ガイドを使うことで、短時間で簡単に正確なページを作成できます このチュートリアルではマージンガイドと段組ガイドについて説明します InDesign CCを起動し このチュートリアルの練習用ファイルを ダウンロードして開いてください ページパネルが表示されていない場合は 「ウィンドウ」メニューの 「ページ」をクリックします ページパネルを見ると 3ページ構成のファイルであることがわかります 2ページ目をドキュメントウィンドウで表示するには 2ページのサムネールをダブルクリックします 新規ドキュメントを作成する際に マージンと段組の値を指定して ドキュメントのすべてのページにガイドを表示します このページのマゼンタ色の線が、0.5インチのマージンです しかし、テキストフレームはマージンガイドと関係なく ページの中央に寄っています このドキュメントを作成した人は マージン「0.5インチ」と段組数「1」を指定したようですが このデザインでは役に立っていません 3ページ目のサムネールをダブルクリックします 3ページも同様のレイアウトですが テキストフレームを正しく配置するためのガイドがありません 同様のレイアウトでコンテンツを追加していく場合は フレームの位置を統一した方が見やすくなります しかし、それをガイドなしで揃えるのは時間がかかります 修正しましょう まず、このドキュメントの2ページ目と3ページ目を選択します そのためには、2ページのサムネールをダブルクリックして 2ページ目をドキュメントウィンドウに表示します 次に、Shiftキーを押しながら、3ページ目をクリックします 2ページと3ページのサムネールが、選択を意味する 青色にハイライトされます これらのページのマージンと段組を変更するには 「レイアウト」メニューから 「マージン・段組」をクリックします マージンと段組を変更しても テキストと画像のレイアウトはそのまま保持したいので 「レイアウトを調整」をオフにします マージンの天、地、ノド、小口に 別々の値を入力したいので チェーンアイコンをクリックして リンクを解除します マージンの「天」に"1.25 in" 「地」に"1.75 in" 「ノド」と「小口」に"1.5 in"を入力します 「段組」の「数」に"2"を入力します 「段組」の「間隔」に"0.5 in"を入力します これで「OK」をクリックします 2ページ目と3ページ目のサムネールを ダブルクリックして ドキュメントウィンドウに表示します 2ページと3ページの両方に 同じマージンガイドと段組ガイドが 表示されます ページのレイアウトに合ったガイドです ガイドに沿って、テキストフレームとグラフィックフレームを 揃えることができます 「表示」メニューから 「グリッドとガイド」を見ると 「ガイドにスナップ」が選択されています このオプションが選択されていると ガイドから4ピクセル以内にあるページアイテムは 自動的にガイドにスナップします そのため、アイテムの配置に神経質になる必要はありません ドキュメントウィンドウで2ページ目を表示するため ページパネルで2ページのサムネールをダブルクリックします このページで テキストフレームの角を近くのガイドにドラッグします まず、選択ツール(黒矢印)をクリックして フレームの1つをクリックします 次に、左右のハンドルを直近のガイドまでドラッグします ガイドにスナップさせる機能を使えば、正確な配置が簡単にできます すべてのテキストフレームとグラフィックフレームで同様に操作します ページパネルで3ページ目のサムネールをダブルクリックして 3ページに切り替えます オブジェクトをサイズ変更すればガイドにスナップしますが このページには、幅の異なる2つの段組があります しかし、問題ありません マージンガイドと段組ガイドは単なる目安に過ぎないため 従うかどうかは任意です これらのアイテムは独自のレイアウトにします このとおり 2ページ目と3ページ目のレイアウトが統一されたのが 切り替えて見てもわかります マージンガイドと段組ガイドの使用を習慣づければ ページのデザインとレイアウトをすばやく統一でき 常に正確に配置できます
InDesign でこれらのチュートリアルをお試しください
印刷およびデジタルパブリッシングのためのページレイアウトとデザイン
