コスト
8K動画を処理するには、動作が安定した機器と膨大なストレージが必要であるのに加え、8K カメラはスタンダードなHDカメラより高額です。8Kで撮影できるカメラは、4Kより普及していませんが、既に市場にはSamsung S20 Ultraスマートフォンや、$55,000(約600万円)のRED Monstroシネマトグラフィーカメラなどが発売されています。
実際の違いとは?
8Kに関して、それが肉眼で見分けることができるかどうか、と言う議論がされています。8Kは、人間の目がどれだけのピクセル数の違いを実際に見分けることができるか、と言う疑問を投げかけ、中には4K画面でも8K画面でも、画質を見分けることはできない、と言う人もいます。
確かなことは、8Kの画像を十分楽しむには、適切な鑑賞環境が必要である、ということです。しかし、そのような環境を整備することはほとんどできないでしょう。例えば、4Kで撮った動画であっても、それを標準的なHDのノートパソコンの画面で見るのであれば4Kで十分です。実際、映画館ではほとんどの場合、2Kの解像度で上映しています。鑑賞する距離も関係してきます。普通にテレビを見る距離の場合、8Kの微細さはほとんど失われてしまいます。それに加え、画面によって色の映り方が違うので、正確な色は出ません。このような問題を軽減するためにできることは、モニターを調整して、適切な色を表示させることです。
自身のビデオに8Kは必要か?
動画の画質を考える時、解像度の高さよりも考慮すべきことがたくさんあります。「カメラがここまでできる、ということを示した点で8Kは素晴らしいと思います」とレナードさんは言います。しかし、コストの高さと、これだけの解像度がありながら、人間の目にはほとんど違いがわからない、ということを考慮して、8Kが自分の撮影作業に必要かどうか判断する必要があります。
特殊撮影やCGを動画に取り入れている場合は、8Kの違いの大きさが分かるでしょう。画質を失わずにクロップできるのも8Kの利点です。「ファッション写真や高級製品の商業写真では、よく8Kを使います」とハラさんは付け加えます。8Kはまだ、このように限られた分野でしか使われていませんが、日に日に使う用途が増えてきています。
8Kを使うと決心したら、必ずビデオ編集ソフトを使いましょう。Adobe Premiereはこうした場合に最適です。処理作業が早くスムーズになります。