チュートリアル記事初級4 分

動画内の人物などを簡単に切り抜く方法-オブジェクトマスク活用で合成もすばやく

Adobe Premiere Ver.26.0から搭載された「オブジェクトマスク」機能を使って複雑な形の切り抜きを簡単に行う方法を解説します。
人物や物体を個別に指定して切り抜きが行えるため、合成や色調補正など様々な場面で役立つ機能です。

作業に入る前に、サンプルファイルをダウンロードします。

注意:付属のStockアセットは練習目的でのみご利用ください。利用条件を見る


手順

  1. 素材の読み込み

  2. オブジェクトマスクツールを選択し、人物を選択

  3. トラッカーを使用し、人物のマスクを自動で解析

  4. 映像素材を複製し、マスクを不透明度に適用

  5. 切り抜いた人物の下にCG素材や文字を配置

※Adobe Premiere 26.0.0を使用して操作しています。

① 素材の読み込み

1. Premiereを起動し、読み込み画面でダウンロードした素材2つを選択します。画面右側の「シーケンスを新規作成する」をONにして、画面右下の「読み込み」をクリックします。


2. 選択した素材がシーケンスに並んだ状態で読み込まれました。まず女性がソファに座っている素材を使用します。

② オブジェクトマスクツールを選択し、人物を選択

1. ツールパネルから「オブジェクトマスクツール」を選択します。


2. プログラムパネルでマウスカーソルを重ねることで被写体を自動認識します。


【TIPS】 選択範囲の追加と除外

選択する範囲を追加・除外させたい場合はプログラムパネルの下部にあるプラス・マイナスボタンから行えます。


3. 人物をクリックします。エフェクトコントロールパネルに「割り当てられていないマスク」が追加されました。

③ トラッカーを使用し、人物のマスクを自動で解析

1. エフェクトコントロールパネル/割り当てられていないマスク/オブジェクトマスク/トラッカーのボタンを押します。ボタンは順方向、逆方向、両方向、1フレーム毎の種類があります。


2. トラッキングが開始されます。

④ 映像素材を複製し、マスクを不透明度に適用

1. シーケンス上のクリップを選択し、optionキー(Windowsはaltキー)を押しながら上方向にドラッグ&ドロップし、クリップを複製します。V4トラックに複製したクリップを配置します。


2. V4トラックのクリップを選択し、エフェクトコントロールパネルの「オブジェクトマスク」を選択します。先ほどトラッキングを行ったマスクが表示されます。


3. プログラムパネル上の人物マスクを右クリックし、不透明度に適用します。


4. V1トラックを非表示にしてみると、人物だけが切り抜かれたことがわかります。

⑤ 切り抜いた人物の後ろにCG素材や文字を追加

1. 女性の手が最も上がったタイミングに合わせてCG素材をV2トラックに配置します。


2. ツールパネルから「横書き文字ツール」を選択し、プログラムパネルをクリックします。テキストが追加されます。適宜調整し、テキストのクリップをV3トラックに配置します。


3. 人物の背景をCG素材とテキストに変更できました。


4. V3トラックとV5トラックにそれぞれテキストを配置します。


5. 人物の前と後ろにテキストが配置され、奥行き感のある演出ができました。


このオブジェクトマスクはアイデア次第で様々な演出や表現ができるパワフルな機能ですので、是非チャレンジしてみてください。

インストラクター
佐川正弘 (SG)

Adobe Stock提供元
Andrii Iemelianenko
DESIGN BOX

2026年2月5日


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