風景写真を撮るのが趣味で 編集もモバイルデバイスでやりたい方には モバイル版Lightroomの シーン強調クイックアクションが便利です AIの力を利用して 写真内の特定の領域だけを すばやく補正できます こんにちは アドビLearnチームのSeán Dugganです これからご紹介する シーン強調機能では 風景写真に含まれている 空、山、海や湖など いろいろな特定の領域を きわ立たせることや その反対に 目立たなくすることができます アイルランドの美しい風景です これを使って説明しましょう 編集画面で アクションをタップして クイックアクションを開きます Lightroomが画像を分析し この写真に適した クイックアクションの提案が表示されます 例えば人物が写っているなら そのような写真に適した クイックアクションの 選択肢が出てきます 次に「シーン」をタップすると Lightroomがシーンを分析します 数種類のおすすめプリセットが すぐに表示されました 提案されたプリセットを選ぶと 「量」スライダーで その効果をどれくらい 強く適用するかを加減できます 操作のコツを教えましょう 画像をタップすると 写真だけの表示に切り替わります もう一度タップすれば コントロールがまた現れます 「なし」のサムネイルを タップして選べば元の画像に戻ります 上にスワイプすると 画面の下部を見ることができます 「被写体」と「背景」の スライダーに加えて 画像から検出されたいろいろな領域の スライダーが表示されます この画像から検出されたのは「空」と 「山」 「草木」 「水」 「人工地盤」 「自然地盤」です さらに、家も認識されて 「建築」スライダーが表示されています これらのコントロールで 特定の領域を 強調することや控えめにすることができます 例えば、空を強調する側に振ると 空のコントラストや彩度が強くなり 反対に振ると弱くなります 空は元のままに戻しましょう その場合は 丸いスライダーをダブルタップすると リセットされます どの調整スライダーも この共通の操作方法で扱えます 山のスライダーを 左へ動かすとコントラストが弱まり 山の見た目が 平板で単調になります 逆向きに動かすと 今度はコントラストと 鮮明さが強まって シーンの中での視覚的な存在感が 際立ってきます このように領域を種類ごとに区別し それぞれに異なる補正を 加えることができます 次は水のスライダーを 右に動かして 青みを引き立てましょう 同じように 道路も調整したいと思います 道路は「人工地盤」領域として 認識されています そのスライダーを 右に動かすことで 路面の質感を くっきりと強調します これでいいでしょう 画像をタップして長押しすると 調整前の状態が見え 指を放すと 調整した状態の表示に戻ります 山、水面、道路に 加えた調整の効果を 見比べて 確認できます クイックアクションと シーン強調では 手作業での範囲選択や マスク作成をすることなく いろいろな領域を調整できることが 大きなメリットですが 実は、Lightroomによって マスクも自動的に作られています その意味を説明しましょう 右下のチェックマークをタップして シーン強調で調整を加えた内容を適用します 下に並んだアイコンを見ると マスクアイコンの下に ドットが表示されています これは、この画像に マスクが追加されたことを意味します アイコンをタップすると マスクコントロールが開きます 右側に並んでいる サムネイルは 先ほどシーン強調で作成された 山、水面、道路のマスクを 表しています 下にあるタブをドラッグして マスクパネルの表示を広げると マスクの名前が見えます これらの領域用の マスクがあるということは 他の編集操作にも使えるということです 例えば、道路の見え方を 暗くしてみましょう 道路マスクのサムネイルをタップしてから ライトパネルに移動して 「露光量」と「コントラスト」の スライダーを使って補正を加えます 「ハイライト」も強くして 路上のマーキングを明るくしましょう どうですか とても良い感じ 私のイメージしたとおりです チェックマークをタップして適用しましょう 画像を長押しすると 補正前の状態が表示され 指を放せば 補正後の表示に戻ります 圧倒的に良くなりました こんなに強力な画像処理を スマートフォンで すぐに使えるのは 最高に嬉しいことです モバイル版Lightroomの クイックアクションとシーン強調は 私の外出中の写真編集スタイルを 変えてしまいました とても便利に使えて、しかも 本当にきれいに仕上がるからです 撮ったままの写真から 改善し、洗練度を高めた画像を 即座に作って共有できます さあ、次はあなた自身で 自分の撮影した写真に すごい機能を使ってみてください
Lightroom でこれらのチュートリアルをお試しください
写真の画像調整、整理、共有
