全体としては良いのに 空が冴えない そういった写真を撮った経験は 誰にでもあるでしょう でも、このビデオで紹介するように Photoshopなら 簡単に空を置き換えて 見栄え良く仕上がります こんにちは、アドビのLearnチームの Seán Dugganです 画像に別の空を追加するのは よく使われる合成手法の ひとつですが Photoshopでは 「空を置き換え」機能に その合成を 任せることができます 見てみましょう パタゴニアのフィッツロイ山の風景写真を 編集しています せっかくうまく撮れているのに 空の印象が いまいちです 手直ししましょう 編集メニューで 「空を置き換え」を選択します 「空を置き換え」ダイアログで 新しい空を選択すると 画像に自動的に追加されます 「空」のメニューを開くと Photoshopに用意されている 3つのグループの空の画像が 表示されます いくつか試してみましょう 「青空」の画像は 元の写真の空と似ているので よく馴染みますね この機能を使うときには シーンの光源の種類や 方向を 確認するようにしています そうすれば 元の画像に馴染んで 違和感なく仕上がる 空を選択しやすくなります 例えば 「壮観」グループから 暗い嵐雲の立ち込めた ドラマチックな空を選択すると Photoshopがうまく 合成してくれます ただ、元のシーンの光を 再現するような 空に置き換えられるとは限りません これは素敵な空ですが 太陽光線が山々の背後の 雲の切れ間から 射し込んでいるのに対し 元の写真では 山頂部の明暗や 道路上の 車の影から 日光がシーン右上から 射していることがわかります 今度は「夕暮れ」のシーンを選択して 「空を置き換え」の設定について 見てみましょう 上2つのスライダーでは 新しい空のマスクを元の画像と どう馴染ませるかを調整します 左右に動かして 感覚をつかみましょう スライダー自体を動かす方法以外に 調整名にカーソルを置いて 左右にドラッグすることでも スライダーを操作できます 大抵は Photoshopがうまく処理するため 調整の必要はほとんどありません 空の「明度」を調整することや 「色温度」で色の寒暖感を 調整することもできます 構図によっては必要に応じて 拡大・縮小や反転もおこなえます デフォルトで有効になっている移動ツールを使用すると 空を動かして 様々な配置を試すことができます 「前景の明暗」と 「エッジの明暗」のスライダーでは 新しい空の光と元の画像の馴染ませ方を 調整します これらの調整による変化は 編集前後の空の境界線を 見比べるとわかります コントロール類の最後は、とても面白い 「カラー調整」です 新しい空のカラーにもとづいて 前景のカラーを 調和させることができます 0に設定すると調整はおこなわれず カラーバランスは元の写真の ままですが スライダーを右に動かすと 空の赤味が 前景に反映されていきます よりニュートラルな色味の空の場合 それほど変化を感じないでしょうが 夕焼け空の編集には便利です このように美しくても シーンの光の再現という点では まだこの写真に 最適な空ではありません そこで次に 独自の空の画像を追加してみましょう この機能の便利さを 実感できるはずです 私はきれいな空を見かけたら 必ず写真を撮るので こういうときに その習慣が役立ちます 「空」の選択メニューを開いて アクティブだった 「壮観」グループの外の 下のグレーの部分を クリックし フォルダーアイコンをクリックして 新しいグループを作成します 「My Skies」と名付けましょう 次に、フォルダーの横にある「+」アイコンを クリックし 使いたい空の画像を 指定して フォルダーに入れます 元の写真の雰囲気を 損なわないように 雲が面白い青空に します 少し拡大して ドラッグし 様々な配置を 試してみます 総合的に見て、このシーンには この空がいいでしょう リアルさという点でも合格です 「出力」セクションで 「新規レイヤー」を選択し 「OK」をクリックします レイヤーパネルには Photoshopによって作成された レイヤーの調整レイヤーと 個々のレイヤーマスクが 空を置き換えモードのグループに 整然と並んでいます これらの調整レイヤーが 優れているのは 必要に応じて 修正を加えられる点です 「空を置き換え」機能を使用すると 合成やカラー調整を Photoshopが 処理するため 日常的な作業が効率化します 「空を置き換え」機能を紹介しました ぜひ、冴えない空が写った ご自分の写真で 実践してみてください
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