マスタープロパティを使えば 複数のグラフィック間の変更とバージョンの 管理がしやすくなります 実際にやってみましょう このプロジェクトでは Norwayコンポジションを開いています Title_Animationというプリコンポジションと 背景のビデオがあります タイムラインの先頭から スペースバーを押して、アニメーションを確認しましょう 単純なアニメーションタイトルです このタイトルのカラーやテキストを 変更する方法を説明します スペースバーを押して再生を停止します 通常、変更を加えるには プリコンポジションを開く必要があります ここを展開しても トランスフォームのオプションが表示されるだけだからです そこで、このプリコンポジションをダブルクリックして Title_Animationコンポジションを開きます これで、タイムラインをスクラブすると このグラフィックの メインアニメーションが入っていることがわかります ここで、変更対象のプロパティを指定します それがマスタープロパティとなります これをおこなうには ワークスペースを変更します 画面上部の右側にある 二重矢印をクリックします エッセンシャルグラフィックスパネルを開きます このパネルで、マスターコンポジションにする コンポジションを選択します 「マスター」ドロップダウンをクリックして Title_Animationコンポジションを選択します 「サポートするプロパティのみ」を選択します このボタンをクリックすると 大量のプロパティが表示されます カスタマイズ可能なものです 例えば、テキストの 位置などを変更できます スクロールして、「NORWAY」を表示します 「ソーステキスト」をクリックして エッセンシャルグラフィックスパネルに ドラッグ&ドロップします 「Location Text」と入力して、名前を変更します このグラフィックのカラーも変更しましょう 下にスクロールして 「Inside Frame」を選択します 現在の塗りのカラーは青です 「カラー」 も上にドラッグ&ドロップします 「Bar Color」と入力して、名前を変更します ここに表示されているどのプロパティでも エッセンシャルグラフィックスパネルに追加できますが この説明では2つだけにします Norwayコンポジションに切り替えます プリコンポジションをご覧ください 「トランスフォーム」のほかに 「マスタープロパティ」ができています そこで、バーを青から赤に変えたいと思えば ここにあるカラーピッカーをクリックして この赤みがかった部分をサンプリングします 赤というよりサーモンピンクですが このままにしましょう ここに別のコンポジション、Canadaがあります これをクリックすると これにもTitle_Animationがあり 同じマスタープロパティがあります これを見ると、オリジナルの青いカラーのままです メインのTitle_Animationコンポジションのカラーです しかし、マスタープロパティを使えば メインのコンポジションに戻って変更する必要はありません 「Location Text」で右クリックし 「値を編集...」
を選択します ここでは、例として 「canada」と入力します すべて小文字で入力しましたが 大文字で表示されています マスターのTitle_Animationのテキストに 大文字になる「オールキャップス」を設定したからです このように、ここでテキストの文字や カラーを変更することができます マスターコンポジションに戻る必要はありません マスタープロパティを利用すれば 複数のプロジェクトのバージョン管理がしやすくなります
