よりよい写真を撮るためのヒント

より多くの人の目を惹きつけるすばらしい写真を撮るにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、写真撮影のスキルを高め、クリエイティビティ豊かな写真を撮るためのヒントを紹介します。

オレンジ色の背景の前でポーズをとっているモデルの写真を撮る写真家

写真をより魅力的にするには

どのような写真に魅力を感じるのか、それは見る人によって異なります。美しい写真かもしれませんし、人を刺激する写真かもしれません。または見る人を驚かせる写真かもしれません。意図が何であれ、見る人に自分のメッセージや考えを伝えられたのなら、それは魅力的な写真と言うことができるでしょう。しかし、写真を通して自分の考えをしっかり伝えるには、写真撮影の技術的な部分をしっかりと身につけておく必要があります。それにはたとえば、カメラがどのように作動するか、どのような構図がいいのか、光の変化にどう対応するのか、といったことが挙げられます。ここではプロの写真家の専門知識とアドバイスをもとに、自分の写真撮影能力をさらに高めていきましょう。

 

露出を決めるコツ

すばらしい写真はどれも、いい露出設定から始まります。シャッタースピード絞り(f値)、ISOの設定がどう関わり合い、露出が決定するのかを学びましょう。たとえば、少ない光量のときにf値を大きくして早いシャッタースピードで撮ると、露出不足の暗い写真になる……といった相互関係を理解できたら、組み合わせをいろいろ試して、求める写真を探してみましょう。シャッタースピードを長くして、動きによるブレを出してみる、f値を小さくして、被写界深度を浅くすることでやわらかいボケを出してみるなど、アプローチはさまざまです。ひとつの設定を変えたら、ほかの設定もそれに合わせて調整しましょう。露出が過度(オーバー)でも不足(アンダー)でも、見ている人は構図、色、写真の内容に集中できなくなります。

サボテンのクローズアップ写真

撮影機材を知る

「カメラや撮影について知れば知るほど、現場で臨機応変に設定を変えられるようになります。カメラを使いこなせるようになるわけですね」(写真家/ジェフ・カールソンさん)

たとえば、デジタル一眼レフカメラで夕陽の写真を撮る場合、沈みゆく太陽によって変化する光に合わせて、絞りやシャッタースピードを、すばやく調整していかなければなりません。使っているカメラが、どのような設定で撮影できるのかを知ることも大切です。そうすれば、樹木や雲の間から太陽の光が射す、美しい写真を撮り損ねることはありません。

 

「重要なことは持っている機材の問題ではなく、それらをどう使うかなのです。使っているツールの使いかたをしっかり学びましょう。たとえ撮影機材がiPhoneだけだったとしても、クリエイティビティにあふれる写真を撮ることができるでしょう」(写真家/サラ・マーセラさん)

デジタルカメラだけでなく、スマホのカメラも一段と高品質になっています。そこにAdobe Photoshop Lightroom のようなポストプロセスの写真編集ツールを組み合わせれば、いつでもかんたんに、プロのような写真編集ができます。

 

たくさん写真を撮る

「私からの第一のアドバイスは“とにかく練習する}”ということです。どのような環境でも、どのような撮影でも、ひとつも同じものはありません。写真を撮るたびに、何か学ぶことができるのですから」(写真家/ジェン・バーンさん)

この“練習”とは、たくさん写真を撮ることだけではありません。瞬間のイメージを捉え、自分のアートセンスを磨くことにもつながります。外に出るときは必ずカメラを持って出かけ、自分の興味を引くものを撮るようにしましょう。散歩に出たら、植物のクローズアップ写真を撮ってみる、家族のスナップショット撮ってみるのもよいでしょう。

 

「写真をたくさん撮りましょう。なかにはよくない写真もあるでしょう。でも、それでいいのです」(カールソンさん)

撮る写真のすべてがすばらしいわけではありません。プロの写真家でさえ、いいとは言えない写真を撮ることがあります。試行錯誤を重ねることで徐々に上達していき、自分の気にいったスタイルやアプローチを発見できるようになります。試して、失敗し、また試す。この繰り返しこそが上達の秘訣なのです。

外、人、オブジェクトのコラージュ

自分に合った光を探す

いい写真にはいい光が必要不可欠です。いい光はムードを作り、適切な露出を与え、構図の中の重要な部分にハイライトを当てることができます。スタジオのライトと自然の光の両方で試し、どちらの方法が撮りたい写真に合っているかを見てみましょう。スタジオのライトなら、色、明るさ、光の位置を完全にコントロールできます。スタジオ撮影で自然に見えるライティングをするのは難しいことですが、メインライトをセットアップする方法がわかるようになったら、自分の望むライティングができるようになります。

 

ライティングに関しては、自然の光のほうが少しかんたんかもしれません。機材を揃え、使いかたを覚える必要がないからです。しかし、自然光を使って外で撮影する場合、太陽が真上にある正午には撮影しないようにしましょう。光が当たりすぎて、写真が平坦になり、明るすぎる写真になってしまいます。ゴールデンアワーと呼ばれる、日没の数十分前、日の出の数十分後に撮影をしてみましょう。この時間帯の太陽の光はやわらかくて、撮影がしやすいからです。

子供を抱えた女性が木の生えた砂漠を歩く写真
白がテーマの芸術的なテーブルシーンの写真

いろいろな構図を試す

構図とは、写真家がフレームに写す要素の配置のことです。三分割法のような標準的な構図のルールは、写真のどこに対象物を配置したらよいのかを試してみるのには便利な方法です。たとえば、被写体を写真の中央に配置せず、左右どちらかの3分の1の位置に配置し、残り3分の2のスペースはオープンにしてみましょう。

三分割法を使った撮影法をマスターしたら、さらに異なるアングル、異なる視点でも撮影してみましょう。写真のバランスを取って被写体を配置するのもよいですし、見る人の視線を誘導するラインについても考えてみます。構図がおもしろい写真は、印象に残る、思い出深い写真となることでしょう。

 

異なるスタイルを試す

興味を惹く被写体をいろいろと探してみましょう。

「自分はどんな写真を楽しく撮りたいのか、考えてみましょう。なぜなら、それが写真を見る人にも伝わるからです。自分が楽しくなる物を撮るようにしましょう」(カールソンさん)

被写体に興味を抱くと、その写真がさらに興味深い、おもしろいものになります。ウォーキングが好きな場合は、風景写真を撮ってみましょう。または、普段周りにいる人々のポートレートを撮ってみましょう。写真への情熱を心に秘めて、興味がわく被写体を探求してみましょう。

横を向いている女性とカップルが映る2枚の写真
2枚の外の風景写真

自分のアートセンスを信じる

「ほかの写真家から学ぶことはいいことです。でも、あまり自分と比べないようにしましょう」(写真家/ドーンドラ・バッドさん)

世界にはすばらしい写真家がたくさんいます。そして美しく、感動的な写真もたくさんあることでしょう。このような作品を鑑賞して、すばらしいと思うことはいいのですが、自分の写真と比べて失望してはなりません。自分なりのスキルを高め、アートセンスを磨いていきましょう。

 

「私からの最大のアドバイスは、自分の創造力を働かせるということです」とマーセラさんは言います。たとえ創造力が働かなくても問題ありません。その場合は、ほかの興味を持てるモチーフを探しましょう。撮った写真がつまらなく見えたら、今までの考えかたから離れて、何かまったく新しいものを試してみるのもよいでしょう。そうすると、思いがけずインスピレーションが湧いてきて、すばらしい写真が撮れるかもしれません。

 

Lightroomのプリセットを活用する

スナップショットの場合は特に、完璧な写真を撮るのは不可能です。そこで便利なのがAdobe Photoshop Lightroomのような写真編集ソフトです。

「私はプリセットでたくさんの経験を積み、色の調整方法、表現方法を学びました。Photoshop Lightroomはプリセットの状態からさらに上を目指すことができるのです」(バーンさん)

Photoshop Lightroom の標準プリセットをいろいろ試してみましょう。さらに思い通りの写真にするには、自分だけのカスタム写真フィルターを作ってみましょう。ごく普通の写真とすばらしい写真の違いは、そのディテールにあります。そのとき、Photoshop Lightroomのようなツールが手元にあれば、そうしたディテールをうまく編集できるようになることでしょう。

寄稿

Adobe Photoshop Lightroom の多彩な機能

Adobe Lightroom のプリセットで写真を簡単に編集し、クラウドの写真ストーレージ管理を使えば、どこにいても自分の作品にアクセスできます。

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