[lynda.com、You can learn it.]
[このビデオは、lynda.comのトレーニングチュートリアルからの抜粋です] [After Effects CC Essential Training with Ian Robinson] >>複数のエフェクトを重ねる場合は 頭の中にあるアイデアをなんとか表現しようと している場合か 自分のクリエイティビティを刺激して 新しいものを生み出そうとしている場合が多いものです 複数のエフェクトを適用するときに大切なことは エフェクトの適用順序によって プロジェクトの仕上がりが大きく変わるということです それをお見せするために、このプロジェクトでは いくつかのエフェクトを重ねて エッジのグローのようなスタイルを作成し ランナーが少し浮き上がって見えるようにします では始めましょう。
タイムラインでレイヤー1を選択し エフェクトメニューを開きます エフェクトを見るときには エフェクトのグループ分けを理解することが重要です グループごとに機能が異なります 例えば、「ブラー」はもちろん様々なブラーを作成するエフェクトです 「カラー補正」は、色を変えたいときに利用します 「マット」はクロマキーなどの 合成を行う場合に最適です 今回はスタイルを作成するので 「スタイライズ」グループを選択します 「スタイライズ」で「輪郭検出」を選択しましょう このエフェクトを適用すると 自動的にエフェクトコントロールパネルが表示されます このエフェクトが適用された画面を見ると これでは画面が白すぎます 背景は黒っぽくしたいので 「反転」チェックボックスを有効にしてみましょう これでかなりイメージしていた状態に 近付いてきました ただ、線のエッジの色がバラバラなのが 気になりますね では、もう1つエフェクトを重ねて カラーを調整しましょう エフェクトメニューで「カラー補正」を選択します 今回は白黒にしたいので 「白黒」を適用します これでランナーの輪郭が明るくなりました なかなか良いですね さらに他の要素も適用したい場合は どちらのエフェクトでも 様々なパラメーターをスクラブしていけば、それを適用できます 「元の画像とブレンド」をクリック&ドラッグすると このように、「輪郭検出」エフェクトの強さを調整できます 今度は「白黒」エフェクトで 各チャンネルをスクラブしてみましょう ここで色の種類ごとに輝度を調整することで 白黒の状態が変わってきます レッド系をクリック&ドラッグで-67まで下げると ランナーのハイライトが弱くなります また左にドラッグして-67に下げましょう イエロー系も、ドラッグで値を上げ下げできます もうお分かりですね これを操作して、イメージどおりの スタイルを探せば良いわけです これで大体のところは良いですね これを元のシーンにブレンドしたいと思います [Mac:Command + Dキー、Windows:Ctrl + Dキー] それには、まずレイヤー1を選択し [Mac:Command + Dキー、Windows:Ctrl + Dキー] Command + Dキーを押してレイヤーを複製します 他のレイヤーに適用されている エフェクトを素早く削除するには エフェクトを削除したいレイヤーを選択し エフェクトメニューで「すべて削除」を選択します 何も変わりませんが、これはまだ レイヤー1をレイヤー2にブレンドしていないからです 「スイッチ / モード」ボタンをクリックし モードを「通常」から「ソフトライト」に変更します これで黒のピクセルはかなり減りましたが ハイライトのグローは残っています このグローを強くするために レイヤー1を選択した状態で またエフェクトメニューの「スタイライズ」で「グロー」を選択します ただ、エフェクトの場所が分からないということも よくありますので、その場合は エフェクト&プリセットパネルを使います このフィールドをクリックし 「グロー」と入力しましょう すると、スタイライズのところに32-bitのグローエフェクトが 見つかりました このエフェクトをクリックし レイヤー1までドラッグしましょう マウスを放すと、ランナーの輪郭が浮き出して見えるようになりました ここでプロジェクトをスクラブ再生すると ランナーの輪郭が光って見えるようになっていますね 複数のエフェクトを適用して、このスタイルを作成できました エフェクトの適用順序について 説明するために、もう1つエフェクトを追加しましょう レイヤー1を選択し、エフェクトメニューで 「描画」を選択し 今回は「レンズフレア」を描画します このレンズフレアは、わざとらしい感じもしますが 今回の説明には十分です このレンズフレアのコントロールハンドルをクリックし あまり目立ちすぎないように 画面の左上に移動しましょう エフェクトコントロールパネルで 各エフェクトの横にある三角形をクリックし エフェクトを折りたたんでいくと エフェクトを適用した順序が見やすくなります では、順序を変えてみましょう 例えば、「レンズフレア」を「白黒」の上に移動すると レンズフレアが白黒になりました レンズフレアを白黒の上にドラッグしたことで レンズフレアそのものに 白黒が適用され、色が取り除かれたわけです 今度は「輪郭検出」を レイヤー階層の一番下にドラッグすると レンズフレアにも輪郭検出が適用されました。
グローの後でも効果がありますね では、「グロー」を「輪郭検出」の下に移動しましょう すると、レンズフレアの輪郭にもグローが適用されていますが 輪郭はどれも白黒のままです そこで「白黒」をオフにすると、このシーンの 輪郭がカラーに戻りました 他にもできることを全部試して どうなるかを説明しても良いのですが ポイントはお分かりいただけましたね エフェクトの順序を変えると 適用される状態が変わり 仕上がりが大きく違ってきます 使い方はレイヤーと大差ありません エフェクトコントロールパネルを見て 適用状態を確認し、上から下に進めていけば良いのです
