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ADOBE ACROBAT SIGN

初心者向け売買契約書ガイド

営業担当者になりたての人も、経験ある起業家でも、売買契約書は役に立つツールです。Acrobat Signを使って、このような法的拘束力のある契約書と購入合意書を作成しましょう。本記事ではアメリカの取引についてご紹介します。

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A person reviews a sales contract on their computer while reviewing details on their smartphone

売買契約書の手引き

売買契約書とは、取引の両当事者が作成する合意書の種類のひとつで、資産の売買条件の概要を記載したものです。資産には、サービス、商品、不動産、その他、売り買いできるものすべてが含まれます。

州法と米国統一商事法典[Uniform Commercial Code (UCC)]で規定されているその他のガイドラインにもよりますが、売買契約書には、ペンとインクで実際の紙に署名したサインが必要なこともありますが、ほとんどの場合、それは必要ありません。その他にも売買契約書の一種として分類できる契約書がいくつかあるので、ビジネス経営者はそれも覚えておくと便利です。

注文書

注文書は、取引関係の条件の概要を示す文書で、売買前に買い主から売り主に送られます。これはサービス契約のプロセスの初期にやり取りされることが多く、取引の条件を示すために、売り主が買い主からこれを受け取ります。

注文書は、売上請求書とは異なります。売上請求書は、注文書が処理された後で、売り主が買い主に送ります。

Reviewing and signing a sales agreement with Adobe Sign on a smartphone or laptop

売買証書

売買証書は合法的な文書で、資産の移動を明示しています。これは、商品の販売を示す法的拘束力のある文書としての働きをします。これは、商品やサービスを後日提供することを約束する、約束手形とは異なるのでご注意ください。通常は売り主が売買証書を発行し、これには取引に関することがすべて記載されています。しかし、売り主がこれを忘れた時には、買い主が売買証書を発行することができます。

例えば、車を売った場合、取引が終了した後で売り主は、買い主との間の合意条件が記載されている売買証明書を発行します。その代わりに、買い主が売買証明書を発行して、売り主に署名してもらうこともできます。どちらも可能です。売買証明書は、売り主が自分の車を売り、その車は買い主の個人的な所有物となったことを示しています。

売買証明書を発行することで、口頭の約束では十分ではない、法的保護を得ることができます。

保証書

保証書は売買契約書に付随しています。通常は販売された製品を保証する内容が、文書の形で記載された証明書です。多くの場合、製造会社がその品質や製品寿命について保証しています。保証書には以下の点が記載されています。

  • 返品と返金
  • 製品が壊れた場合の修理
  • 製品の品質とグレード
  • 製品と資産に関する購入者の権利(使用権など)

保証書を作成すると、一連の保証項目を顧客に提供する、正式な契約を結ぶことになります。こうした契約書では、保証書が有効とする条件を説明すると同時に、保証の有効期限がいつまでか規定する必要があります。このような情報を保証書に含むのは、会社を守るための適切で安全な方法です。黙示保証の場合、法的根拠に触れていないために会社が思わぬ損害を被ることがあるからです。

A person leaning against a concrete pillar reviews a sales contract on a tablet

効率的な売買契約書を作成するためのステップ

きちんと作成された売買契約書には通常、以下の4つの重要項目が記載されています。:取引当事者、商品およびサービスの説明、支払い条件、納品条件。

当事者の明確化

どの売買契約書も、誰が取引の当事者かを最初に明記します。商業的な契約書の場合、通常これは個人の名前または会社名と、取引先の個人名または会社名となります。さらに、契約書の最初の部分には、その契約書がいつ作成され、締結されるか、その日付を記入しなければなりません。このプロセスにおいて署名を確認し、管理するツールがあると、良い取引を結ぶうえで非常に役立ちます。

商品の説明

売買契約書の次の部分では、何を買うのか、あるいは売るのかを明確にします。これは多くの場合、契約の一環として、何をするべきか、すべきでないかを定めた、法的な約束または合意となります。商品、サービス(取引の一部である場合)、サービス期間、手続き完了日などが、詳細にわたって記載されます。

金銭関連

料金は、売買契約書の中でも特に重点的に交渉がおこなわれる項目です。購入金額と支払いの詳細は、クライアントと合意に達したら、できるだけ迅速に文書化しておく必要があります。契約書のこの部分では、支払い期限、支払い方法、分割払いの場合の支払いスケジュールを明記する必要があります。

納品

売買契約書の最終部分では、商品やサービスの納品日を記載し、納品の過程で何かが起きた場合、特に災害関連の事由、またはいずれの当事者にとっても制御不可能な事由によって納品に支障が生じた場合についての条項を設けます。

Example of a sales agreement in Adobe Sign on a tablet device

契約書を整理して安全に保管

従来の売買契約書にはインクで紙に書いた署名が必要でしたが、今は契約書をすべて電子的に送ることができます。この新しい技術を利用するには、送り手も受け手も使える、デジタル署名のツールが必要です。

Acrobat Signを使えば、最後の署名プロセスに至るまで、契約書全体を電子化することができます。契約書やその他の文書を、どこにいても簡単に素早く更新することができます。Adobe Document Cloud Libraryと併用すれば、簡単に文書にアクセスできます。契約書に電子署名をする人は、Acrobat Signの文書を手元に持っている必要はありません。

文書を安全に保管

Acrobat Signは、文書とそこに記された署名を、強固なセキュリティ機能で保護します。ユーザーは2段階認証とドメインキーを適用することができ、ID、認証、アクセスをどこにいても管理できます。

非常に機密性の高い文書向けに、監査証跡を使用した説明責任、特定のユーザー用のアクセス管理、文書受領の確認や認証といった機能を備えています。Acrobat Signは、業界固有の署名規制に準拠しているので、このツールを使うことで、法を遵守し、リスクを軽減させて取引をおこなうことができます。

移動が多く柔軟性が必要な営業チームは、Acrobat Signを使うことでモバイルデバイス、スマートフォン、タブレットからも署名をすることができます。モバイルアプリのLiquid Modeでは、署名欄を画面のサイズに合わせてコントロールおよびカスタマイズすることができ、どこにいてもビジネスのための署名ができます。売買契約書のテンプレートとチュートリアルをご覧になり、電子サインについてさらに発見してください。

作業を完了させる。生産性向上の鍵

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