Photoshopでの合成画像作成には 写真の合成に使用できるテクニックが 多数あるという利点があります レイヤーパネルの描画モードは 実用性という点でも 効果という点でも 面白い使い方が できます こんにちは、アドビのLearnチームの Seán Dugganです 一部の合成画像では 描画モードが とても役に立ちます このチュートリアルでは 描画モードが画像合成に 果たす役割を 理解するうえで重要な概念を 説明します 私がすべてのレイヤーを 作成した合成画像です これを使って 描画モードの働きを説明します ご自分で画像を合成する際の 描画モードの使い方も 紹介します まずは上2つのレイヤー 白背景の青いリボンと 黒背景の青いリボンを使用します 白背景の青いリボン から始めましょう 混乱しないように もう一方のレイヤーは 非表示にしておきます レイヤーパネル上部の描画モードメニューを クリックして開き すべての描画モードを表示します メニュー内の様々な描画モードに カーソルを重ねると 画像上にその効果がプレビュー表示されるので 個々の描画モードが 写真にどう影響するかを確認できて とても便利です 描画モードがグループ分けされていることにも ご注目ください これは重要です メニュー上部にある 2つのグループは それぞれ「比較 (暗)」と「比較 (明)」が 1番目にあり 描画モードが画像にどう影響するかが わかるようになっています この暗くするグループの描画モードでは アクティブレイヤーのカラーやトーンを 下のレイヤーと比較して レイヤーごとに暗い方が 表示されます また、これらの描画モードでは 白い部分は表示されません 例えば ここで選んでいる 「乗算」描画モードでは このレイヤーの白い部分は 表示されませんが 青いリボンの暗い部分は 下のレイヤーよりも 暗いため 表示されています 暗くする描画モードは 白または明るい色の背景に 暗い題材がある場合に それを写真に簡単に合成できて とても便利です 明るくする描画モードでは アクティブレイヤーのカラーやトーンを 下のレイヤーと比較して レイヤーごとに明るい方が 表示されます このレイヤーには 白い背景があり 女性のポートレートよりも 当然かなり明るいため 下のシーンを覆ってしまい うまく表示されません このレイヤーは非表示にし 黒背景の青いリボンのレイヤーを クリックして アクティブにします このレイヤーを 「比較 (明)」描画モードに設定しましょう うまくいきました いい感じになりましたね この「比較 (明)」モードのほかに 「スクリーン」 「覆い焼きカラー」 などのモードもあります 「スクリーン」に設定しましょう 明るくする描画モードで 重要なのは 黒い部分が 表示されないという点です ですから、このレイヤーの黒い部分は 合成画像ではまったく表示されていません 明るくする描画モードは 黒または暗い色の背景に 明るい題材がある場合に それを写真に簡単に合成できて とても便利です 続いて、残りのレイヤーについて 見ていきましょう 黒背景の青いリボンのレイヤーを 非表示にして Night Cityレイヤーの 表示をオンにし クリックしてアクティブにします 描画モードは「スクリーン」に設定し 下のポートレートに 二重露光効果を作成しましょう 女性の顔の明かりが 気に入らないので レイヤーパネル下部の レイヤーマスクを追加アイコンをクリックし ブラシツールで マスクを黒でペイントして 顏の部分の明かりを取り除きます レイヤーマスクに黒を追加すると レイヤーのその部分が隠れるのです 次にPortraitレイヤーをクリックします このレイヤーのレイヤーマスクは 今は無効になっています メインメニューで 「レイヤー」 「レイヤーマスク」 「使用」の順に選択します これでレイヤーマスクが有効になり City Artレイヤーが表示されて ポートレートの新しい背景が 作成されます レイヤーマスクの有効・無効は Shiftキーを押しながらマスクのサムネールを クリックして切り替えることもできます Night City copyレイヤーの表示をオンにして 選択します これは上のレイヤーと同じ 都会の画像ですが 水平方向に反転してあります 描画モードメニューで このレイヤーには「オーバーレイ」を選択します 描画モードによって アクティブなレイヤーと 下のレイヤーの合成方法が変わります このレイヤーのコピーを 作成したのは 下のCity Artレイヤーの左側に ビルの明かりをたくさん 追加するためでした 「オーバーレイ」モードが強すぎるようなら 「ソフトライト」も試してください レイヤーの不透明度を調整して 描画モードの効果を弱めることもできます 最後に 黒背景の青いリボンのレイヤーに戻って 表示をオンにします このレイヤーの描画モードは 「スクリーン」に設定されています この合成画像では リボンがしなやかな長い髪のように見えて いい感じですね このレイヤーにもレイヤーマスクを追加し 黒でペイントして 女性の顔の白い線を 隠しましょう いいですね City Dreamsポートレートが 素敵に仕上がりました レイヤー描画モードは ほかにもたくさんあります ぜひご自分の画像で 試してみてください 描画モードの機能の 基本概念を 理解すれば 一般にどのような効果が あるのかがわかり それらを効果的に使用しながら 画像を合成できるようになります
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