チュートリアル記事

初級

5 分

キーフレームを使わずにエクスプレッションでアニメーションを設定

エクスプレッションを使ってアニメーションの動きを設定します。

このサンプルファイルは、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材です。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。

学習した内容:エクスプレッションの様々な適用方法

エクスプレッションを使用する理由

エクスプレッションを使用すると、キーフレームよりもすばやく簡単にアニメーションを作成できます。

エクスプレッションを適用

  • エクスプレッションを適用するパラメーターの横にあるストップウォッチを、Optionキー(macOS)またはAltキー(Windows)を押しながらクリックします。

シンプルなエクスプレッションを作成

  • まずはwiggleエクスプレッションを作成してみましょう。エクスプレッションを一から作成するには、エクスプレッションを適用してからタイムラインで選択します。次に、テキストボックスに「wiggle」と入力し、続いて「(10,5)」のように括弧の中に2つの値を指定します。テキストボックスの外をクリックすると、wiggleエクスプレッションが適用されます。

wiggleエクスプレッションに指定した1つ目の値は、このパラメーターが1秒間に小刻みに動く回数を示します。2つ目の値は、その動きの度合いを示します。上の例では、このパラメーターは1秒間に10回、どの方向にも最大5ポイントの範囲で動きます。

パラメーターのピックウィップを使ってパラメーターをリンク

  • パラメーターの「親とリンク」列にあるピックウィップを別のパラメーターにドラッグしてリンクすると、ひとつのパラメーターによって他のパラメーターを制御することができます。例えば、ひとつのレイヤーの回転値にもとづいて、別のレイヤーの位置を制御することができます。

演算記号でエクスプレッションを調整

  • エクスプレッションの終わりに演算記号と値を追加すると、エクスプレッションを調整できます。エクスプレッション速度を下げるには「/」、上げるには「*」を使用します。また、特定の値を加算(+)および減算(-)することもできます。

ヒント: エクスプレッションは使い慣れることによって、より簡単に使用できるようになります。ピックウィップを使ってパラメーターをリンクしたり、演算記号で調整したりして、パラメーターの理解を深めてください。


Adobe Stock提供元

ritchyme

プレゼンター

Ian Robinson

2023年5月24日

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