調整レイヤーを使用して複数のクリップにエフェクトを適用する

調整レイヤーにカラーグレーディングを適用する

まず、極端な彩度の カラー処理を施しましょう 「新規項目」ボタンをクリックし 「調整レイヤー」を選択します デフォルトのままで このシーケンスの設定に合っているので 「OK」をクリックします 次に、「調整レイヤー」をV2に ドラッグ＆ドロップし エフェクトを適用するすべてのクリップ上に 配置します ちなみに、私はこのシーケンスに 海のBGMを 追加しています ご自分でBGMを探す場合は エッセンシャルサウンドパネルで検索して プロジェクトにドラッグ＆ドロップ するのですが ここでは割愛します では、エフェクトを追加しましょう 標準的な ビデオエフェクトもあれば カラー補正エフェクトもあります 極端な彩度にするには 調整レイヤーを選択して 「Lumetriカラー」を開き 「基本補正」で 基本的な補正を加えます 「彩度」 「露光量」 「コントラスト」を上げ 「白レベル」も 少し上げましょう これが適用前、こちらが適用後です 少しだけ再生しましょう シーケンスの すべてのクリップに 適用されていますね こうした処理を施す場合 だけでなく 変更を加える場合にも とても便利です 例えば、独創性を求める クライアントの要望で 青系を深紫に 大胆に補正する場合 調整レイヤーを使えば 簡単です 下の「カーブ」カテゴリに 移動して 「色相／彩度カーブ」の 「色相vs色相」を使用します 海水はすべて 同じ色なので このスポイトツールを クリックして 海水の青をサンプリングします この青いコントロールポイントを 下にドラッグして 目的の深紫に 合わせます さらに下げればピンクや赤になり 上げれば緑になりますが このあたりの色に しましょう タイムラインをスクラブすると ご覧のように 海水はすべて紫になっています 続いて 別のエフェクトを追加しましょう エフェクトパネルを開いて

調整レイヤーにエフェクトを追加する

ライティングエフェクトを追加します 「ビデオエフェクト」の 「Lights & Blurs」から これを試そうと 思いますVolumetric Raysです これを調整レイヤーに ドラッグ＆ドロップします エフェクトコントロールパネルで 下にスクロールすると 先ほど使った Lumetriカラーエフェクトがあり さらに下にVolumetric Raysがあります たくさんのパラメーターを 調整できますが この「Surprise Me!」

ボタンを 使うと これらのパラメーターが ランダムに調整されます 好みの外観になるまで これをクリックします これが面白いですね 残りの映像を 確認してみましょう クラゲが光を 放っていますね また再生してみましょう 上出来ですね プロジェクトパネルに戻って 調整レイヤーの もうひとつの優れた点を お見せしようと思います

様々な調整レイヤーで複数のルックを表示する

これでひとつ できましたが もうひとつ作ってみましょう 同じ調整レイヤーを V3にドラッグ＆ドロップして ドラッグします V2をオフにして V3を編集しましょう とても簡単です 「クリエイティブ」カテゴリに 移動して このリストからLookを 選択するだけです 「SL Bleach HDR」を選択し 強さを少し上げて 再生しましょう これで、クライアントから 作品を見せるよう求められたときに 「こちらがオプション1、 こちらがオプション2です」と 言うことができます このように、調整レイヤーは 複数のクリップの外観を 一括して変えるのに便利で 柔軟性、効率性、創造性を 高めることができます