で月のクローズアップを撮影する

クローズアップ:望遠鏡を使用すると、本当にすばらしい天体写真を撮影することができます。この撮影方法には通常の撮影よりも少し多くの機材が必要になります。

どんな種類の写真を撮影するにしても、フレーミングが重要です。「星空だけを写すのではなく、前景の樹木でも建造物でも、空を縁取るものをフレームに入れるとよいでしょう。そうでないと、宇宙映画のワンシーンみたいになってしまいますから」(写真家/Jeff Carlsonさん)

 

Carlson500ルール

 

 

天体写真に適した機材を準備する

興味のある写真の種類が決まったら、機材を用意します。

 

スマホのカメラは技術的に飛躍的な進歩を遂げているとはいえ、天体写真ではDSLRカメラの機能と交換レンズが必要になるでしょう。またどのような種類の夜空を撮影する場合でも、三脚は必須です。

  

ISOISO感度6,400使Derek Boyd

 

夜の野原で望遠鏡を利用して天文写真を撮る

 

 

天体写真の撮りかた

最高の写真を撮りたければ、建物の照明によって夜空が明るく照らされる「光害」のない、暗い空を選ぶことが必要です。お気に入りのハイキングスポットがある場合は、三脚を持って行きましょう。

天文写真技術を利用して撮影した遠く離れた銀河
木々の間から望む遠い山の上に浮かぶ夜空の天文写真
暗い木々の上を流れる天の川を捉えた見事な天文写真

到着したら天体写真を撮影するために重要な、以下の項目を考慮しましょう。


 

ISO感度:ISO感度は、カメラのフィルムの感光度を表しています。デジタルカメラでは、カメラのセンサーの光に対する感度を指します。ISO感度を高くすると、画像は明るくなりますが、画像のざらつきも増加します。天体写真の場合、天体の画像をできるだけくっきりと鮮明に保つために、ISO感度をできるだけ低く保つ必要があります。

 

シャッタースピード:シャッタースピードは、カメラのシャッターが開いて、カメラのフィルムまたはそのデジタルセンサーに光が当たる時間を決定します。夜の写真撮影では、非常に遅いシャッタースピードを使用するので、画像がぼやけないように三脚を使用する必要があります。5秒、8秒、さらに10秒の露出を試し、結果を調べてどれがもっともよく撮影されているかを確認するとよいでしょう。

 

絞り:天体写真の撮影では、絞り値(F値)を低くする必要があります。F値を高くする(=絞る)と、より深い被写界深度の画像が得られますが、必要な露出を得るための十分な光量を得ることが難しいためです(もちろん例外はあります)。

 

重要なのは自由に実験し、結果を確かめて、次に撮影に出かけたときに必要な機材がわかるようになることです。

 

 

天体写真を編集する

天体写真では、画像の編集と調整により、色の可能性を最大限に引き出すことが重要です。光害やその他の要因で画像が色あせてしまうからです。Adobe PhotoshopとAdobe Lightroomには、画像をくっきりと、きれいにするさまざまなツールがあります。

天文写真技術で捉えた星の生き生きとした写真

天体写真編集スキルを身につけるために、以下の機能を試してみましょう。

 

 

天体写真は機材と技術こそ必要になりますが、誰もが見つめずにはいられない、驚くような写真を生み出すことができる、魅力にあふれています。天体写真は冒険です。ベテランのプロ写真家であるAnthony Pidgeonさんは、次のようにアドバイスしています。「夜(天体)の写真撮影では、予想外のできごとを受け入れましょう。それを受け入れられる精神があれば、本当にクールなものに出会えるはずです」

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