チュートリアル記事

初級

5 分

After Effectsトラックマットレイヤー新機能で、作業が格段に効率化

これまではレイヤー毎にトラックマットとしてレイヤーを設定する必要があり、さらに一つ上の階層に配置せねばならず、レイヤー数も多くなりがちでした。

トラックマットの設定を一つのレイヤーにまとめることができるようになったこと、しかも一つ上の階層に配置する必要なく指定することができるようになりました。

テキストのグラデーション素材が切り替わるアニメーションを例に作成しながら、見ていきましょう。

1. 新規コンポジションを作成する
2. トラックマットを設定する
3. アニメーションを作成する

作業に入る前に、練習用サンプルファイルをダウンロードしておきましょう。

チュートリアルの途中で設定方法などが分からなくなった場合は参考にしてください。

また、以下のURLからチュートリアルに必要なAdobe Stock素材をダウンロードください。

AdobeStock_211171843
AdobeStock_291302119
AdobeStock_355870311
AdobeStock_383124856
AdobeStock_482663423
AdobeStock_495614622
AdobeStock_512181350

手順1/3 新規コンポジションを作成する

After Effectsを起動して素材を読み込み、素材を「新規コンポジションを作成」アイコンにドラッグ&ドロップまたはコンポジション設定をし、新規コンポジションを作成します。

手順2/3 トラックマットを設定する

テキストを作成し、編集素材をタイムラインに読み込みます。

今回はVlogのタイトル風に「Travel Vlog」と入力し、画面の中央に配置します。

次にプロジェクトパネルから素材をまとめて選択し、タイムライン上に配置します。

素材を全選択し、トラックマットレイヤーのピックウィップを使って一番上のテキストレイヤーを選択します。そうすることで、一括でトラックマットを設定することが可能です。

「Travel Vlog」という文字レイヤーを通して編集素材の映像が表示されました。

手順3/3 アニメーションを作成する

トラックマットの設定が完了したら素材を全選択します。

ストップウオッチアイコンをアクティブにし、キーフレームを有効にします。

不透明度プロパティで0:00:1:00秒の箇所に不透明度100%の状態でキーフレームを打ちます。0:00:1:07の箇所に時間インジケーターを移動し不透明度を0%にします。

これで不透明度プロパティが7フレームの間に100%から0%になり、編集素材がフェードアウトするアニメーションができました。

次に編集素材の各レイヤーを1秒ずつずらしていきます。

1秒毎にテキストのグラデーション素材が切り替わるアニメーションが作成できました。


After Effects でこれらのチュートリアルをお試しください

ビジュアルエフェクトやモーショングラフィックスを作成