Adobe Lightroomは写真を編集するだけでなく共有する機能もあり、自分が編集した写真をすぐにほかのユーザーに見せたり、見せてもらったりすることができます。
Lightroomが共有用のwebギャラリーを作ってくれるので外部のSNSを使う必要がなく、手間もかかりません。写真の選択や投稿、招待、「いいね!」やコメントなどの管理がLightroomだけで完結し、素早く簡単に写真の共有が行えます。

手順
共有したい「アルバム」の準備
QRコードやリンクで共有する
【Tips】 招待したい相手のみに共有する
※Lightroom iOS版 v.10.5.0を使用して操作しています。
Lightroomの共有機能は、「アルバム」にまとめた写真を共有する機能です。
ここでは「アルバム」が作られている状態から作業をはじめますが、アルバムの作り方も知りたい方はこちら を参照してください。
「Lightroom」を選択
「すべての写真」をタップし、「アルバム」の一覧を表示
共有したい「アルバム」を選択して写真を表示

写真を共有する相手として、不特定多数に公開する方法(誰でも可能)と、特定の相手に制限する方法(招待者のみ)があります。両者の違いは以下のとおりです。
誰でも可能:閲覧者を制限することなく写真を共有する設定です。Adobe IDやLightroomのアプリを持っていないユーザーでも写真を閲覧することができます。
招待者のみ:Adobe IDを持つユーザーを対象に招待メールを送り、招待されたユーザーだけが、写真を閲覧したり、投稿したりできる設定です。
まずは、素早く共有できる「誰でも可能」の設定方法をご紹介します。
「共有」アイコンを選択
「リンクの使用」部分が「パブリック:誰でも表示可能」になっていることを確認

共有の設定ができたら、相手に共有先を伝える作業に入ります。
QRコードを使う方法は、その場ですぐに共有したい時などに便利です。
また、SNSやメッセージアプリで共有したいときは、URLをコピーしてペーストすればOKです。
「QRコード」アイコンをタップするとQRコードが表示されるので、相手に読み取ってもらう
「コピー」をタップするとURLがコピーされるので、SNSなどで伝えることができる

これで、写真の共有作業は完了です。
「パブリック:誰でも表示可能」の共有は設定する項目が皆無で、素早く共有が楽しめます。ぜひ活用してください。
共有する相手を制限したいときは、「リンクの使用」を「招待者」に設定します。
その際、招待する相手のアクセス権(共有したアルバムに対して操作できること)の設定も行えるので、合わせて紹介します。
1.「パブリック:誰でも表示可能」をタップ
2. 「招待者のみ」を選択
3. 「プライベート:招待のみ」になっていればOK

これで、共有する相手が制限できました。
続けて、写真を見せたい相手に招待メールを送る作業に入ります。
4. 「ユーザーを招待」をタップ
5. 相手のメールアドレスを入力するか、「連絡先」アイコンから選択
6. 「アクセス設定」をタップ
7. 招待者のアクセス権を設定(下記参照)
8. 「送信」をタップして招待メールを送信
9. 「<」アイコンをタップして「共有と招待」画面に戻る

上記画像⑦の招待者のアクセス権には以下の設定があります。
表示可能:招待されたユーザーは、共有アルバムの表示、写真へのコメントの追加、お気に入りとしてのマークができます。
投稿可能:招待されたユーザーは、共有アルバムへの写真の追加、写真へのコメントの追加、「いいね!」を残すことができます。
編集と投稿が可能:招待されたユーザーは、共有アルバムへの写真の追加と、写真の編集が行えます。写真をJPG形式で書き出すこともできます。
これで、アルバムの共有設定をして、招待者にメールを出し終えました。
招待された相手は届いたメールに記載されたリンク先を表示すれば、共有アルバムの写真を閲覧したり、「いいね!」やコメントを送ることができます。
また、招待する相手を追加したりアクセス権を変更したいときは、上記画像④の「ユーザーを招待」(招待後は「メンバー」に変更される)で行えます。
Lightroomで写真を共有する面白さは、誰とでも素早く共有できるだけでなく、仲間同士で写真を投稿し合ったり、互いに編集して仕上がりを楽しんだりと、相互にやり取りができる点です。
【Tips】まで扱えるようになると活用の幅が広がるので、いろいろと試しながら写真を共有する楽しさを堪能してください。
【Lightroomモバイル版】
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インストラクター
桐生彩希
2025年10月2日