「画像を生成」を使用して作成したオブジェクトで合成画像を作成します。
注意:付属のStockアセットは練習目的でのみご利用ください。利用条件を見る
合成画像で使用するAI生成オブジェクトを作成する
合成画像を作成する際に、「画像を生成」を使用して、カンバスを塗りつぶしたレイヤーにオブジェクトをすばやく作成します。レイヤーマスクを使用してオブジェクトを分離します。次に、Photoshopの生成AIツール以外の他のツールを使用して、合成画像内のオブジェクトを変形し、スタイルを設定します。このテクニックにより、ワークフローを高速化しながら合成プロセスを制御できます。
思い通りのストック画像が、見つからないときは、Photoshopの「画像を生成」機能を使って、合成画像に必要なオブジェクトを生成できます。私の名前はJesús Ramirezです。このビデオでは、合成画像の要素をPhotoshopで直接作成し、従来のツールを使って自然に合成する方法をご紹介します。
この画像で、マジシャンがトランプのカードを投げているように見せたいと思います。Adobe Stockの数あるカードの画像の中から選ぶこともできますが、この画像では、とてもユニークで、しかも簡単に作れる。カードを使用したいと思います。Photoshopの「画像を生成」は、まさに最適な機能です。カンバス全体に画像が生成され、下のコンテンツによって影響されません。画像を生成ボタンの方が、生成塗りつぶしよりも、柔軟に画像を生成できます。画像の生成も、後から適用する変形もより細かく設定できるからです。では始めに、ツールバーの下部にある。「画像を生成」ボタンをクリックします。このウィンドウで、プロンプトに「白一色の背景で、真ん中に凝ったデザインのハートがある中世のハートのエースのカード」と入力します。次に、フォトリアルな画像を生成するために、「コンテンツタイプ」の「写真」ボタンをクリックします。スタイル参照画像を使用すると、その画像と似たスタイルの画像を生成できます。また、生成画像に効果も適用できますが、ここでは、どちらも必要ありません。「生成」をクリックすると、プロンプトにもとづいて、3つの画像が生成されます。これらの画像は、カンバス全体に生成されており、下の画像による影響を受けていません。タスクバーの矢印アイコンをクリックすると、生成結果を順に確認できます。どれも見事で、一般的なストック画像よりも、はるかに優れた画像です。この画像を使用します。まさに意図通りの画像で、特に真ん中のハートがすばらしいですね。
では、Photoshopに従来からあるツールを使って、このカードを画像に合成します。まず、背景を取り除きます。ツールバーで、オブジェクト選択ツールを有効にしてから、カードにポインターを合わせます。カードにオーバーレイが表示されたら、クリックして選択します。選択された状態で、レイヤーパネルに移動し「レイヤーマスクを追加」アイコンをクリックして、背景を隠すマスクを作成します。今回は、背景がきれいに除去されましたが、画像によっては、マスクの微調整が必要な場合があります。ブラシツールを使って黒でペイントすると、その部分も見えなくなり、白でペイントすると、隠れた部分が見えるようになります。次に、レイヤーパネルで、このレイヤーを右クリックしスマートオブジェクトに変換します。これによって、調整やゆがみフィルターを適用できるようになり、いつでも変更することができます。では変形するために、WindowsではCtrl+T、MacではCommand+Tを押します。カードを右クリックし、「多方向に伸縮」を選択します。次に、変形ハンドルをドラッグして、マジシャンが、カードを投げているように見せます。カードの中央をドラッグすると、位置を変更できます。終わったら、WindowsではEnterキー、MacではReturnキーを押して、変更を確定します。より自然に見せるために、ぼかしを追加しましょう。それには、フィルターメニューから「ぼかしギャラリー」「パスぼかし...」の順に選択します。ここで、青い矢印をドラッグして、ぼかしの方向を変更し、速度スライダーで、強度を調整します。納得のいく見た目に調整できたら、「OK」ボタンを押してぼかしを適用します。うまくできましたね。見事な合成画像に仕上がりました。
今回は、合成画像に使用する。カスタムオブジェクトの生成方法をご紹介しました。皆さんもぜひお試しください。以上、Jesús Ramirezでした。ご視聴ありがとうございました。