思い出に残る結婚式写真の撮りかた

登場の瞬間から参列者に見送られながら退場するときまで、写真家は新郎新婦の大切な日のために万全の準備を行なう必要があります。予定していた撮影をこなし、笑顔こぼれる瞬間を捉える方法について、重要なポイントを紹介します。

キャンドルの明かりで照らされたテーブルと新郎新婦のボケを生かした結婚式写真

結婚式写真は一生もの

 

Grace Rivera7

レンズフレアを入れて撮影した新郎新婦の結婚式写真

結婚式写真の撮影準備

 

スケジュールと撮影リスト

 

Khara Plicanic300人2

新郎から指輪を受け取った花嫁のボケを活かした結婚式写真

結婚式の撮影リストでカップルと考慮する必要のある重要事項をチェックしてみましょう。

 

1. 2

 

2. 

 

3.2姿

 

430分60分

 

5. 

 

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ライティング

 

その日のスケジュールを知ることによって、どのタイプの照明を使用するかを決めることができます。ゴールデンアワーの光(日の出の1時間後、または日没の1時間前の、被写体を美しく見せる柔らかな自然光)は、結婚式のポートレートに理想的ですが、多くの結婚式は条件が厳しい日中に行なわれます。

 

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撮影の日はゲストが到着する前に到着して、会場周辺の光を見て回っておくと、撮影時のストレスを軽減できるでしょう。

水平線に向かって砂浜を歩いている新郎新婦の幻想的な結婚式写真

使Kilen MurphyISO使ISOGoellner

 

機材

 

会場がどこであっても、式が始まったあとで別のレンズを取りに外に出ることはできません。撮影にはしっかりと備えましょう。フラッシュに加えて、さまざまなショットを捉えられるレンズが必要になります。写真撮影機材のチェックリストを作成するには、事前に撮りたいショットの種類を検討しておきます。たとえば、Plicanicさんは、その場のドキュメンタリーな瞬間を捉えるために50ミリレンズを、大規模な結婚式の出席者の撮影には広角撮影用の16~35ミリレンズを、離れたところから親密な瞬間を捉えるために70~200ミリレンズを使用しています。

ビーチで笑顔でポーズする新郎新婦

セカンドフォトグラファーの存在も役に立ちます。

 

「私はカメラ2台を持ち、セカンドフォトグラファーも2台持ち、そしてさまざまなレンズを準備します。離れたところから瞬間を捉えるための長いレンズと、全体を写すための広角レンズ。必要なものすべてを撮影するのに30分しかない式の場合は、この2つのレンズをすばやく切り替えることができるようにしておきたいですね」(Riveraさん)

 

 

大切な日には予想外を想定する

 

式を挙げる2人はおそらく、雨の場合の計画も立てています。式のフォトグラファーも同様に撮影リストで予想していない瞬間に備える必要があります。結婚式の進行中、注意深く観察していると、当人たちが気づくことのない、本当にユニークで記憶に残る瞬間を捉えることができます。

新郎新婦が結婚式でケーキを切る瞬間を捉える

「『特別で意味のあるものは何か』と考えます。写真を見たときに驚いてもらいたいからです。そうして撮影を進めておくと、『こんなことがあったなんて知らなかった!どうやって撮ったの?』と言ってもらえるのです」(Plicanicさん)

 

自分の結婚式で起こることのすべてを目撃することはできません。リアルな瞬間を鋭く記録することができたなら、“期待以上のことをしてくれた”と2人に感じてもらえることがでるでしょう。

 

「私が画像を送ったとき、リストに載っていなかった瞬間を捉えた写真がたくさんありました。でも花嫁はそれに夢中でした」(Riveraさん)

 

どうしたらいい瞬間を撮れるでしょうか。経験はもちろん必要ですが、大切なのは忙しいカップルが間違いなく見逃してしまいそうな物語をその日のうちに見つけ出すことです。

 

「本当に楽しい会話をして、笑っている人々に注目します。ゲストの視点から見た結婚式を写真に捉えるのです」(Plicanicさん)

 

ある程度の混乱状態は受け入れましょう。熱狂的な結婚式のエネルギーが写真に力を注ぐこともあります。

 

Naba Zabih

 

 

プロの結婚式写真で考慮すること

 

式を挙げる2人は、その写真家の作品スタイルを好んで依頼することが一般的ですが、フォトグラファーとしては、2人の希望を考慮することが重要です。

 

「2人は写真家に全面的に仕事を依頼しています。ですから、自分が何をどのように撮影するのか、そして2人はどのような協力ができるかを伝えるのです」(Plicanicさん)

 

それをしっかり伝えると、現実的な期待をしてもらうことができます。「2人が持ってくる参考写真の多くは、1枚の写真の作成に8時間もかかるような編集された結婚式写真であるということを理解してもらう必要があります」(Riveraさん)

 

2人からは今までに経験したことのないことを求められるかもしれません。対応できる要求かどうかを判断するには、コストと時間について考慮したうえで検討しましょう。これは、プロとして結婚式撮影しようとするすべてのフォトグラファーが経験すべきプロセスです。

夕日に向かって歩いていく新郎新婦の素晴らしい結婚式写真

1.  運用コスト:

機材の費用から税金の控除まで、ビジネスにかかる費用を理解することは、作業時間に対して何を請求するかを決定するのに役立ちます。計算には、会計士の費用を含め、保険、ソフトウェア、レンタルサーバー、データストレージの料金も忘れずに含めます。大規模な結婚式を撮影するために、セカンドフォトグラファーを雇う必要があるかどうかも考慮しましょう。会場への往復費用もこのコストに含まれます。

 

2.  納品コスト:

 

3.  時間コスト:

 

4.  機会コスト:

1年間の収入を考えると、結婚式の写真は季節性があり、春の終わりから秋の初めにかけて依頼がもっとも多いことを考慮しましょう。また、撮影をするときは、一度にひとつの場所にしかいられません。結婚式の多くは土曜日に当たるため、週末に撮影の予約が入ると、その日のほかの仕事は断る必要があるでしょう。撮影価格設定を行なう際には、こうした特殊性を踏まえ、資金的ニーズを満たすための適切な請求金額になっているか確認しましょう。これは非常に重要なことです。

 

5.  専門知識コスト:

ウェディングフォトグラファーとしての知識とスキルを構築するには時間がかかります。しかし、経験豊富なプロであればこそ、悪天候、スケジュールの変更、厳しい照明環境、困難なゲストなど、さまざまな問題が発生する未知の日でも、式を挙げる2人の助けになることができます。「なぜこれにこれだけの費用がかかるのか」という質問をされても、ベテランフォトグラファーなら多忙なイベント中に自信を持ってあらゆる課題を処理できる自分の能力について、しっかりと説明することができるでしょう。自信がつき、経験を積んだなら、それに応じて撮影料金を調整するようにしましょう。

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