チュートリアル記事初級15 分

Illustratorでオリジナルの名刺を作る方法

Adobe Illustratorを使って、オリジナルの名刺づくりにチャレンジしてみましょう。ベーシックな機能と生成AIを活用し、印刷所に入稿することを前提に、適切なデータの作成方法を解説します。

作業に入る前に、サンプルファイルをダウンロードします。
本素材は学習目的のために限り使用することができます。

※Adobe Illustrator 30.4を使用して操作しています。

1. サンプルファイルを開く

Illustratorを起動し、ファイル/開くからサンプルファイル「Sample_Ai_NameCard.ai」を選択して開きます。
サンプルファイルは横向きのA4サイズ、カラーモードはCMYKカラー、レイヤーは背景、ロゴ、文字、トンボの4つのレイヤーが設定されています。

2. 名刺サイズの長方形を描く

「背景」レイヤーを選択後、長方形ツールを選び、アートボード上の任意の位置をクリックします。長方形ダイアログボックスが表示されるので、「幅」を「55mm」、「高さ」を「91mm」に設定して「OK」をクリックします。

コンテキストタスクバーの「塗り」を「ブラック」、「線」を「0mm」に設定し「戻る」をクリックします。これで一般的な縦型名刺サイズの長方形が描けます。

3. トリムマークを作成

ここでは、入稿に必要な「トリムマーク」を作成します。トリムマーク(トンボとも言います)は印刷物を裁断する位置を示す目印です。

長方形を選択し、メニューからオブジェクト/トリムマークを作成を選択します。これで裁断位置を示すマークが表示されます。

トリムマークは、自動的に一番上の「トンボ」レイヤーに作成されます。

作成した長方形とトリムマークを選び、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら右方向にドラッグして複製します。

4. ガイドを作成

名刺の内側に、テキストやロゴなどを配置するための目安となるガイドを作成します。長方形を選択し、メニューからオブジェクト/パス/パスのオフセットを選択します。ダイアログボックスが開いたら、「オフセット」に「-5mm」を入力し、「OK」をクリックします。

トリムマーク以外の長方形を選択し、メニューから表示/ガイド/ガイドを作成を選択します。

長方形がガイドに変換されます。ガイドは表示・非表示が可能で、実際に印刷はされません。

誤ってガイドを移動しないよう、メニューから表示/ガイド/ガイドをロックを選択して固定します。

5. 文字を入力する

名刺に文字情報を入力します。「文字」レイヤーを選択後、文字ツールを選択し、任意の位置でクリックして氏名を入力します。続けて別の位置に住所・電話番号・メールアドレスを入力します。

6. 文字の設定

入力した文字を選択し、文字の大きさや間隔を調整します。メニューからウィンドウ/書式/文字を選択し、文字パネルを表示します。

ここではフォントファミリーを「小塚ゴシック Pr6N」、スタイルは「R(Regular)」、フォントサイズは「14pt」、トラッキングは「100」に設定します。住所や連絡先は同じフォントファミリ・スタイルで統一し、サイズは「6.5pt」、行送りを「11pt」、トラッキングを「100」に設定します。

設定が完了したら、選択ツールでテキストボックスをドラッグし、内側のガイドに合わせて位置を調整します。

7. ロゴの配置

ロゴやイラストなどを配置します。ここでは、アートボード外にあるロゴをドラッグし、名刺内に配置します。内側のガイドに合わせて、位置や大きさを調整します。

8. 背景色の設定

「背景」レイヤーを選択後、長方形ツールで、名刺サイズより周囲3mm伸ばした長方形(幅:61mm、高さ:97mm)を作成し、トリムマークの外側の線に合わせて最背面に配置します。スウォッチパネル(ウィンドウ/スウォッチ)を開いて、「塗り」をロゴと同じオレンジを選択します。さらにカラーパネル(ウィンドウ/カラー)を開いて、濃度を30%に変更します。

9. 「パターンを生成」でパターンを生成する

表面の背景の長方形を選択し、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら右方向にドラッグして複製し、裏面に配置します。メニューからオブジェクト/パターン/パターンを生成を選択し、パターンを生成パネルを開きます。

パターンのベースとなるオブジェクトを生成します。「プロンプト」フィールドに生成したいオブジェクトの説明を入力します。ここでは「北欧 ボタニカル」と入力しています。

「カラーとトーン」をクリックして、カラープリセットを「鮮やかなカラー」にチェックします。「カラー数」を「5」 に設定します。「効果」をクリックして、「フラット」に設定します。

設定後「生成」ボタンをクリックします。

3つのバリエーションが作成されるので、好きなパターンを選択します。気に入った結果がなければ、もう一度生成のボタンをクリックするか、プロントを変更してみましょう。

※⽣成されるコンテンツは、サンプルと同じものが⽣成されることはなく、その都度新しいコンテンツが⽣成されます。

10. パターンを編集する

生成されたパターンは、スウォッチパネル(ウィンドウ/スウォッチ)の「生成パターン」フォルダーに自動的に追加されます。

オブジェクトまたはパターンを編集するには、メニューからオブジェクト/変形/個別に変形を選択します。「パターンの変形」のみにチェックを入れると、オブジェクトを変更せずにパターンだけを変形することができます。

11. ドキュメントを保存する

名刺データが完成したら、後から編集できるように必ずアウトライン化前の状態で保存しておきます。メニューからファイル/保存を選択します。

12. 入稿用のファイルを準備する

印刷所によっては、文字をアウトライン化する必要があったり、PDFなどファイル形式が指定されている場合があります。印刷所の指示に合わせて入稿用のファイルを作成し、わかりやすい名前をつけて別名で保存します。


2026年8月12日

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