平面的なイラストに 点描のテクスチャを少し加えて 奥行きや 味わいを加えたいと 思ったことはないでしょうか Brian Woodです Adobe MAXチームでクリエイティブ/ コンテンツストラテジストをしています 今日はIllustratorの 散布ブラシを使って アートワークやテキストに 深い味わいを加える方法をご紹介します 散布ブラシでは作成した アートワークをパスに沿って 散乱させることができます 散布ブラシを作成するには まずアートワークを作ります ベクターアートワークなら シンプルなドットや シェイプなど何でも構いません ここではこのようなアートワークから 始めてみます そのためには、まずシンプルな円を作成し それをコピーしてから ブレンド機能を使って それらをブレンドします 個々の円を編集し アートワークを拡張して さらにコピーを増やしてから それを「個別に変形」させて ドットが散乱して見えるようにします 私はよく「拡大・縮小」を調整して 「ランダム」を選択し ランダムな散乱に変形します さらに、「移動」の「水平方向」や「垂直方向」を変更したり 「回転」の「角度」を変更したりして 好きなように編集してから 「OK」をクリックします ブラシを作成するには、ブラシパネルを開き アートワークを選択した状態で 「新規ブラシ」ボタンをクリックします 目的の「散布ブラシ」を選択して 「OK」をクリックします 散布ブラシには、様々な オプションを設定できます これらは後で、ブラシをパスに 適用してから調整し 変化をリアルタイムで確認したいと思います 「OK」をクリックして 散布ブラシを適用するための パスを描きます パスに「塗り」がある場合は「なし」にします パスは後から調整できますので ご心配なく ブラシパネルで、 ブラシをクリックして適用すると パスに沿ってブラシが アートワーク上に拡散されます ではこのパスを こちらのシェイプに適用してみます シェイプを選択して 「内側描画」モードを選択します これはシェイプの内側に 何かを追加できるモードで 基本的にマスクを作成します パスをカットして、ペーストし 移動させて 終点を調整しながら 好きなようにカーブに合わせます この散らばったアートワークは もう少しこんな感じにしたいので ブラシを調整するため 先ほど表示されたオプションを 設定することにします ブラシパネルで 作成したブラシをダブルクリックします プレビューを選択したら 「回転の基準」を 「パス」に変更します ここではアートワークの サイズを拡大縮小したり 「間隔」でアートワークの ドット同士の間隔も変更できます 「散布」ではパスからの アートワークの距離を調整できますし 「回転」で回転させることもできます 実際どの設定も 「ランダム」を選択して 範囲を設定しても構いません これは見た目をより自然に見せたい場合に 非常に便利な機能で 例えば、「サイズ」は ここからここまで変更できます 設定を少し微調整しましょう いろいろ試してみてください 散布ブラシで使用する アートワークのカラーを変更したい場合は ここで「着色」の 「方式」を選択します 私は通常「明清色」か 「明清色と暗清色」を選びます この場合パスの線のカラーを 設定しておけば そのカラーが適用されます そうでなければ元の 黒のままになります 詳細を知りたい場合は この電球アイコンをクリックします 「OK」をクリックして 新しく変更したブラシ設定を パスに適用します さらに見た目を調整するには 「線幅」を変更したり スウォッチを選べば 「線のカラー」も変更できます その他「不透明度」や 「描画モード」なども変更可能です 必ず「標準描画」を選択して アートワークの編集を終えてください 散布ブラシを作成することで プロジェクトにあらゆる種類の テクスチャを追加できます こちらや こちら こちらも すべて散布ブラシで作ったものです いくつかのアートワークが用意されていますので ぜひ独自のものを作り 残りのシェイプにも適用して その効果を試してみてください
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ベクターを使用してイラストやグラフィックを作成
