自動風景マスクを活用する

Lightroomの風景マスクを使えば 風景写真の各要素を ワンクリックですばやく分離し 領域ごとに補正を 加えることができます こんにちは、Glyn Dewisです このチュートリアルではLightroomの 風景マスクを紹介します 写真を領域ごとに補正する場合 この機能を使用すれば 手動でマスクを操作して 領域を分離しなくても 代わりにLightroomが やってくれるので 時間を大幅に節約できます この写真を使って 便利でパワフルな風景マスクの 説明をしていきましょう その前に まず右側の 「編集」セクションで 「プロファイル」を変更します デフォルトは「Adobeカラー」ですが 「アダプティブカラー」を使い この状態の写真を 出発点にしましょう 「適用量」で全体的な 効果を調整することもできます これくらいで ちょうどいいですね 次に、右側の 切り抜きツールを開くと 「角度補正」のところに 「自動」があります これをクリックするだけで 画像が自動的に 水平になります ほんの少し変わりましたね では、画面右側で 「マスク」セクションを開きましょう ここに「風景」という オプションがあります これをクリックしましょう すると自動的に 画像内の要素が 正確に解析されます 各要素が検出されると このように自動的に マスクが作成されます この画像では 4つの領域が検出されました 空 山 建築 水です このリストに カーソルを合わせると このように各領域が 赤いオーバーレイで 示されます 他の要素がある場合 例えば木や草 自然地盤、人工地盤などが ある場合でも Lightroomは検出してくれます さて、次はすべての チェックボックスをオンにします このチェックボックスもオンにしておくと 4つのマスクが別々に作成され 個々に調整が できるようになります 「作成」をクリックしましょう マスクパネルに 編集可能なマスクが 表示されましたね まず「空」のマスクを選択し 編集コントロールの 「かすみの除去」で スライダーを右へドラッグして 空を強調します 「明瞭度」も上げましょう これで美しい雲の 形やディテールが はっきりします 次の「山」のマスクには 手前にある 岩場の領域も含まれています これにカーソルを合わせると 水面から少し覗いている 岩の部分まで検出されて マスクが作成されているのがわかります 画像のメインは 灯台なので 岩の明るい部分に 目を奪われないように 「露光量」を少し下げますが 「テクスチャ」は上げて 岩の表面の ディテールを際立たせましょう よくなりましたね 灯台はもっと 存在感を出したいので 「建築」のマスクを選択して 「明瞭度」を大幅に上げましょう どのように変わるかは 一目瞭然です とても効果的ですね 最後は「水」です このマスクをクリックして選択し 用意されている 編集コントロールで 「ハイライト」を少し下げましょう あとは「明瞭度」を追加して この砕ける波を強調します すばらしいですね ごく短時間で 画像を美しく 補正できました 各マスクの右にある 目のアイコンをクリックすれば 補正前と補正後を切り替えて どう変わったかを 確認できます 水 建築 山 空がこうなりました マスクによる補正がまったく適用されていない 画像を確認するには マスクパネルの右上にある 目のアイコンを長押しします これが補正前 これが補正後です 以上がLightroomの 風景マスク機能です ご覧いただいたとおり 非常に効果的です 写真の各領域を すべて分離し 領域を選んで 補正を適用できるわけです 作業時間を大幅に短縮できるうえ クリエイティブな時間を 増やせます ぜひご自分の画像を使って 楽しんでください