Adobe Auditionでは、対象箇所を 正確に選択することが重要です スペシャルエフェクトを一部に適用し オーディオの一部のみを除去するなど 波形エディターを使って 選択する方法を説明します メディアブラウザーから、Media/Sessions/ 「Working with sound」フォルダーを選択し Interview-Noise_audio.wavを ダブルクリックして開きます サウンドの視覚表示が できるのが特長です スペクトル表示を広げます ここに人工的なノイズが入っているので それを除去しようと思います それを除去しようと思います 一度お聴きください クリックで再生します 電話の着信音を確認してください このようなノイズの除去は録音後にできます まず、波形表示を広げます まず、波形表示を広げます ヘッドアップディスプレイは端に移動しましょう ここにツールが並んでいます 選択中の表示モードで使用できる ツールだけが選択可能で 一部はグレー表示です マルチトラック編集用のツールだからです 特に注目していただきたいのが 時間選択ツール、長方形選択ツール、なげなわ選択ツールです まず、時間選択ツールですが ドラッグすればその範囲の 時間が選択されます 選択可能な範囲は1つだけです クリックしたところが 移動先です 小さな範囲を選択しても 自動的にその最初の部分に 時間インジケーターが揃います 再生ボタンを押せば、選択部分が再生されます 短いですね また、選択すると 自動的にスペクトル表示でも 周波数全域が選択されます 選択したデュレーションの 周波数が囲まれます スペクトル表示をクリックしても 波形と同じように選択できます しかし、長方形選択ツールでは スペクトル表示でドラッグすると 特定の周波数のみが選択されます とても小さいですがドラッグして 着信音の信号を選択すれば 音量を下げる、エフェクトを適用するなどの編集ができます 音量を下げる、エフェクトを適用するなどの編集ができます 波形表示でこのツールを使おうとすると 時間選択に切り替わり 自動的に正しいツールが選択されます なげなわ選択ツールは ドラッグで、スペクトル表示内の 自由な形状を選択できます このように囲んだ 領域を選択でき エフェクトの適用などができます Adobe Photoshopを使ったことがあれば マスクと呼ばれる選択方法を ご存じでしょう 選択した領域を クリック&ドラッグすれば 周波数スペクトル表示内で 移動できます 上にドラッグすると縮小し 下にドラッグすると拡大します 右端のスケールを見ればわかるように 均等スケールではなく 対数スケールだからです 同じ周波数でも 1Kから4Kの方が 6Kから10Kよりも大きい 対数曲線です そのため選択範囲も それに従い変形します 特定の周波数範囲の選択が スペクトル表示内で 正しく反映されます もう1つ、ダブルクリックすれば オーディオファイル全体が選択されます しかし、ズームコントロールで ズームインして 時間選択ツールを選択し 選択を解除、ダブルクリックして ズームアウトすれば ご覧のとおり オーディオクリップ全体ではなく 表示されている部分だけ選択されています この方法は、ズームを使って 選択する範囲のみを表示し ズームアウトして、デュレーションのうち 対象範囲にのみ編集を適用する場合に便利です Auditionで選択する方法を説明しました 非常に重要な作業なので 少し時間をかけて 3つのツールに慣れてください
