レイヤーとは、コンポジションの作成に使用される要素のことです レイヤーを使うと、コンポジションの外観を柔軟に制御できます 各レイヤーには独自のパラメーターセットがあり それぞれ個別に調整できます このチュートリアルでは レイヤーに調整を加えて タイトルアニメーションの外観を調整していきます まずは、タイムラインの下部にある 空白領域をクリックして レイヤーが何も選択されていない状態にし タイムラインパネルをアクティブにします 次にスペースキーを押してアニメーションをプレビューします CTIがタイムライン上を移動していくと レイヤーが次々とシーンに加わっていきます スペースキーを押して再生を停止します このように タイムラインの右側では主に レイヤーがいつ表示されるのかを制御します さて、このタイトルアニメーションでは このピンクの星印が目立ちすぎているので もう少し背景に馴染ませようと思います レイヤーに調整を加えるには レイヤーのオプションを表示します ここではレイヤー3を選択して このレイヤーのオプションを表示しましょう 左側の三角形をクリックすると、オプションが開きます これはシェイプレイヤーなので、コンテンツがあります また「トランスフォーム」オプションもあります 「トランスフォーム」オプションは、After Effects CCコンポジション内の すべての可視レイヤーにあります さて、「不透明度」の横には青いストップウォッチがあり こちらには小さなひし形があります これらはアニメーションのキーフレームです このレイヤーが徐々にフェードインすることを意味します レイヤーをクリックしてドラッグすると キーフレームがこのレイヤーに固定されていることがわかります Ctrl+ZまたはCommand+Zを押して、今の操作を元に戻します ここでおこないたいのは、このレイヤーを背景にブレンドすることです 不透明度は使いません タイムラインの中央には これらのスイッチがあり その下には、スイッチとモードを切り替えるためのボタンがあります モードは描画モードです Photoshop CCをお使いの方はご存知かと思います 「通常」となっているレイヤー3のドロップダウンをクリックします 背景に馴染ませるために、このレイヤーを他の要素よりも暗くしたいので 「比較(暗)」セクションの「乗算」を選択します すると、レイヤーが背景にブレンドされ、星が紫色になりました 良くなったと思います それでは、レイヤー3のオプションを非表示にして このアニメーションを微調整する方法について見ていきましょう 画面を見ると、「Starlight」の文字が 背景から浮き出ていますが、やや不十分です そこでレイヤー6に移動します このレイヤーは平面レイヤーです オプションを開くと 「トランスフォーム」オプションしかありません タイムラインの左側を見ると 目玉のボタンがオフになっているので これをオンにします すると、このレイヤーが表示されました これらのパラメーターにカーソルを移動し クリックしてドラッグすると、値を調整できます 不透明度を下げることもできますが これはあまり見映えがしないので 不透明度を100%に戻して こちらにも描画モードを使いましょう 「通常」から「ソフトライト」に変更します レイヤーのオンとオフを切り替えると シーンの見映えが良くなったことがわかりますね さて、タイムラインの右側を見ると このレイヤーは先頭のフレームから始まっています このレイヤーは、グラフィックが表示されてから 開始するようにしたいので 白い線を表示する レイヤー4を選択し Iキーを押して、CTIをそのインポイントに移動します レイヤー6をクリックしてドラッグすれば レイヤーをスライドできますが レイヤーのデュレーションは変わりません ここでは、レイヤーの開始点をトリミングしたいので スライド操作を元に戻します トリミングをおこなうには、レイヤーの左端を右にドラッグするか キーボードコマンドを使用します Windowsの場合は、Alt+[ Macの場合は、Option+[です これで、このレイヤーのインポイントがCTIに移動します CTIを動かすと、星印が浮かび上がるのと同時に このレイヤーが暗くなるのがわかりますね 良くなったと思います それでは、レイヤー6を非表示にして 各レイヤーを見ていきましょう レイヤー1はレイヤー名が変更されておらず 何のレイヤーなのかわかりません これらの要素が表示される位置まで CTIを動かしてみましょう どうやら、このパターン化された線のようです 確認のため、表示のオン/オフを切り替えてみます。
間違いないですね レイヤー1が選択された状態で、名前を変更しましょう EnterキーかReturnキーを押して 「Repeating Lines」と入力します EnterかReturnを押して確定します このように、レイヤーを使用すると、コンポジションの外観を微調整できます
