トラックマットを使用してテキストをビデオで塗りつぶす

After Effectsのタイムラインで知っていると役立つ機能に 1つのレイヤーのアルファチャンネルから 別のレイヤーの透明部分を判断する機能があります 実際のプロジェクトで説明しましょう プロジェクトパネルに、Finished Referenceフォルダーがあります プロジェクトパネルに、Finished Referenceフォルダーがあります Finished Referenceコンポジションをダブルクリックします スペースバーを押して再生します 背景ビデオが表示され テキストの中にも背景ビデオが入っています これを作成するには、アルファマットを使用します スペースバーを押して、再生を停止します 「Fill Text with Video」タブをクリックします ここに1つのレイヤーがあります SUNRISEテキストのレイヤーです これはマスクが適用された平面レイヤーです このテキストレイヤーで レイヤーメニューから 「作成」 「テキストからマスクを作成」を選択して作成しました 見る人のシステムに同じフォントが組み込まれていなくても どの画面でも同じようにテキストが表示されます ここで、レイヤー1を選択して タイムラインの左側にある ソロボタンをクリックします これで、テキストが黒い背景に表示されます 透明部分を確認するには 透明グリッドを切り替えます コンポジションパネルの下部、中央にボタンがあります SUNRISEのアルファチャンネルは このテキスト内であることがわかります アルファチャンネルを確認するには コンポジションパネルにある このボタンをシングルクリックして、「アルファ」を選択します このレイヤーはソロ表示しているため アルファの透明部分が表示されます レイヤーの白い部分が透過し 100％透明となって 背景が表示されます それが透明部分グリッドで表示されます ここで、もう一度このボタンをクリックして 「RGB」に戻し ソロボタンをオフにして Beachレイヤーをテキストの中に表示します しかし、その前に 背景にBeachレイヤーのコピーを作成しましょう レイヤー2を選択して Command（Ctrl）+Dキーを押して複製します それをレイヤースタックの一番下に移動して 表示をオフにします 真ん中のBeachレイヤーは 1つ上のレイヤーを 透明部分を判断する トラックマットとして使用します タイムラインの中間部分をご覧ください 「スイッチ/モード」をクリックします スイッチが表示されている場合は モードに切り替えます トラックマットの右端にある ドロップダウンメニューから 「アルファマット'SUNRISE'」をクリックします すると、上のレイヤーのアルファチャンネルを参照して 透明部分が判断されます ここで、レイヤー3の表示をオンにすると テキストが見えなくなってしまいます そこで分離する必要があります レイヤー2を選択して 「エフェクト＆プリセット」で 「高速」と入力します 「高速ボックスブラー」をタイムラインの レイヤー2にドラッグ＆ドロップします 「ブラーの半径」で数値を大きくします これでテキストが出てきますが さらに、背景との ブレンド方法を変更しようと思います それにはいくつかの方法がありますが 最初の方法では 内側にシャドウを追加します レイヤー2を右クリック（Windows）するか Control+クリック（macOS）して 「レイヤースタイル」から 「シャドウ (内側)」を選択します すっきりした印象になりました さらに、「シャドウ (内側)」のオプションを開き 「サイズ」の数値を大きくします これで、テキスト内がソフトな印象になります しかし、ブラーが少し強すぎるようなので 高速ボックスブラーの 「ブラーの半径」を調整しましょう 5前後に下げます これで背景ビデオの模様が少し見えます もう少し強調するため 右クリックして 「レイヤースタイル」から 「光彩 (外側)」を選択します 「シャドウ (内側)」は閉じて 「光彩 (外側)」を展開します 「サイズ」の数値を大きくします 次に、「不透明度」の数値を 20％前後まで大きく下げます これでスクラブすると テキストに背景ビデオが浮かぶように見えます これはテキストにトラックマットを使用したからです トラックマットを適用する際の注意点は アルファチャンネルを持つレイヤーを 塗りに使用するレイヤーの上に 置くことです 「スイッチ/モード」を切り替えて トラックマットで 「アルファマット'SUNRISE'」を選択します 「アルファ反転マット'SUNRISE'」では 先ほど作成したものとは逆に ビデオの内側がシャープになり 外側がすべてぼやけます 「アルファマット'SUNRISE'」に戻しましょう