チュートリアル記事初級5 分

動画内の人物にぼかしを入れる方法-シェイプマスク活用例

Adobe Premiere Ver.26.0からマスク機能が刷新され、従来のマスクよりも正確に調整できる上、処理速度も大幅に向上しました。

「シェイプマスク」機能を使えば、部分的にエフェクトを適用させたり、色調補正をしたり、また素材自体を切り抜いたりと様々なシーンで活用できる機能です。今回は人物の顔にぼかしを入れる方法を通して、基本操作をマスターしましょう。

作業に入る前に、サンプルファイルをダウンロードします。

注意:付属のStockアセットは練習目的でのみご利用ください。利用条件を見る

 

手順

  1. 素材の読み込み

  2. 楕円形マスクツールを選択し、人物の顔をマスクで囲う

  3. トラッカーを使用し、人物のマスクを自動で解析

  4. トラッキングの修正

  5. エフェクトにマスクを適用

※Adobe Premiere 26.0.0を使用して操作しています。

 

① 素材の読み込み

1. Premiereを起動し、読み込み画面でダウンロードした素材を選択します。画面右側の「シーケンスを新規作成する」をONにして、画面右下の「読み込み」をクリックします。

シーケンスの中に素材が配置された状態で読み込まれます。

 
② 楕円形マスクツールを選択し、人物の顔をマスクで囲う

1. ツールパネルから「楕円形マスクツール」を選択。

 

2. プログラムパネルで人物の顔を囲うようにドラッグ&ドロップします。

 

3. マスクの枠のポイントを操作することで、拡大縮小・回転をすることができます。

 

4. エフェクトコントロールパネルに「割り当てられていないマスク」が追加されました。

 

③ トラッカーを使用し、顔の動きを自動で解析

1. エフェクトコントロールパネル/割り当てられていないマスク/オブジェクトマスク/トラッカーの横に順方向、逆方向、両方向、1フレーム毎のボタンがあります。
両方向のボタンをクリックします。

 

2. 自動で動きが解析され、マスクが顔の動きに追従します。

 

【TIPS】 シェイプマスクの修正方法は2つ

トラッカーを使ってマスクを追従させたものの、思ったような結果にならずにマスクがズレてしまう場合があります。

そんな時は手作業で修正するわけですが、新しくなったシェイプマスクには修正方法が2つありますのでご注意ください。

その2つがプログラムパネル下部にある「クリップ」「フレーム」です。

「クリップ」を選んでいるときはマスクの修正がクリップ全体にかかります。

「フレーム」を選んでいる時はマスクの修正がそのフレームに反映されます。

 

例:マスクの形を細長く変えた場合

 

「クリップ」を選んでいる場合
クリップの最初から最後までマスクの形が細長くなります。

 

「フレーム」を選んでいる場合

修正したフレームのみマスクが細長くなりますが、それ以外のフレームは最初の楕円のまま。

今回の様な人物の顔にぼかしを入れる場合は、始めに全体でトラッキングを行い「フレーム」の状態で修正するのがおすすめです。

 

④ トラッキングの修正

1. プログラムパネル下部の「クリップ」「フレーム」と書かれている部分の「フレーム」を選択。

 

2. クリップを再生し、マスクがズレてしまっている箇所を正しい位置・大きさ・角度に手作業で修正します。

 

⑤ エフェクトにマスクを適用

1. マスクの修正が終わったらエフェクトを適用します。

2. エフェクトパネルから「Gaussian Blur」をエフェクトコントロールパネルにドラッグ&ドロップします。

 

3. 自動的にGaussian Blurにマスクが適用されます。

 

4. Gaussian BlurのAmountの数値を調整してぼかしの量を決めます。

 

5. 楕円形マスクのぼかしを調整することでマスクの境界線がぼけて自然に馴染むようになります。

 

今回はブラーをかけて顔をぼかしましたが、色調補正のエフェクトを使って顔周辺だけを明るくしたり、不透明度に適用することで映像自体を切り抜いたりと幅広く使える基本機能ですので、是非使い方をマスターしてください。

インストラクター
佐川正弘 (SG)

Adobe Stock提供元
nenetus

2026年2月5日


Premiere でこれらのチュートリアルをお試しください

映画やビデオの作成と編集